【跨節作戦】滝子山〜高川山〜むすび山【丙46.8】
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- GPS
- 08:07
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 1,996m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ 後半雲増える。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR中央線大月駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝子山:急登に次ぐ急登。マイナールートはあまり歩かれていないが故に落葉が堆積したりして難あり。なお、滝子山から大谷ヶ丸へ向かう道は、端から凍結しているので、要アイゼン。 高川山:積雪は無し。若干泥濘あり。男坂を歩いたが、かなりの急登。採石地が近くにあり、高川山も岩岩している。 |
写真
感想
初狩駅北方、積雪の凍てついた滝子山から、南方、春の陽だまりの高川山へ、冬から春へと季節を跨ぐ山行。
【契機・計画】
2月ももう終わり。東京ではまともに雪を見ることなく春を迎えそうである。それは季節を感じるという点でよろしくない。そのため、前の週にちょっとした雪山山行をやろうと思い立ったのだが、以前使っていたスマホを目覚ましにしたところ、アラームの設定が「平日」のままだったため、当然鳴らず、1時間寝過ごして中止。
今回改めて山梨へ向かう。山梨の仇は山梨でとるということだ。
【山行概要・エピソード・アクシデント】
滝子山という山は、中低山であり、駅からも近いのでとっつきやすいように見えて、その実、急登が続くなど容易ならざる山である。急登の先にあるピークが山頂だと思いたくなるが、その希望的観測は見事に裏切られて落胆する。
前回、滝子山に来た時に結構精神的に参ったが、今回は滝子山がどういう山かわかっての登頂だ。
積雪は標高700mを過ぎた辺りから。最近降ったのか、薄化粧をした山道にあるのは小動物の足跡のみ。中央線側は雪が積もっても根雪にはならないようで、凍結は無し。積雪も数cmで歩きやすい。
それに対して、大谷ヶ丸方面へ一歩踏み出してみると、表面上は同じ雪面だが、その下が全く違う。ツルッとしている。これは滑るなと思ったらやっぱり滑る。私はぬるい雪山山行に来たが、この分岐から先は確実にぬるくない、つまり要アイゼンだ。ノー装備で足を踏み入れたら、尻餅くらいなら運の良い方で、谷底まで滑落ということだってあるだろう。
単純往復に変化をもたらすべく檜平からの別ルートを試みる。しかし、急な斜面に落葉が積もって道を隠し、しかも最近誰も歩いていないようである。道を確認しながら漸進することも考えたが、不明瞭な道には無理して入らない方が良いと思いなおし、軌道修正。その後、フタマタ沢ノ頭の分岐から別ルートを下ったが、こちらも結構な急傾斜。断念した道も同様に険しいのかもしれないことを考えると、よく分からない道に迂闊に足を踏み入れなかったのは正解だったと言えよう。
高川山は滝子山に比べれば小さいが、それでも、ほぼ1000m級。実際に登ってみると、最初はやや急だなと思っていた傾斜が、上るにつれてだんだんきつくなり、男坂に入るとさらに道が険しくなる。下りにおいても岩場の急降下が相次ぎ、気を緩められるのはかなり最後の方になってからだ。
【総括】
今回、少ないながらも雪上を踏むことができ、これで晴れて春を迎えられるというものだ。また、各分岐において危険予知に努め、即座に適切な判断ができたことと思う。何事も深みに入ると抜け出すのが難しくなる。病気にしても早期発見、早期対応が肝要だ。
惜しむらくは大月の秀麗富嶽十二景初登頂の高川山から富士山を拝むことができなかったことだが、それはまた後日、回収することとしよう。
〜おしまい〜
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