ゴールデンウィーク前半(涸沢より奥穂・北穂)

2011年04月28日(木) ~ 2011年05月02日(月)

• GPS: 80:25
• 距離: 37.5km
• 登り: 2,581m
• 下り: 2,571m

コースタイム

4/29(金)上高地6:20発-8:45横尾着-9:10発-12:00涸沢着
4/30(土)涸沢6:45発-8:50穂高岳山荘着-9:30発-10:40奥穂高岳着-12:00穂高岳山荘着-13:00発-14:00涸沢着
5/1(日)停滞
5/2(月)涸沢4:45発-8:15北穂高岳着-8:30発-9:15涸沢着-10:30涸沢発-12:30横尾着-14:45上高地着

天候

4/29(金)晴れのち雪(涸沢)
4/30(土)晴れのち雪・雨
5/1(日)終日雨
5/2(月)晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】新宿→(バス:さわやか信州号)→上高地
【帰り】上高地→(バス)→新島々→(松本電鉄)→松本→(バス)→新宿

コース状況／危険箇所等

毎年のことですが、横尾から涸沢へ雪崩の痕跡が多見られます。
涸沢もヒュッテ売店が流されたということですし、テント場近くまで雪崩の舌が伸びてきてました。
奥穂方面は、山荘から岩壁を登ると西からの風が強く、ちゃんと耐風姿勢を取らないと飛ばされるほど。
北穂方面は、前日の雨もあっていつ雪崩れてもおかしくない感じでした。

写真

上高地バスターミナル　準備ができた人から出発していきます。

定番の写真　河童橋からの穂高

横尾の雪は多め。天気はとても良い

横尾から1時間ほど進んでデブリの中を上って行く。

雪の降る中ヒュッテ到着

到着時はテントが一張りもなく一番乗りで設営!雪崩れが危ないからやめておこうという声も聞こえるが、少しずつ増えてきた。

恒例の鯉のぼりが風になびいていました。

夕方になるとすっかりテント村になりました。

日が落ちた涸沢テント村

翌朝、絶好の天気になりました。奥穂・涸沢岳方面。

長野県警「やまびこ」

奥穂へ登り出して涸沢を振り返る

小屋付近で休憩していると、挑戦したが下りてきた登山者が見えました

奥穂の山頂付近からのジャンダルム

5/3 12:58

風が強くて参りました。山頂の祠もエビの尻尾が長く伸びていました。

翌日は天気予報通りに雨の一日となりました。テント村がちょっとさびしくなります。

さらに翌朝は天気が回復!北穂を目指します。

涸沢方面を振り返る。まだ登ってくる人はいません。

日差しが出てくると雪が緩み、足元の雪に亀裂が走って怖い怖い。

ようやく山頂に着きます。

山頂より槍ヶ岳方面

奥穂・前穂方面もスッキリ見渡せました。

下りは尻セードであっという間に下りてきました。涸沢小屋で休憩し昼ごはん。連休後半は天気バッチリのようです。

テント撤収して下山。本谷橋へ向かう途中、雪崩の爪痕が。

上高地へ戻ってきました。観光客は少なめ、これからでしょう。

撮影機器：

W63CA KDDI-CA

感想

taktak

今年のゴールデンウィークは「暖かい日差しの下、さっと登ってあとはビールを堪能しぐうたら過ごす」をイメージしてました。天気もまずまずのはずが、実際に来てみるとイマイチ。上高地では晴れていたものの涸沢では雪まじり。翌日は予想通りに晴れ、奥穂への登りは行列になるかと思いきや、小屋まで上がると吹雪いている。風で吹き飛ばされそうになりながら山頂へ、さらに下る方が厳しかったです。小屋からは視界がきかず不安なパーティと雷と雨の中下りてきました。

翌日は一日雨という予報の通りで、寝袋の中で本を読んだり眠ったり酒を飲んだり・・・ぐうたら三昧の一日でした。ぐうたらに疲れて夕方、ヒュッテでいろんな人とお話を楽しむことができました。

翌日から天気が回復するという予報の通り夜半には雨も上がり、風も次第に弱まってきました。朝早く出て締まった雪を気持ちよく高度をかせいで来ましたが、日差しで雪が緩んできて足元の亀裂から雪崩れるんじゃないかとヒヤヒヤ。山頂では360度の絶景を堪能してきました。下りはグズグズの雪を尻セードであっという間に涸沢へ、そしてテントをたたんで上高地へと下りてきました。
当初のイメージ通りにはいきませんでしたが、いろんな気象や状況を味わいながら楽しんでくることができました。