3シーズン目の雪の大山登山は標高1600mで撤退
- GPS
- 06:32
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 834m
- 下り
- 837m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:19
天候 | 雪時々曇り、一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4駆のマイカーで博労座駐車場横の屋内駐車場へ(1500円/日)。 屋外駐車場は1000円/日。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山登山口へのアクセスは、南光河原駐車場の先から桝水高原へ繋がる横手道の下山キャンプ場付近で雪崩のため通行止めになっていた。 米子インターから上がる大山寺への道路は凍結はなく、この度は立ち往生する車はなかった。 2,3日前から降り続いていた雪で、前日に付いたと聞いていた6合目までのトレースも消えていたよう。 広島山岳連盟ユースチームの上級クラスが朝6時半頃から腰ラッセルで頑張ってくれていたようだが7合目で撤退。 私達は朝8時半過ぎに情報館出発し、トレースを辿らせてもらい楽々登ることができ7合目あたりで先行グループに追いついたが先行グループのほとんどが7合目で撤退。 後発グループの私達と山スキーの友人二人組のパーティ、福岡から来たという4〜5人のパーティと松江のソロの常連の方がその後行けるところまでと進んだが、先頭に立ってくれた常連の松江の方がラッセルしてくれた。 山スキーの二人組は曇り始めた8合目手前でドロップしたが、登山者はそのまま進んだ。 たまに晴れ間が見え視界も良好だったのが、この後ガスに包まれ視界が消えていき1600m付近までは目印で建てられていたポールを辿り進めたが、その先はトレースもなくポールも倒れたりして目印もなくホワイトアウト状態。 進んだ道に目印として使うポールもなく、ちょうど昼間の天気の崩れが重なりそうな気配で1600mで撤退を決定。 ちょうど1,600mでもう一人のソロの松江の常連さんが追いついてきて、もう少し先まで行こうと言っていたが、結局ここで全員撤退。 もう一組夫婦が登ってきていたが、この方たちも途中で撤退した模様。 この直後、8合目付近で目に留まった西から発生していた積雲に飲まれ雪が降り出し、登ってきた際のトレースはみるみるうちに消えかかっている状態に。 年間を通して何度か訪れている山で、何となくルートは分かっているつもりであったが、東側には雪庇がかなり発達しており、6合目付近はクラックも一つ入り、下りが苦手な私達は深雪に足を取られつつ他のパーティとはぐれてしまい、初のややホワイトアウト状態を体験してドキドキしながらも6合目下の樹林帯が見え始めたときにはホッとした。 前日、地元のパトロールの方が6合目の避難小屋の入り口を掘り出してくれていたそうだがこの日は全く分からないくらいに埋もれていたようで、結局7合目あたりまでツボ足で上がってきていたがそこでワカン、スノーシューを装着した以外は樹林帯の5合目で軽く休憩をとったぐらいで、他は風をよけるところもなく、避難小屋のありがたさを実感した。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 豪円湯院 大人600円 手拭いサイズのタオルの貸し出しつき http://www.goenyuin.com 【寿庵】 大山ホワイトリゾートに近いところにあるゲストハウス。 常連さんたちが良く集って情報交換をしており、宿ではあるが日中はちょっとしたカフェ風になっている。 行動食などを持ち込むと、コーヒーは200円で2杯ドリップしたものを入れてもらえる。 http://www.daisen-guesthouse-juan.com/ |
写真
装備
個人装備 |
メインザック
(ザックカバー)
登山靴・靴下
スパッツ
ダブルストック又はピッケル
アイゼン
冬用アウター上下
オーバー手袋
手袋
インナー手袋
替え手袋
防寒用帽子
目出し帽
ゴーグル
サングラス
防寒着(ダウン
フリースなど)
スタッフバック(防水袋)又はビニール袋
わかん又はスノーシュー
ビーコン
ゾンデ
スコップ
行動食・非常食
飲料
テルモスなどの水筒
シェラフカバー又はツェルト
ナイフ
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
計画書
GPS
筆記具
保険証
運転免許証
携帯電話
カメラ
時計
財布
ティッシュ
バンドエイド
タオル
クマよけ鈴
日焼け止め
ロール紙
|
---|---|
共同装備 |
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
医薬品
車
|
感想
3年ぐらい前から条件が良ければ厳冬期の雪の大山登山に挑戦し始め、今年も先日の日曜日に行ってきました。
当初は関西の山友も合流して、土曜日に氷ノ山スノーシューハイク、日曜日に大山登山の予定でした。
ところが今年は、ちょうどこの週末にかけて大寒波がやって来るという週間天気予報に、関西の友人は不参加となり、山陰の仲間の初心者組もキャンセルに。
私とBwest23さんは、さすがに土曜日の氷ノ山は中止にしたものの、この3年ほど1年を通して何度か一緒に大山へは行っていたのと、状況次第では麓でスノーシューで楽しんでもいいかなと思い、体力と装備はあったのでとりあえず決行することに。
二人だとプラン変更も気軽にできるだろうと思い。
岡山と姫路の山スキーヤー二人も昨年の再会から1年ぶりに再会し、途中まではご一緒していただきました♪
相変わらず元気一杯のお二人でした(笑)
知人の広島のパーティがとりあえず山頂目指して朝の6時半に麓の宿を出発したと聞き、私達も天気が回復するかと淡い期待を抱きつつ山頂を目指すと、7合目まではありがたいトレースを辿らせてもらえました☆
途中晴れ間ものぞき天気回復かと喜んでいたけれど、天気予報通り昼頃にやや崩れ雲の中に飲み込まれ雪も降ってきた。
晴れ間が出てたときに西の方に積雲のような塊があったが、猪熊さんの山岳気象講座で聞いた「ヤル気のある雲」ってあれだったんだとしみじみ実感。
7合目から先もソロでしたが松江在住の大山常連さんがラッセルで進んでいくのでついていかせてもらってましたが、1600m地点から先の目印のポールも見えず、低木は雪に埋まってホワイトアウト状態でついに登っていた登山者全員撤退を決意。
下り始めた早々、私達はわかんやスノーシューの紐が緩んで足から外れかけたのをはずしたりしていると、他の登山者から離れてしまい、徐々に降り積もる雪でトレースが消えかけてきたときには遭難しないかとドキドキしましたが、同行者がトレースを何とか見つけてくれて、無事に6合目付近の樹林帯まで戻ってきた際には心底ホッとしました(^^;
無事に下山できる範囲内で、こういう気象の変化やホワイトアウト気味の状況を体験でき、友人もまだまだ色々学ばないといけないと思ってくれたようなので、良い機会だったと思うことにします!!
来月、リベンジできるといいなぁ…
9合目敗退ですか、残念ですが安全登山が一番ですよね。
2/19に私も登るのでレポート参考にさせてもらいます。
今週末も山陰は雪の予報ですよね。
ちょっとした違いで状況は全く変わるというのを学ばせてもらったこの度の山行でした。
レポート間に合わせなきゃと思いつつ、遅くなりました(^^;
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