上高地（坂巻温泉から河童橋、ワカンもアイゼンも不要）

2017年02月15日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,330m
• 下り: 1,328m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:11
• 休憩: 1:26
• 合計: 6:37

8:23 坂巻温泉
8:46 8:46 釜トンネル
9:50 9:57 大正池
10:16 10:23 田代池
10:52 10:52 田代橋
11:22 12:20 河童橋
12:54 12:55 田代橋
13:28 13:41 大正池
14:38 14:38 釜トンネル
15:00 15:00 坂巻温泉
15:00 ゴール地点

登り
坂巻温泉ー釜トンネル　0：23
釜トンネルー大正池　1：04
大正池ー田代池　0：19
田代池ー田代橋　0：29
田代橋ー河童橋　0：30
下り
河童橋ー田代橋　0：34
田代橋ー大正池　0：33
大正池ー釜トンネル　0：57
釜トンネルー坂巻温泉　0：22
　
登り
坂巻温泉ー河童橋　2：45
下り
河童橋ー坂巻温泉　2：26

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き
世田谷自宅　4：45　中央道松本IC　257km　（松本IC　7：00）
　　　　　　　　　　　最終コンビニは新島々駅付近
坂巻温泉　　8：00　駐車料金600円（フロントで前払い、）　
帰り
坂巻温泉　　15：40
　蕎麦　とく兵衛（新島々）https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20003887/
松本IC　17：00　　渋滞無し
世田谷自宅　19：30

コース状況／危険箇所等

○坂巻温泉ー釜トンネル
本日の核心部、一番の危険個所かも、一般道で道幅は普通だがサイドは雪で様くなっており大型トラックが来ると大変怖い。加えて2本のトンネルを歩く、歩道ありでいいようだが途中壁面からの湧き水が凍り分厚い氷に覆われスケートリンクの様、車道を歩かざる負えない個所あり、壁面のつららも朝は尋常でない大きさ、帰りはそれが落ちて転がってます。
○釜トンネルー大正池
釜トンネルは長く勾配が急、1350mで11％約150mも高度を上げる。歩くとそのきつさを実感できます。曲がりくねって外の光は全く入らずヘッデンは必須。釜トンネルを抜けるとすぐに昨年新設された上高地トンネルへ、こちらも急ですが半分くらいの長さです。こちらは真っ暗ではないのでヘッデンなしでも歩けます。トンネル出口で装備を整え林道をしばらく登ると穂高連峰が見えてきます、ほどなく作業道との分岐になりここからは人のトレース上を進みます。トレースあればワカンもスノーシューも不要、外しても20cmほど潜る程度でしょうか。
○大正池ー田代橋
大正池には冬季トイレあり、他に田代橋、バスターミナルにもあります。
池からは車道と自然探勝路のどちらもトレースあり、田代橋まではトレースは多く結構踏み固まっており歩きやすい。田代湿原などには入らないようロープしてあります。
○田代橋ー河童橋
田代橋から右岸、左岸ともトレースあり、ただ右岸、レリーフ側は途中から作業道に誘導されてしまい、最後河童橋付近でホテル側から戻る際に難儀した。左岸は全く問題なく歩きやすいです。

その他周辺情報

坂巻温泉　
（６００円）内風呂と露天（洗い場なし）が離れている。源泉が豊富なようで完全かけ流しです。宿の前にもじゃばじゃば出てます。駐車場は３０台ほど、トンネルとトンネルの間で見落とさないよう注意が必要。
http://sakamaki.yumori.jp/
そば　とく兵衛　
そばつゆがいまいちだがとにかく安い。新島々駅過ぎすぐ左側
大ざる（８００円）野菜かき揚げ（１５０円）ノンアルコール飲んで合計１２００円でした。
https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20003887/

写真

2/15 8:23

8時到着の坂巻温泉

2/15 8:23

トンネルとトンネルの間の橋のすぐ脇に入口、見落とさないように注意。

2/15 8:23

こじんまりまさに秘湯、隠れ湯ですね、下の駐車場に車を停めフロントで600円払います。トイレも階段上った外にあります。

2/15 8:23

右折注意と書かれるが松本方面からの左折が一番わかりずらい。ここから本日スタート。

2/15 8:24

危険個所1、橋の歩道
橋の上の歩道は雪に覆われ車道を歩くしかありません。車が来ない時を狙って早歩き。

2/15 8:24

トンネル1本目、幅の狭い歩道ありですがところどころ氷が張ってます。つららも危険。

2/15 8:32

危険個所2、路側帯の雪
1本目を抜けこんな感じの道を歩く、路側帯は基本雪なので車道を歩き車が来たら路側帯に避難します。先に2本目のトンネル。

2/15 8:46

危険個所3、歩道のないスノーシェッド
2本目を抜けるとスノーシェッドを通りますがここは中に歩道がないので緊張します。その後は釜トンネルが見えてきます。

2/15 8:46

坂巻温泉から1，5kmほど焼く20分で釜トンネルゲートに到着　トンネル長1310m、勾配11%を上がる、

2/15 8:50

ほどなく真っ暗になるヘッデン必須。暗いが風も無く意外に快適、凍結もほんのわずかにあったかなという程度、さっきのトンネルと比べれば車は通らないしリスクは皆無。

2/15 8:58

フラッシュ消して撮影、ヘッデンの明かりの部分以外は真っ暗なんも見えない。暗所恐怖症の方は不向きです。

2/15 9:07

ようやくトンネル出口、

2/15 9:08

すぐに昨年完成の上高地トンネルへ

2/15 9:08

トンネル間は右が急な崖、雪崩の危険ありでとっとと通過します。

2/15 9:09

左は以前の道だね

2/15 9:10

2/15 9:10

出来てから初めての冬だね、長さは釜の半分以下の588m

2/15 9:21

出口が近い。こちらは直線が多く短いので多少明るい。

2/15 9:23

トンネル出口内でヘッデンしまい、ストック等の準備。ワカンは必要なさそう。

2/15 9:26

左に焼岳が見える、道は圧雪されて歩きやすい。

2/15 9:26

工事用など結構車が通る。

2/15 9:30

右に曲がると、、、残念、穂高の先は雲が

2/15 9:32

ポットをもって冬季トイレにお湯を流しに来た関係者の方に話をうかがう、今年の雪は例年通り位、今日はワカンも必要ない、午後からは晴れると思う、これ雪崩の跡だよ、などありがとうございました。大正池の冬季トイレにお湯を流さないと凍って詰まってしまうとのことでした。ありがたいですね。

2/15 9:36

大正池

2/15 9:36

焼岳、天気予報通りで飛騨側の雲が取れにくいよう。

2/15 9:37

大正池は全面凍ることは少ないそうです。

2/15 9:37

2/15 9:37

2/15 9:38

2/15 9:38

2/15 9:39

2/15 9:39

焼岳は山頂部まで見える、噴煙は確認できず、

2/15 9:40

湖面の若干の波で鏡とはならず。

2/15 9:45

もうちょいなんだけど、カメラマン1名が粘ってました。

2/15 9:46

2/15 9:48

ウサギの足跡がいっぱいでした。

2/15 9:50

大正池ホテル、左はトイレ、

2/15 9:53

冬季トイレは夏用の反対側に入口あり。電気もつきます

2/15 9:55

2/15 9:55

2/15 9:55

寒々しい

2/15 9:57

さらに飛騨側は雲が増える

2/15 9:57

雲がかかると風景に厳冬感が増す。

2/15 9:59

探勝路の木道

2/15 10:00

2/15 10:04

2/15 10:04

2/15 10:05

霞沢岳から差し込む朝日

2/15 10:05

2/15 10:05

どんどん明るくなっていく

2/15 10:05

2/15 10:05

埋まり具合で積雪は1mくらいか

2/15 10:06

2/15 10:09

田代湿原に

2/15 10:11

スノーシューとかで入ってしまいたくなるんだろうね、貴重な植物を傷めないように。

2/15 10:11

六百山も雪をかぶるとなかなかハンサム。

2/15 10:11

田代池の真上に屏風のようにそびえる霞沢岳

2/15 10:12

雪をまとうことで輪郭が際立つ、湿原の平坦さが強調されるね。

2/15 10:12

それに夏は植物でいっぱいだからか、まっ平なんだね。

2/15 10:14

2/15 10:14

2/15 10:17

2/15 10:17

2/15 10:17

田代池へ寄り道

2/15 10:19

冬もいいね

2/15 10:19

松本側は快晴のもよう

2/15 10:19

日差しが強烈

2/15 10:20

ここでも釜トンネルを6時に上がってきた方が朝から写真を撮ってました、霧氷で木々が白くなるのを期待してこられたようですが今日は駄目だったそうです。確かに木々が白くなるところに日差しが入るといい写真が撮れそうですね。

2/15 10:20

まあこれでも十分きれいだけど、凡人は思う。

2/15 10:20

昨年夏はカモが群れで泳いでいたが当然いませんね

2/15 10:20

2/15 10:22

相変わらず澄んだ水、心も洗われる。

2/15 10:22

霞沢岳のいかつさも冬のほうが一層際立つ。

2/15 10:22

2/15 10:22

2/15 10:23

2/15 10:23

2/15 10:23

2/15 10:30

どこを切り取っても絵になる上高地

2/15 10:31

霞沢岳と六百山

2/15 10:31

明神も隠れてしまった、

2/15 10:41

梓川

2/15 10:41

トレース上を歩きましょう。

2/15 10:43

2/15 10:43

2/15 10:43

上高地の真上で天気が二分、西は雲で覆われるが

2/15 10:47

東側は快晴です。

2/15 10:48

2/15 10:48

それでも稜線は強風の様子

2/15 10:48

冬のコントラストの醍醐味

2/15 10:48

2/15 10:50

2/15 10:52

田代橋、雪で橋の感じがわかりません。

2/15 10:52

どこが橋かわからないでしょう？

2/15 10:52

欄干に寄ろうとトレースから踏み込むとかなりツボります。

2/15 10:52

行きは橋をわたり上高地ホテル側の右岸から河童橋を目指します。

2/15 10:53

渡りきって右のウェストン碑方面へ、今まで同様トレースあり、

2/15 10:54

夏の空気感とはまた違うが呼吸しているだけで肺が浄化されそうな景色が続く。

2/15 10:54

2/15 10:54

トレースも結構あり

2/15 10:55

田代橋を振り返る

2/15 10:56

穂高連峰ばかりに目が行きがちだが立派な山容の六百山と霞沢岳

2/15 10:56

シャッターを押す手が止まりません。

2/15 10:57

2/15 10:59

2/15 10:59

2/15 11:00

2/15 11:21

河童橋手前付近はトレース薄い。

2/15 11:21

どのホテルもしっかり雨戸を閉めてます。

2/15 11:22

だれもいない河童橋！

2/15 11:23

岳沢より上は雲が

2/15 11:23

もう少しできれそうなのでお昼を食べながら待つことに。

2/15 11:23

下流

2/15 11:24

登山者もちらほら、スノーシューの10人ほどの団体さんもいました。

2/15 11:24

2/15 11:24

河童橋もすごい雪、歩くと多少揺れを感じつり橋だったことを再認識します。夏は何十人も乗ってますがこの雪はもっと重いかな？強度設計はかなりなんでしょう。

2/15 11:24

2/15 11:35

2/15 11:35

河童橋のほとりのテーブルを椅子にしてランチ、ベンチはすっかり雪の下です。

2/15 11:42

2/15 11:42

2/15 12:01

2/15 12:01

2/15 12:02

2/15 12:02

2/15 12:03

2/15 12:07

2/15 12:08

2/15 12:08

2/15 12:08

2/15 12:08

2/15 12:10

2/15 12:10

奥穂か？

2/15 12:12

2/15 12:13

2/15 12:13

1時間近く粘ったがここまでかな、大正池までに晴れることを祈ってそろそろ帰路につくかな

2/15 12:13

2/15 12:17

2/15 12:17

2/15 12:17

2/15 12:18

2/15 12:19

単独者もちらほら。

2/15 12:20

河童橋のトイレは閉鎖です。

2/15 12:20

でっかい山賊焼で有名な河童食堂、1Fは来ると必ず買い物をする売店だね。

2/15 12:23

夏の喧騒は全くなし、同じ場所とは思えない。

2/15 12:23

2/15 12:26

スノーシューの団体とすれ違う。今日のここでは威力を発揮できないね。もっと奥地に行くのかな？

2/15 12:26

吊り尾根が顔をのぞかせ始める

2/15 12:28

バスターミナルもすっかり静寂、長い冬休みですね。

2/15 12:28

見えん。今見えているのはジャンダルムあたりか

2/15 12:28

2/15 12:31

大変歩きやすい。

2/15 12:31

せっかく持ってきたワカンも使用せず

2/15 12:31

2/15 12:38

川もどの山も林もここではみんなが主役になりえる。

2/15 12:40

そういえばサルに会わなかったのは上高地で初めてかも。

2/15 12:41

2/15 12:41

2/15 12:41

2/15 12:42

2/15 12:42

2/15 12:43

2/15 12:43

2/15 12:43

2/15 12:44

ここもいいビューポイントだね

2/15 12:44

2/15 12:44

2/15 12:44

2/15 12:45

2/15 12:45

2/15 12:47

2/15 12:47

2/15 12:54

田代橋脇の冬季トイレ。

2/15 12:55

田代橋まで戻ってきました。

2/15 12:55

ここからは来た道を戻る

2/15 12:55

帝国ホテルへは若干深そう。

2/15 13:10

田代湿原に来ると吊り尾根の雲が取れた〜

2/15 13:10

西穂、天狗のコル、ジャン、奥穂、吊り尾根、前穂、明神がすべて勢ぞろい

2/15 13:10

2/15 13:10

2/15 13:11

西穂、天狗のコル、ジャンダルム

2/15 13:11

明神

2/15 13:11

2/15 13:11

2/15 13:13

2/15 13:13

田代池は割愛

2/15 13:14

2/15 13:23

2/15 13:23

2/15 13:23

焼岳はだめだ

2/15 13:25

ダケカンバの白い肌が青空に映える

2/15 13:25

2/15 13:25

2/15 13:30

大正池到着、振り返れば雲はなく

2/15 13:30

穂高連峰が見送ってくれているよう。

2/15 13:30

2/15 13:30

2/15 13:31

2/15 13:31

岳沢上空に一片の雲、これも影を作りコントラストを演出

2/15 13:31

2/15 13:31

この大きさの雲は名脇役となる

2/15 13:32

2/15 13:32

2/15 13:32

2/15 13:32

2/15 13:33

2/15 13:33

2/15 13:34

先週の大平山同様四体の雪ダルマ作製。

2/15 13:37

お地蔵さんのよう。

2/15 13:37

四人家族の雪ダルマです、願い事を山にお祈りします。

2/15 13:37

冬は神降地だから神様もいらっしゃるかも。

2/15 13:39

2/15 13:39

2/15 13:40

2/15 13:40

どんどん晴れていく

2/15 13:40

2/15 13:41

2/15 13:41

大正池ホテル

2/15 13:41

2/15 13:43

2/15 13:44

氷に入る稲妻の様なひびはなんでしょう。

2/15 13:44

不思議な文様、だれかご存知？

2/15 13:46

車道に戻る

2/15 13:46

といってもトレースの幅はわずか

2/15 13:50

2/15 13:50

風が朝より出て風紋は消えず、

2/15 13:51

冬で無風は厳しいかも

2/15 13:51

2/15 13:54

2/15 13:54

2/15 13:54

2/15 13:54

2/15 13:54

2/15 13:56

2/15 13:57

2/15 13:57

2/15 13:57

2/15 13:57

2/15 13:58

2/15 13:58

名残惜しいが帰ります。

2/15 13:58

2/15 14:03

2/15 14:03

作業道と合流、ここから本当に車道歩きに

2/15 14:03

2/15 14:03

2/15 14:11

2/15 14:11

上高地トンネル、入ってからヘッデン準備

2/15 14:22

焼岳も晴れた

2/15 14:22

釜トンネル

2/15 14:23

11％はすごい、下りは楽なようで足元コンクリで結構足に来る。

2/15 14:38

出口です、

2/15 14:38

2/15 14:38

中の湯ト伝の湯、平日休業みたい

2/15 14:39

帰ってきたなーでもここからが嫌な区間、まだ緊張は続く。

2/15 14:39

午後になり雪が緩んでる。

2/15 14:42

いやらしいスノーシェッド通過

2/15 14:45

川向うはあちこちで温泉が湧いているようで湯気が出ています。

2/15 14:45

2/15 14:45

路側帯なし区間

2/15 15:00

何とか無事に到着

2/15 15:06

2/15 15:12

坂巻温泉内湯、こじんまりだがお湯は大変気持ち良し、眺めも良し、露天が離れているのが残念。

2/15 15:37

玄関脇にも温泉がジャバジャバ出てます。

2/15 15:44

右奥が露天、

2/15 16:35

新島々のそば屋　徳兵衛
大もり　800円　かき揚げ　150円
安い、つゆがいまいち

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

Xperia Z3 SO-01G SONY

装備

個人装備

ワカン

感想

reopapa

何度も夏には訪れている上高地に初冬ハイキング、グリーンシーズンも山、湿原、池、植物、と魅力たっぷりな上高地だがお店も宿も閉まり観光客もいない冬はまた違う魅力を見せてくれた。冬の季節は雪により山の輪郭がはっきりしさらに威厳がますと思う、湿原は植物が枯れた中、雪に覆われその平らな様子が強調され広さも感じられた。普段なら喧騒に包まれる河童橋付近も時に数人来るのみで音のない中、展望を味わいながらお昼をのんびり食べられた。今の季節はまさに人が去り神がいらっしゃる神降地なのかもしれない。登山者、ハイカー、観光客、外国人、誰にも人気の日本を代表する山岳風景の上高地、本当にどこを切り取っても絵になる千両役者の場所でいいところです、このまま変わらず残したいものです。