この日の秩父湖休憩所の駐車場は終日閑散としていたが、三峯神社渋滞の折にはそこそこ賑わうのかも知れない。
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3/11 7:08
この日の秩父湖休憩所の駐車場は終日閑散としていたが、三峯神社渋滞の折にはそこそこ賑わうのかも知れない。
駐車場から横断歩道で国道140号を渡ると、平成25年7月に閉鎖された駒ヶ滝隧道の坑門と正対する。トンネル内の幅員が狭く交互通行のため、長い信号待ちに引っかかってイライラした過去が懐かしい。
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3/11 7:09
駐車場から横断歩道で国道140号を渡ると、平成25年7月に閉鎖された駒ヶ滝隧道の坑門と正対する。トンネル内の幅員が狭く交互通行のため、長い信号待ちに引っかかってイライラした過去が懐かしい。
実は登山口方面へ向かうだけなら国道を渡る必要はないのだが、この「二瀬隧道」を潜ってみたかったのである。
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3/11 7:11
実は登山口方面へ向かうだけなら国道を渡る必要はないのだが、この「二瀬隧道」を潜ってみたかったのである。
昭和52年竣工のこのトンネルは、当初から歩行者用の通路だったようだ。
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3/11 7:11
昭和52年竣工のこのトンネルは、当初から歩行者用の通路だったようだ。
トンネルを抜けて再び国道を渡り、二瀬(ふたせ)ダムの堤体上の道路を使って秩父湖をひと跨ぎ。
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3/11 7:14
トンネルを抜けて再び国道を渡り、二瀬(ふたせ)ダムの堤体上の道路を使って秩父湖をひと跨ぎ。
堤体上の道路から和名倉山方面。天気は上々。
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3/11 7:15
堤体上の道路から和名倉山方面。天気は上々。
しばらく歩くと、道路右側に幅広の空き地のようなスペースが現れた。かつてはここにトイレが設置されていたようだが、今は何もない。
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3/11 7:23
しばらく歩くと、道路右側に幅広の空き地のようなスペースが現れた。かつてはここにトイレが設置されていたようだが、今は何もない。
この建物(埼玉大学秩父山寮)の脇から湖畔の歩道に降りることができる。
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3/11 7:25
この建物(埼玉大学秩父山寮)の脇から湖畔の歩道に降りることができる。
木製の道標に書かれた文字は「吊り橋を経て秩父湖バス停栃本川又方面」と読める。
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3/11 7:26
木製の道標に書かれた文字は「吊り橋を経て秩父湖バス停栃本川又方面」と読める。
歩道を進むと、程なく崩落箇所があった。
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3/11 7:29
歩道を進むと、程なく崩落箇所があった。
上を見上げると…崩落の原因がなんとなく分かる。
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3/11 7:29
上を見上げると…崩落の原因がなんとなく分かる。
「一度に5人以上渡らないでください」とのこと。踏み板が木製なので、耐荷重に不安があるのかも知れない。
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3/11 7:30
「一度に5人以上渡らないでください」とのこと。踏み板が木製なので、耐荷重に不安があるのかも知れない。
吊り橋の長さは100m程度か。しっかりした造りで、あまり揺れを感じない。
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3/11 7:30
吊り橋の長さは100m程度か。しっかりした造りで、あまり揺れを感じない。
渡り終えたら左手に折れる。古びた木製の道標に書かれた文字は「山道行き止まり」のようだ。崩落情報には何も表示がないが…
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3/11 7:32
渡り終えたら左手に折れる。古びた木製の道標に書かれた文字は「山道行き止まり」のようだ。崩落情報には何も表示がないが…
朽ちかけた手摺の付いた狭い歩道からスタート。
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3/11 7:32
朽ちかけた手摺の付いた狭い歩道からスタート。
しかし、歩道はすぐに崩壊しており、初っ端から不安な様相を呈していた。
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3/11 7:33
しかし、歩道はすぐに崩壊しており、初っ端から不安な様相を呈していた。
歩き出して数分で杉の植林地に突入。以後、この道標と目印のテープを頼りにルートを探しながら進むことになる。
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3/11 7:36
歩き出して数分で杉の植林地に突入。以後、この道標と目印のテープを頼りにルートを探しながら進むことになる。
道端に鮮やかな青色の羽根が落ちていた。鳥の種類は不明。
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3/11 7:52
道端に鮮やかな青色の羽根が落ちていた。鳥の種類は不明。
道は植林地を九十九折で登っていく。代わり映えのしない景色が続く。
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3/11 7:53
道は植林地を九十九折で登っていく。代わり映えのしない景色が続く。
やがて稜線に上がると、木々の隙間から秩父湖北側の山々が見渡せるようになった。
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3/11 8:00
やがて稜線に上がると、木々の隙間から秩父湖北側の山々が見渡せるようになった。
この辺りは林業の仕事道と登山道の判別が難しいので、素直に尾根を辿っていく。
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3/11 8:20
この辺りは林業の仕事道と登山道の判別が難しいので、素直に尾根を辿っていく。
植林帯を過ぎると、広葉樹の落ち葉が堆積してやや不明瞭な道となる。道を外さないよう方角に注意して進む。
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3/11 8:30
植林帯を過ぎると、広葉樹の落ち葉が堆積してやや不明瞭な道となる。道を外さないよう方角に注意して進む。
落ち葉の急登を詰めていくと、やがてぽっかりと開けた平場に到着。この場所にはかつて電波反射板が設置されていたらしい。
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3/11 8:54
落ち葉の急登を詰めていくと、やがてぽっかりと開けた平場に到着。この場所にはかつて電波反射板が設置されていたらしい。
反射板跡地からの眺め。
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3/11 8:57
反射板跡地からの眺め。
ここからは森林軌道跡の路盤を辿る。道幅は広く歩きやすい。
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3/11 9:01
ここからは森林軌道跡の路盤を辿る。道幅は広く歩きやすい。
道端には廃棄されたレールなどの遺物が。
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3/11 9:09
道端には廃棄されたレールなどの遺物が。
ちょっとした崩落箇所などを越えて進んでいくと…
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3/11 9:11
ちょっとした崩落箇所などを越えて進んでいくと…
急に残雪に覆われた道となった。道上に積もったパウダー状の雪の下はガチガチに凍っていたため、チェーンスパイクを装着。
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3/11 9:12
急に残雪に覆われた道となった。道上に積もったパウダー状の雪の下はガチガチに凍っていたため、チェーンスパイクを装着。
雪上歩行を開始して間もなく、大崩落箇所に遭遇。地滑りの規模は数十メートルはあろうか…
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3/11 9:18
雪上歩行を開始して間もなく、大崩落箇所に遭遇。地滑りの規模は数十メートルはあろうか…
崩落は小規模ながら現在も続いているようで、雪面には落石が刻んだと思われる無数の痕跡が残されていた。
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3/11 9:19
崩落は小規模ながら現在も続いているようで、雪面には落石が刻んだと思われる無数の痕跡が残されていた。
山側に重心をかけながら慎重に通過。なお、最終盤のこの倒木には手摺用のロープが設置&ステップが刻まれており、応急処置が施されていた。
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3/11 9:21
山側に重心をかけながら慎重に通過。なお、最終盤のこの倒木には手摺用のロープが設置&ステップが刻まれており、応急処置が施されていた。
崩落箇所を通過すると、軌道跡の路盤に復帰する。右手の斜面にも道が付けられているようだが、地図に記載がないので引き続き軌道跡を辿る。
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3/11 9:27
崩落箇所を通過すると、軌道跡の路盤に復帰する。右手の斜面にも道が付けられているようだが、地図に記載がないので引き続き軌道跡を辿る。
すっかり葉が落ちた樹木の合間から、目指す和名倉山方面が見える。まだ先は長い。
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3/11 9:34
すっかり葉が落ちた樹木の合間から、目指す和名倉山方面が見える。まだ先は長い。
軌道跡の終点にはかつて造林小屋があったらしい。跡地にはレールや車輪、ワイヤーなどが無造作に散乱している。
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3/11 9:42
軌道跡の終点にはかつて造林小屋があったらしい。跡地にはレールや車輪、ワイヤーなどが無造作に散乱している。
動力車の残骸。ほかにも数多くの遺物が放置されていた。
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3/11 9:46
動力車の残骸。ほかにも数多くの遺物が放置されていた。
ここは少し道がわかりにくいが、右手側斜め方向を意識して進んでいくと、この道標を見つけることができる。
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3/11 9:48
ここは少し道がわかりにくいが、右手側斜め方向を意識して進んでいくと、この道標を見つけることができる。
その後は道標に従って直進し、このドラム缶の手前で右折。
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3/11 9:49
その後は道標に従って直進し、このドラム缶の手前で右折。
眼前には、見上げるばかりの急斜面。この先しばらくはガレ場の急登が続く。
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3/11 9:50
眼前には、見上げるばかりの急斜面。この先しばらくはガレ場の急登が続く。
積雪も増し、体力の消耗が激しい。休み休みゆっくり登る。
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3/11 10:21
積雪も増し、体力の消耗が激しい。休み休みゆっくり登る。
ひとしきり急登をこなすと徐々に勾配が緩まり、道はやがて稜線に乗り上げた。
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3/11 10:43
ひとしきり急登をこなすと徐々に勾配が緩まり、道はやがて稜線に乗り上げた。
稜線上はほぼ平坦で、時折展望も得られる。
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3/11 10:50
稜線上はほぼ平坦で、時折展望も得られる。
稜線が岩稜帯に突き当たると、道は岩場の南面をトラバースしていく。不明瞭な箇所があるので注意が必要。
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3/11 11:11
稜線が岩稜帯に突き当たると、道は岩場の南面をトラバースしていく。不明瞭な箇所があるので注意が必要。
薄暗いトラバース道を抜けると目の前が突然明るくなり、山肌が露出した広場に出る。地図に「北ノタル」という記載がある地点で、北西方面にヒルメシ尾根が派生している。
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3/11 11:20
薄暗いトラバース道を抜けると目の前が突然明るくなり、山肌が露出した広場に出る。地図に「北ノタル」という記載がある地点で、北西方面にヒルメシ尾根が派生している。
北ノタルからは疎林の中の平坦地が続く。
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3/11 11:33
北ノタルからは疎林の中の平坦地が続く。
程なく、二瀬分岐に到着。ここまで来れば山頂は目と鼻の先である。
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3/11 11:36
程なく、二瀬分岐に到着。ここまで来れば山頂は目と鼻の先である。
分岐からは明るく明瞭な道となる。ちなみに、こんなところにもワイヤーの残骸が残っていたりする。
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3/11 11:42
分岐からは明るく明瞭な道となる。ちなみに、こんなところにもワイヤーの残骸が残っていたりする。
千代蔵休ン場と呼ばれる広場に到着。この付近の見晴らしがいいのは、かつてこの付近を燃やした山火事の影響だとか。
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3/11 11:48
千代蔵休ン場と呼ばれる広場に到着。この付近の見晴らしがいいのは、かつてこの付近を燃やした山火事の影響だとか。
間もなく、和名倉山山頂に到着。標高2,036メートルピークで、二等三角点(点名:白石)が埋設されている。点名は別名の「白石山」に因むと思われる。
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3/11 11:50
間もなく、和名倉山山頂に到着。標高2,036メートルピークで、二等三角点(点名:白石)が埋設されている。点名は別名の「白石山」に因むと思われる。
樹林に囲まれた山頂からの展望はゼロ。
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3/11 11:51
樹林に囲まれた山頂からの展望はゼロ。
三角点標石が顔を出していたので記念撮影。山頂は日陰で寒いので、千代蔵休ン場まで戻ってランチタイムとした。
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3/11 11:51
三角点標石が顔を出していたので記念撮影。山頂は日陰で寒いので、千代蔵休ン場まで戻ってランチタイムとした。
正午過ぎに下山を開始。往路の難所は復路の難所でもある。北ノタルからのトラバース道を越え…
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3/11 12:24
正午過ぎに下山を開始。往路の難所は復路の難所でもある。北ノタルからのトラバース道を越え…
稜線を歩き…
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3/11 12:45
稜線を歩き…
落ち葉や雪が付いたガレ場を急降下し…
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3/11 13:14
落ち葉や雪が付いたガレ場を急降下し…
ようやく造林小屋跡まで戻ってきた。往路では気づかなかったが、奥の平場にオレンジ色のシートのような物が見えた。何だろう?(未確認)
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3/11 13:24
ようやく造林小屋跡まで戻ってきた。往路では気づかなかったが、奥の平場にオレンジ色のシートのような物が見えた。何だろう?(未確認)
ハンドル付きの車両(?)の残骸。
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3/11 13:26
ハンドル付きの車両(?)の残骸。
再び大崩落箇所を通過。完全復旧はちょっと難しいかも知れない。
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3/11 13:47
再び大崩落箇所を通過。完全復旧はちょっと難しいかも知れない。
反射板跡地。
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3/11 14:01
反射板跡地。
吊り橋まで戻ってきた。このアングルで見ると、なかなかに立派な橋だ。
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3/11 14:55
吊り橋まで戻ってきた。このアングルで見ると、なかなかに立派な橋だ。
ダム上から谷を見下ろす。ちなみに、谷底の細い流れは荒川である。
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3/11 15:12
ダム上から谷を見下ろす。ちなみに、谷底の細い流れは荒川である。
最後に今朝潜った二瀬隧道を秩父大橋から撮影。橋が完成した現在、この通路は発電所管理用の役割がメインになっているのかも知れない。
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3/11 15:14
最後に今朝潜った二瀬隧道を秩父大橋から撮影。橋が完成した現在、この通路は発電所管理用の役割がメインになっているのかも知れない。
ロドリゴと申します。いきなりすみません。青い羽根はカケス(ブルージェイ)のものと思われます。幸せを運ぶと言われております。
私も何度か拾ったことがあります。が、まだ幸せは掴んでおりませんσ^_^;
初めまして、コメントありがとうございます。
幸せを運ぶ青い鳥ですか!ロマンチックですね。
そうとは知らず写真を撮ってすぐ捨ててしまいました(^^;
もうちょっと状態が良ければ持って帰ったかも知れませんが…残念!
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