飯豊、二王子岳1420mパウダー
- GPS
- 08:19
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,442m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 登り6時間 下り2時間 標高範囲 100m〜1400m 気温 2度 温か 山で会った人 前日20人、当日4人 森林限界 冬は1200mから真っ白稜線 ハイマツ なし 日帰り温泉 聖籠ざぶーん 電源資本 Black Diamond/justice/fatski 175cm/137mm/110mm/120mm |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO195
飯豊、二王子岳1420mパウダー
飯豊は東北の南アルプスだと思う。冬は標高100mの南俣集落脇から登るというのに、これが人気で土曜日の午後に20人も降りてきた。但し頂上風雪で直下で敗退したという残念。だから翌日曜日の雨予報にいくが、これが案外晴れてよかったりして。
朝4時に現地に着いて星空。4時半に出て、これなら何とか上に出られるか。新発田の町からすぐそこにデーンとそびえるのが二王子。飯豊の西方末端の孤立峰かと思っていたが、さにあらず。集落脇の歩道は、豪雪の後でもいつでも人の踏み跡があって、どうしてかと思っていたが、地元農家のおじいさんが犬連れ散歩道になっていて、時としてうんこが真ん中に落ちていたりするのだが。
昨日午後に少し入った知った道を上がって、1時間半くらいで神社。夏はここがスタート地点になるが。今でも水が流れて有難い。水飲み休憩。
さらに少しで杉植林が終わるころに、6時過ぎの日の出。昨日はここまで来たが、どうにか行ける感じに。ここから標高800mくらいまでが一番の急登で、前日の滑降跡が縦横無尽に走っていて、それたどって上がっていく。
その上の平坦地に避難小屋があるのだが、知らずに通過。穏やかになってブナの枝にエビのしっぽがついて、キラキラ。太陽が出てまさか晴れと感動するが、まもなく高曇りに。
狭い尾根になったりしてドンドン登るが、割と細いブナが多くて、しかも密林。
1200mを超えると冬は森林限界っぽくて、真っ白な高層湿原の穏やかな稜線になるけど、樹林がすべて消えるとそれなりにプレッシャーも。赤旗があるのと、遠くに頂上の小屋が見えるから気は強いが。
無風だから、真冬の雲上の散策気分で歩いていくが、まさか雪庇を踏んだりしないようにとか、ガリガリに躓かないようにとか気遣って、そのうちに後続がひとり来た。速いのだこういう人は。夏道のようにどかどか登って行って、その後からついていく。最後は雪上の楽園のようになって、雪は固くなったが、平たんをドンドン歩いて、ついに小屋のある頂上に着いた。そこに来てついに向こうに朳差から大日岳まで、飯豊の全展望が。南に粟ヶ岳、守門岳も。高曇りだが遠くまで見渡せ。二王子から縦走路に道がないから孤立っぽいけど、門内岳へ続く稜線は、60年前の南アと同じように、まだ整備されてなくて、縦走路ない。南で異様に真っ白なのは、大日から蒜場への稜線だが、これも道なし。飯豊の未開拓未開発なんて、実によくわかる。今日はほかに4人いて、5人だけ。それでも人気の山だ。登り6時間。
下りはいつものように上半はパウダー、下はベタなのだが、大満喫で戻る。
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コメント
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こんばんは 冬季駐車場に着いて誰も居ない車が一台で泊りかなと思いました。
私の手前に先行者が居たのですがこの方もスキーどこから取り付いたか分かりませんが?スノーシューの跡は皆下山方向… 少し不思議な感じしながら独標にて先行のスキーの方かわし、その先の急登でsptakaさんを確認出来ました。
興味深い車への夏でも冬でも100名山の記載に話してみたいなと思い油こぼし途中にてお話ししました
まさか飯豊連峰がクリアーに見えるとは思っていなくて歩いて良かったですね 本が楽しみです、またどこかでお会いできると良いですね。
遠征お疲れさまでした
でしたねえ。二番目のスキーヤーはヒールフリーで地元の人でしたが、下りは相当に早くて追い抜かれましたよ。
ああしかし、その前日に会った人たち「明日は雨でダメに決まっている」が、下越は天気の推移が半日遅くて、前日はずっとガスで登頂できずに、ということは翌日の低気圧が西日本に来る頃が、案外その隙間に晴れるだろうと、まさにそうでした。車中泊したんですよ、24時間営業のカラオケ屋の最奥で。んなこともう二度としたくないですが。
実はその前日の3日の節分に、コンビニ恵方巻を食いながら関越を下っていたのは、実は北北西の恵方の方角だったのが、晴れたのかとよかった。二王子から門内の稜線なんて、歩けないんだろうなあ、きっと。またどこかで。
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