御前山(中尾根&江戸小屋尾根 カタクリ開花はまだ早い?)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,421m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR奥多摩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中尾根のルートはガイドブックに載っていません。 途中の道(踏み跡)が不明瞭になるところがありますが、尾根を外さず歩けば大丈夫です。 危険個所もありません。 御前山〜鞘口山のルートは、ガイドブックにも載っていて迷うところはありません。 鞘口山〜慈眼寺の江戸小屋尾根は、ガイドブック・地図に載っていません。 踏み跡はありますが藪の中の道になるので、葉が繁る季節は踏み跡が見え難くなります。 カタクリの花は、路傍の所々にわずかに咲いているが、柵に囲われた群生地では葉は見えるが花は見えず、まだ早いのかもしれない。 |
写真
感想
3月の大地震の後一月程自粛の気分が続き、その後に山の会の行事や外秩父七峰縦走などがあり、2ヶ月ぶりの単独山行となった。
連休中で込み合うのが嫌だったので、マイナーコースを使って御前山に行くことにした。
武蔵五日市に8時前に下り立った。
バス停付近はいつもバス待ちの人で一杯なので、連休中でさらに込み合っていると予想したが、それほど多くなく、まだ自粛気分が続いているのかと思った。
8時1分発の小岩行きバスは、4〜5名が立っている程度混みようで出発したが、途中の千足で大半が下りて行った。
神戸岩入口で私1人下車し神戸岩を目指すが、途中のキャンプ場やロッジは行楽客で満杯の様子。
約30分で神戸岩に到着し、写真を撮ったりトイレに寄ったりした後、ウッディハウスのキャンプ場まで戻る。
<中尾根(ウッディハウス横〜クロノ尾山)>
中尾根の取り付きは、ウッディハウス横の庭の奥にあり、道標もないので判り難い。
取り付きからしばらく雑木林の中を急登し傾斜が緩んだ後、杉林の急斜面をジグザグに登る様になる。30分程急登を続けようやく傾斜が緩んだころ道端に大きな岩が見える。
さらに進み827mピークを過ぎると、平坦で明瞭な尾根道がしばらく続く。
再び傾斜が増して尾根が不明瞭になったあたりで、立ち木に「へ」の下に「中」の字(山中の意味か?)が黄色のペンキで書かれている。
ここから急登が始まるが、この黄色のマークに沿う様に道が付いている。
この印を追って尾根が明瞭になった後、984mピークに到着する。
ここで10分程休憩をする。
984mピークから少し下ったあとほぼ平坦な尾根道がしばらく続く。
このルートで比較的有名な祠が1000m付近あると聞いていたが、まだ出会ったことがなかったので、注意しながら進むと、道の右側の尾根上に祠を発見した。
このあたりの道は、尾根の少し下をまく様に付けれていて、祠の屋根の一部しか見えなかったので、今まで気が付かなかった。
祠の前には、狛犬が2対置かれていて、内1対は子供をつれた母狼がモチーフになった珍しいものだった。
ここから徐々に傾斜が増し、最後に30mくらいの急登をこなしクロノ尾山に到着した。
丁度、大ダワ方面から都レンジャー(正式名称は東京都自然保護員というのだそうだ)とボランティアのサポートレンジャーが上ってきて、国立公園のパンフレットを渡された。
都レンジャーは、女子野球の片岡選手に似たかわいらしい女性だった。
カタクリの花の季節なので、歩道外に踏み出さない様注意する為のパトロール中だそうだ。
<大ダワ縦走路(クロノ尾山〜御前山〜鞘口山)>
ここから整備された道を御前山に向かう。
途中の道端でカタクリの花を見かけるが、いずれも路傍の人に踏まれ易いところに咲いていて、柵に囲われ保護されたところには葉はみえども花はほとんど見えない。
最近のカタクリはどうもへそ曲がりが多い様だ。
御前山の頂上は、大変な賑わいで、ベンチは勿論草地も休憩する人で一杯。
草地の隅に場所を見つけ、昼食休憩をしたが、すぐそばの木の根元にカタクリの花が咲いていた。
ここでも、柵の外の保護側に花がなく、人に踏まれるところに花がある。
さらに人が増え、登山道の間際まで休憩の人で埋まってしまった。
休憩後、来た道をクロノ尾山まで戻りさらに大ダワ方面を鞘口山で下る。
<江戸小屋尾根(鞘口山〜慈眼寺)>
鞘口山の山名柱の向かいの「禁猟区」の看板の横から江戸小屋尾根に入る。
雑木の中の藪に覆われた道をしばらく急降下し、伐採地跡横に出る。
ここから鋸山の尾根や大ダワが良く見える。
芽吹きはじめた木の間に、ミツバつつじが咲き始めている。
少し登り返すと平坦な尾根に出るが、ここは江戸小屋山の長細い頂上の一部である。
江戸小屋山の頂上は不明瞭であるが、一番の高みと思われるところに立っている「鳥獣保護区」の看板の支柱にマジックで山名が書き込まれている。
ここから急降下の道を下り小さなピークを越した後、岩場交じりの急登をこなすと九竜山に到着する。
ここの山頂も細長い地形で頂上は特定し難いが、立ち木に手製の山名板が吊り下げられているあたりが頂上のようだ。
この山名板は小さくてよく注意しないと見逃してしまう。
頂上から少し進むと、伐採地跡に出る。
伐採したてで、御前山〜奥多摩湖方面〜石尾根までが一望できる。
伐採地跡から北北東に延びる尾根を下るが、藪に覆われ踏み跡が不明瞭な急坂になっていて、葉を落としている今の季節はまだしも、夏は敬遠したい場所である。
途中トラロープが張られたところもある急降下をこなし、ようやく傾斜が緩んだところで、鉄塔の立つ広場に出る。
ここからわずかに進んだところで林道に出会うが、林道の法面が急なので鉄梯子が掛けられている。
林道を左に少し行ったところに、「ドコモ奥多摩の森」の看板があり、ここから「ドコモ奥多摩の森」の中を慈眼寺に向けて下る。
慈眼寺から奥多摩病院の横をぬけ、青梅街道を奥多摩駅まで歩いた。
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