風雪の硫黄岳＋厳冬期テント泊（−12度）（行こう！歯科健診登山部）

2017年02月11日(土) ~ 2017年02月12日(日)

• GPS: 26:43
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,327m
• 下り: 1,328m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:53
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:03

距離 13.4km 登り 1,312m 下り 574m

6:04 美濃戸口
6:04 八ヶ岳山荘
6:54 6:56 やまのこ村
7:02 7:18 美濃戸山荘
8:10 堰堤広場
9:14 9:53 赤岳鉱泉
10:01 10:04 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
10:09 ジョウゴ沢
12:12 赤岩の頭
12:41 12:43 硫黄岳
13:02 赤岩の頭
13:55 14:01 ジョウゴ沢
14:02 14:04 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
14:07 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 2:12
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:15

距離 6.8km 登り 15m 下り 739m

6:28 赤岳鉱泉
7:03 堰堤広場
7:38 7:41 美濃戸山荘
8:43 八ヶ岳山荘
8:43 美濃戸口
8:43 ゴール地点

写真

2/10 21:52

診療後、荷物をまとめて八王子へ。
今回はテント泊なので荷物が多いです。
モンベルのアルパインダウンハガー＃1で、厳冬期に八ヶ岳においてどれだけ快適に寝られるかのテストです。

毎日あるぺんの夜行バスで美濃戸口まで。
もっと増便して欲しいものです。

2/11 1:08

雪の談合坂サービスエリア。
クリニックのある川崎も雪でした。

2/11 1:23

看板も雪まみれ。

2/11 1:23

談合坂でこの有様なら、八ヶ岳はどんな感じかな？

2/11 5:58

八ヶ岳山荘で装備を整え、出発します。

2/11 6:04

毎度の事ながら、長い林道歩き。
−10度を下回っている為、アイゼンが鳴き砂のような音を立てます。

2/11 6:07

月。

2/11 6:12

手元の温度計で−10度。

2/11 6:56

赤岳山荘の軽トラ。
荷台は雪でみっちり。

2/11 6:56

赤岳山荘のミニアイスキャンディー。

2/11 7:14

美濃戸山荘前にて。
春までお休みのようですが、トイレは使えます。
なんとウォッシュレットまで！ありがとうございます。

2/11 7:17

赤岳鉱泉から硫黄岳を目指すので、今回は北沢ルートです。

2/11 7:47

林道ですが荷物が重くて辛い...
水、食料入れて15キロくらいだと思うのですが...
持病の腰痛が...
10キロ以下ならどれだけ歩いても平気なのですが...

2/11 7:49

林道。
THETA360度画像。

2/11 8:11

堰堤広場。
雪で段差が埋まっています。

2/11 8:17

雪で階段がほぼ埋まっています。
歩きやすい。

2/11 8:19

登山道の段差もあらかた埋まっています。

2/11 8:30

川沿いの木道も埋まっています。

2/11 8:47

雪に埋もれた森を進みます。

2/11 9:17

今季4度目の赤岳鉱泉。
アイスキャンディーは来る度に育ってます。

2/11 9:17

アイスキャンディーと自撮り。

2/11 9:21

アイスキャンディー前にて。
THETA360度画像。

2/11 9:43

朝9時半。
-12度。

2/11 10:02

（この時点では）硫黄岳〜天狗岳〜北横岳縦走を目論んでいたので、赤岳鉱泉はスルーして赤岩の頭に進みます。
THETA360度画像。

2/11 10:03

樹林帯をジグザグに登っていきますが、腰が痛い...
先月の行者小屋テント泊より荷物を軽くした筈なのですが、うーん...

2/11 10:04

しばしば立ち止まり、首、背中、腰を伸ばすと少しだけ楽になりますが、すぐまた腰が痛くなります。

2/11 10:52

標高をあげるにつれ、風が強くなってきたのでゴーグルを装備。

2/11 11:13

腰の痛みが強くなってきた為、硫黄岳〜天狗岳〜北横岳縦走の計画を変更し、硫黄岳往復赤岳鉱泉テント泊に切り替えます。
テント泊の荷物をデポし、行動食と予備のグローブだけで硫黄岳へ向かいます。

2/11 11:54

モフモフの木。

2/11 11:54

赤岩の頭に近づくにつれ、傾斜が強くなります。

2/11 12:02

赤岩の頭直下、急傾斜のトラバース。

2/11 12:05

角度はこんな感じ。
先日の赤岳〜横岳〜硫黄岳縦走において、鉾岳のトラバースで20m滑落したことを思い出して緊張しました。

2/11 12:12

赤岩の頭。
下山中の方によると
「殆どの人はここで引き返していた」
とのこと。

2/11 12:12

硫黄岳山頂方向。
風は強いですが、まだ12時ちょい。
雪庇を踏み抜かぬように、稜線の露出した岩に沿って進めば問題なさそうです。
進むことにします。

2/11 12:12

風が強く、視界は50m程度。
バラクラバで完全に顔を覆います。
THETA360度画像。

2/11 12:16

時折膝下ラッセル。

2/11 12:35

岩場を越えていきます。

2/11 12:35

山頂手前の岩場。
THETA360度画像。

2/11 12:42

硫黄岳山頂到着。
iPhoneで自撮りしてますが、雪山の天候悪化時は画面が殆ど見えないので、十数枚テキトーに撮影して、きれいなやつをUPしています。

2/11 12:42

ケルンが見えます。
ちなみに山頂の気温は-15度でした。
体感温度はもっと低かったかと。

2/11 12:43

硫黄岳山頂、THETA360度画像。
直ぐ側にあるはずの爆裂火口が全く見えません。

2/11 12:43

長居は無用。
さっさと引き返します。
見事なエビの尻尾が付いた標識。

2/11 12:44

ロボット雨量計跡の中で休憩できそうですが、早く降りたほうが安全でしょう。

2/11 12:54

視界不良。
iPhoneのGPSで、現在地をこまめに確認しながら降りていきます。

2/11 13:09

樹林帯まで降りました。
取り敢えず安全地帯。

2/11 14:11

デポしていたテント泊の荷物を回収します。
背中側が汗で濡れています。

2/11 14:15

赤岳鉱泉でテント泊の受付。
「本日、文三郎道で雪崩が発生しました」
との告知！
「赤岩の頭頂上直下、文三郎尾根、地蔵尾根等で雪崩発生の危険が高まっています。」
「ご自身で雪の状況を判断できない方の入山は推奨できない」
ギョエー！今降りてきたとこだよ！
明日の朝、天気が回復したら赤岳に登ろうと思っていたのですが、止めておくことにします。

2/11 14:15

事故発生箇所のポスター。

2/11 14:15

赤岳鉱泉、安全登山啓発キャラクターの北沢イオちゃん。
うーん、可愛いことは可愛いが...萌えというには弱い...
では「萌えとはなんぞや」と聞かれると困りますが...

2/11 14:16

センスのいい赤岳鉱泉、行者小屋ステッカー。

2/11 14:22

アイスキャンディーで遊ぶ方々。

2/11 15:05

アイスキャンディーと「行こう！歯科健診」ヘルメット。

2/11 15:19

よくこんな寒い中、テント泊をするもんです。
私もですが。

2/11 15:19

全部で20張くらいはありました。

2/11 16:23

ジェットボイルでお湯を沸かし、カップ麺とアルファ米で早めの夕食。

2/11 16:49

先日購入したアルパインダウンハガー＃1（モンベル）はすごく良かったです。
コンフォート温度は-4度表記でしたが、この日-12度まで冷え込んだ赤岳鉱泉ですが、殆ど寒さを感じること無く熟睡できました。
ちなみに、マットはサーマレストのリッジレストソーラー・レギュラーを二つ折りにしたものに加え、ソーライト・スモールの計3枚重ねです。
足がはみ出る部分には、ソーライトの切れ端とザックを敷いています。

2/11 19:04

赤岳鉱泉は大盛況でした。

2/11 19:05

雪を溶かすのがめんどいので、水をもらいます。

2/11 19:20

テルモス（ワンタッチオープンタイプ）に入れていた水が凍っていました。
ワンタッチの蓋の部分から凍っていたようです。

2/11 19:23

安全登山啓発キャラクター、カモシー。
コレは萌えない。

2/11 19:23

ノースフェイスの宣伝コーナー。

2/11 19:35

夜7時半。
テントの中は-4度。
寝袋にすっぽり入ってしまえば、殆ど寒さを感じませんでした。
つま先と腰にホッカイロを貼ってはいますが。

2/11 19:40

テントの内側は霜だらけ。

2/12 3:37

3時半に起床。
-12度。

2/12 3:48

カップ麺とココアで朝食。
カップ麺は、カップごと持ってきたのが1食分。
カップの中身だけ抜いて持ってきたのが1食分。
使用済みのカップに中身を移して作ってみましたが、味は全く問題なしでした。
今度からコレで行こうと思います。アルファ米よりも早く出来るし、簡単でいいです。

2/12 3:48

調理後にテント内の温度は0度。
火を使うと温まりますね。

2/12 5:07

アイスキャンディーの裏側と月。

2/12 5:59

サコシュに入れていた点鼻薬が凍っていました。

2/12 6:13

月とアイスキャンディー。
絵になります。

2/12 6:16

テント撤収完了。
一晩ホカホカの寝袋で寝たら、腰痛はほぼおさまりました。

2/12 6:25

アイスキャンディーと私。
朝6時半。時間的には赤岳往復は可能ですが、雪崩注意の告知を見た事と、腰の具合が不安なので今日はこのまま下山することにします。

2/12 6:32

橋も雪で埋もれています。

2/12 8:09

朝日。

2/12 8:43

無事下山。
けがなくてよかったね！

2/12 9:27

八ヶ岳山荘で入浴後、チキンカレー。
美味しゅうございました。

2/12 9:36

リブバックに入れていた水がカチンコチンになっていたので、ストーブの前で溶かします。

2/12 11:38

帰りの特急あずさでどら焼きとお茶。

2/12 12:15

電車内から富士山。
冬富士チャレンジもそろそろ再開せねば。

撮影機器：

RICOH THETA S RICOH

iPhone 7 Plus Apple

感想

wakodental

厳冬期硫黄岳+赤岳鉱泉テント泊。

☆

「行こう！歯科健診ヤマレコで見てます」と声をかけて頂く事が増えてきました。
歯科健診を広めるために山に登っていますので、ありがたいことです。

是非お近くの歯科医院で、定期的な歯科健診を。

歯が健康なら登山も楽しめます。

☆

当初は硫黄岳〜天狗岳〜北横岳テント泊縦走の予定だったのですが
・テント泊の荷物（14キロ位）で持病の腰痛が再発した
・天候が悪く、硫黄岳〜天狗岳のルートに不安があった
ので、硫黄岳ピストンに変更しました。

先日購入したアルパインダウンハガー＃1（モンベル）とリッジレストソーラー二枚折り+リッジレストソーライト+足先と腰にホッカイロの組み合わせで、-13度のテント泊で殆ど寒さを感じず熟睡できたことは収穫でした。

腰痛は20年来の持病ですが、どうも荷物が13キロを越えると再発するようです。13キロ以下なら殆ど問題はないのですが...

誰しも「多少の不調」を装備ややり方を工夫して、うまくつきあっているので、そうするしかないのでしょう。厳冬期は山小屋泊メインでやればいいのかな。

帰りの茅野駅で、先日に続いて南谷真鈴さんにお会いしました。その後歯科健診は行きましたか？と聞いておけばよかった...

コメント

iwaemon

赤岳鉱泉でテントお見掛けしましたよ。
写真NO５３にうちの相方が右端に私は左側に写ってます
「よくこんな寒い中、テント泊をするもんです。」(笑)
ほんとですよね＾＾
黄色いウェアの方をテン場で良くお見掛けしてました。
wakodentalさんと分かってたら声をおかけしたのに・・・残念です。

昨年から通い始めた歯医者さんでようやく虫歯で
とった型を埋めてもらいます 　

wakodental

Re: 赤岳鉱泉でテントお見掛けしましたよ。
＞黄色いウェア
トイレに行く度に「テントを畳んで小屋止まりに」という誘惑と闘っていました。
今度見かけたら是非声をかけて頂けると嬉しいです。

＞歯医者さん
治療が終わったら今度は虫歯にならないように、定期健診をお勧めしますm(_ _)m