御池岳 (木和田尾を登り,コグルミ谷右岸尾根を下る)
- GPS
- 09:17
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,313m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:14
天候 | 山の上は雪がチラついていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路肩に3〜4台駐められますかね。 (178K) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが,雪に埋もれてしまいそうでした。 |
写真
装備
MYアイテム |
ひさやま
重量:-kg
|
---|
感想
新雪の御池岳へ行ってきました。
とうとうスノーシューを買ったので,その威力がどれほどのものか,試し履きしたくて,
「御池岳のテーブルランドをスノーシューで歩き回るぞ!」と意気込んで行ったのです。
しかし,御池岳は遠かった〜。
まずは,木和田尾の白瀬峠分岐から先,新雪でトレースがなくなりました。
分岐から白瀬峠までラッセルで,普段の4倍ぐらい時間がかかったんじゃないでしょうか。
天気も悪くて寒い白瀬峠にへたり込んで,
「ここから150m下って真の谷。そこからテーブルランドへ350mの登り返し。
とてもじゃないけど,無理でしょう」と弱気になってきて,
戻るかという思いが頭をかすめたとき,
クロカンスキーヤーさんが藤原岳方面から登場しました。
スキーヤーさん,この日は藤原山荘から来られたそうで,
御池岳へ向かい,テーブルランドでテン泊するとのこと。
お話をしているうちに,ボクもあきらめずに御池岳をめざす気持ちになりました。
クロカンスキーヤーさんといっしょに,冷川岳を越える稜線コースへ出発。
しかし,まったくトレースはありません。
抜きつ抜かれつしながら,カタクリ峠へ。
その先の登りはさらに雪深くなって,クロカンスキーヤーさんについていけなくなり,
そのトレースを使わせてもらうことになりました。
登り切って,今度は真の谷に下っていきます。
真の谷は「どんだけ積雪量があるんだ」という超新雪の世界。
もうルートもへったくれもありません。
クロカンスキーヤーさんとも離ればなれになってしまったので,
ひとりその新雪の中,御池岳山頂をめざして上へ上へラッセルしていきます。
しかし,太ももから腰あたりまでの深さのラッセル。3歩進んでも2歩下がっている。
学生時代の槍ヶ岳のラッセル訓練を思い出します。
御池岳山頂まで標高差200m。
ときどきスマホで位置を確認しますが,遅々として進みません。
体力的にもきびしくなってきます。
何度も立ち止まり,「もうここであきらめて引き返そうか」と思いますが,
撤退する決断がつかずに,足を動かし続けていると,傾斜がゆるくなってきました。
そして,ちょうど12時,御池岳の山頂標識が見えました。
「今までこれだけつらい登りは…」と思い返しても,思い当たりません。
少なくとも山に復帰してからのこの4年間では,もっともきびしい登りでした。
でも,まだ下りがあります。雪も降り続いています。
それでも,何か食べなきゃ動けなくなるので,ガスコンロをつけていると,
クロカンスキーヤーさんが登ってこられました。
お話をしながらラーメンをすすりますが,ゆっくりもしていられなくて残念でした。
帰りは冷川岳から丸尾を下る予定でしたが,
またラッセルして冷川岳まで登る根性がありませんでした。
そこで,カタクリ峠からコグルミ谷右岸尾根を下って,
鞍掛峠へつづく国道306号線に出て,雪に埋もれた国道を歩きました。
いやぁしかし,体力と根性のいった山行でした。
スノーシューでテーブルランドを歩き回る余裕はまったくありませんでした。
スノーシューについては…「まぁ,こんなもんか」という印象。
それよりやっぱり山スキーがいいですね。山スキーがほしい。
コメント
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途中ご一緒させていただきました、クロカンスキーヤーです。
当日はお疲れ様でした!大変な雪でしたが、良い雪でしたね。僕自身初の鈴鹿の山で、こんなにいい雪に当たるとは思いませんでした。
ぜひ山スキーの世界にも足を踏み入れてください(笑)!
ritzさん,こんばんは。
御池岳手前では先導してくださってありがとうございました。
ritzさんのおかげで,なんとか御池までたどり着いたようなものです。
あの日は御池岳のテーブルランドでテン泊して,
翌日には多賀町のほうへ下りられたんでしょうか。
ボクが山を下ってふり返ると,風がいっそう強くなっていたように思えたので,
「どうされているかな」とちょっと案じていました。
テン泊の荷物を担いでのスキー,大変でもありましょうが,たのしそうですね。
ボクもやっぱり山スキー,やってみたいなぁって思います。
hushiyamaさん こんばんは。
こちらこそ心強かったです。シューであの深雪の中、日帰りされるのは相当強い方なんだなぁと思いました。
当日は鈴北岳近くの雪原(日本庭園?)に泊まりました。奇跡的に夕方2時間ほど晴れて、新雪滑降を楽しめました。風は夜半に強まりましたね。
翌日は奥の平を散策しましたが、ガスがなかなか取れず、一番良かったのは前日にhushiyamaさんが登られた御池岳東側のツリー斜面でした。結局スッキリ晴れたのはお昼頃で、鈴ヶ岳から茶野経由で大君ケ畑に降りました。
スキーを履くとさらに行動範囲がグンと広がると思いますので是非。
ritzさん,返信ありがとうございます。
そうだったんですね。
御池岳でスキー滑降をたのしんで帰られたんですね。それはよかった。
御池岳はボクの大好きな山です。楽しんでもらえてうれしいです。
鈴鹿山脈は,高校登山部員だったころからのボクのホームグランド。
たいした標高はないけれど,けっこう手軽にいろんなバリエーションの登山が
四季を通じて(夏はあまり行かないですね)楽しめる山域です。
ritzさんは関東の方でしたよね。
関東のほうにももっともっといい山がたくさんあるのでしょうが,
よろしかったら,また鈴鹿へお越しください。
なんて偉そうに,ボクが言うことでもないですが…(笑)
またどこぞの山でお会いできるのをたのしみにしています。
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