雪稜登攀 堂満中央稜・ルンゼ
- GPS
- 08:09
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 870m
- 下り
- 806m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ワカン
ヘルメット
登攀用具
|
---|---|
共同装備 |
30mWロープ6本
無線機
|
備考 | 除雪用スコップは車に搭載しておく方が良い! |
感想
三宮、西宮各集合場所から堂満岳に向かいます。
イン谷口で合流し中央稜目指して出発しました。駐車場から雪が積もり、お天気も良く白い世界に気分も上がります。1時間ほどで第一ルンゼ取り付き、堰堤を超えた所でアイゼンを付け、装備を整え出発します。雪が積もった急登を汗だくになりながら1ピッチ目に到着。いよいよ今回のメインに突入です。3人ずつの3班に分かれて登って行きます。少しはなれて見ていると登れそうに見えていたのですが、すぐ下に行くとどう取り付いたらいいのか……、いつもの岩登りと違い、雪がついた岩に手袋をはめて厳冬期用の重い靴を履きアイゼンを付けザックを背負っているし、簡単には行かず苦戦しながらもなんとか登り切り「ホッと」一息。先行に他のパーティーがいるようで2ピッチ目で20分程待ちスタート。次は垂直に切り立った岩。中間に斜めに切ら込みがあり手がかりも足がかりもありそうなのになかなかいい感じにバランスが取らず、自分の身長もない壁なのに登れません、「ロープ張っているから大丈夫」とのCLの声に励まされながら、気持ちを落ち着つかせアイゼンの爪を信じて2ピッチ目クリア。そして3ピッチ、4ピッチと登りチムニーに突入。本当に煙突の中のような細い壁の中に足を踏ん張り岩は崩れそうなので、なるべくしっかりした木の根元を掴みよじ登っていきました。稜線に出ると雪深い急登でしたが、さっきまでの緊張も解れちょっとハイキング気分に。堂満岳山頂に着き記念撮影し、そこから展望を楽しみ下山です。下山ルートは最短で帰れるルンゼを下ります。ふかふかの雪に急斜面、見た感じ面白そうなのですが、下り始めるとなかなか難しいです、お尻で滑ろうとするとあまりのスピードにちょっとビビッて、私は後ろ向きに地道におりました。前方の尻滑りで降りて行く皆さんの姿は楽しそうです。登りよりも下りで体力を大分奪われました。
登山口に着くころには日が暮れて、車までの道からは綺麗な夜景がみられました。
今回初めての体験ばかりで緊張の連続でしたが、色々新たなことにチャレンジできておもしろかったです。(SAS)
<コース状況>チムニー核心部は岩が崩れやすそうです。
2週続けて堂満に来ています。今回は”中央稜の冬季登攀”が目的。天候に恵まれ、気持ちよく登れました。噂に聞いていた2P目は残置ハーケンのある直登ルートを選択でき楽にクリア。次に出てきた”チムニー”で、アイゼンに回収したスリングが絡まり、手こずりました。経験して初めて分かることが、いろいろとあり勉強できたクライミングだった思います。また、機会があればバリエイションに挑戦します。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する