記録ID: 108708
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積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
那須//甲子山〜須立山〜三本槍岳〜赤面山
2011年05月04日(水) [日帰り]


- GPS
- 10:50
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
大黒温泉脇駐車場5:42〜6:45〈1344m地点〉6:50〜7:26甲子山7:39
〜8:33坊主沼避難小屋8:36〜9:41須立山9:53〜11:11三本槍岳11:26
〜清水平/北温泉分岐〜11:59赤面山分岐〜12:43赤面山12:54
〜13:20少年自然の家分岐〜15:20那須甲子青少年自然の家15:25
〜16:32大黒温泉駐車場
<所要時間> 10時間50分
<総歩数> 41,030歩
〜8:33坊主沼避難小屋8:36〜9:41須立山9:53〜11:11三本槍岳11:26
〜清水平/北温泉分岐〜11:59赤面山分岐〜12:43赤面山12:54
〜13:20少年自然の家分岐〜15:20那須甲子青少年自然の家15:25
〜16:32大黒温泉駐車場
<所要時間> 10時間50分
<総歩数> 41,030歩
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜甲子山> ・登山口からの九十九折りの急坂が続きますが、歩きやすいです。 ・甲子峠分岐から甲子山の間は残雪がありますが、アイゼン無しで問題は全く ありません。 <甲子山〜坊主沼避難小屋> ・全面残雪がありますが、踏み抜きはありませんのでワカンは不要です。 アイゼンが無くても問題ないですが、私は少しでも滑るのは苦手なので、アイ ゼンを装着しました。 また、新道ということで、目印のテープは多数ありますので迷うことはありま せん。 <坊主沼避難小屋〜須立山> ・避難小屋から先は目印が全くなく、どこを通って行けばいいのか、トレースも 全くなくわかりませんでしたので、地図でピークの位置を確認し、鞍部の稜線 に出ました。そこには登山道がありました。 ・笠ケ松の登りは登山道に雪が残り、踏み抜くと腰まで埋まり、さらに登りの段 差があるため、抜け出して登るのに苦労し、かなりの体力を消耗しました。 ・須立山の登りの道は雪はないのですが、道の表面がふわふわで、非常に登りに くいです。 <須立山〜三本槍岳> ・笠ケ松の登りの踏み抜きで苦労したので、三本槍岳の登りは登山道を無視し、 登りやすい雪渓を登りましたが、雪渓が切れた先は藪で、本来の登山道に戻る ために藪漕ぎをしましたが、60m進むのに10分程かかりました。 登山道に戻った後は残雪は少しで歩きやすかったです。 <三本槍岳〜赤面山> ・三本槍岳の下りは雪が一部ありますが、アイゼンは不要です。 また、雪が融けて登山道が泥でグチャグチャです。 ・赤面山分岐下は、大雪渓で上部は雪屁が崩れかかって、亀裂も多数あり、雪崩 の恐れがあります。 ここを通らないと戻れないので、本来の登山道は無視し、極力雪渓下部の傾斜 が緩くなったところを、上部に注意しながらヒヤヒヤして渡りました。 <赤面山からの下り> ・赤面山からの下りは、えぐれた登山道にある残雪は必ずと言っていいくらい 踏む抜くと腿位まで埋まりますので、極力ここを避けるように通りました。 ・少年自然の家分岐下は、標高1200m付近まで残雪があり、まるで落とし穴の 上を歩いているような状態で、6、7回踏み抜き、踏み抜くと腿から腰ぐらい までくるときがあり、踏み抜いたとき熊避け鈴を失くしてしまいました。 |
写真
笠ケ松への登山道は頂上へ真っすぐのびて登りやすいように見えたのですが・・
残雪を踏み抜いて腰まで埋まるし、おまけに段差があり、頭上の枝につかまりやっと脱出
こんなのが繰り返され、精も根も尽きてしまいそう・・・
次の須立山(写真)への登山道は雪も無く登りやすそうに見えますが、足元の瓦礫の地面が足を置く度に沈み、歩きにくいことはこの上ありません
もう負けそう・・・
残雪を踏み抜いて腰まで埋まるし、おまけに段差があり、頭上の枝につかまりやっと脱出
こんなのが繰り返され、精も根も尽きてしまいそう・・・
次の須立山(写真)への登山道は雪も無く登りやすそうに見えますが、足元の瓦礫の地面が足を置く度に沈み、歩きにくいことはこの上ありません
もう負けそう・・・
9:41
なんとか須立山頂上1720m到着
ここでこの先、進むべきか考えます
時間はまだ早いのですが、三本槍岳の登りも200mあり、これも前の2つのピークと同じではたまりません
・・・・
おにぎりを食べて
少し元気が湧いてきました
ゆっくりでも足を運べば、そのうち着くでしょう
なんとか須立山頂上1720m到着
ここでこの先、進むべきか考えます
時間はまだ早いのですが、三本槍岳の登りも200mあり、これも前の2つのピークと同じではたまりません
・・・・
おにぎりを食べて
少し元気が湧いてきました
ゆっくりでも足を運べば、そのうち着くでしょう
前の笠ケ松、須立山の登山道の登りで労力を使いましたので、左の雪渓を登ります
雪渓は登りやすかったのですが、藪で行き止まりに・・・
右の登山道に戻るのに藪漕ぎですが、枝で体が跳ね返される程で60m程進むのに10分程かかりました
雪渓は登りやすかったのですが、藪で行き止まりに・・・
右の登山道に戻るのに藪漕ぎですが、枝で体が跳ね返される程で60m程進むのに10分程かかりました
中央が赤面山
そこに向かうにはこの雪渓を通らねばなりませんが、実際は写真よりずっと急で、上には落ちそうな大きな雪屁があり、クラックも多数、幸いにも雪崩の後はありません
でもここを通らないと帰れません
できるだけ雪渓の下部を通り、上を見て注意しながら通過しました
そこに向かうにはこの雪渓を通らねばなりませんが、実際は写真よりずっと急で、上には落ちそうな大きな雪屁があり、クラックも多数、幸いにも雪崩の後はありません
でもここを通らないと帰れません
できるだけ雪渓の下部を通り、上を見て注意しながら通過しました
感想
4月30日に登った四阿山が余りにも早く4時間足らずで下山してしまったので、
今回は一杯歩きたいと思い、色々コースを考えていましたが、高速がものすごく
渋滞しているのを見ると、とても遠出する気にはなれず、以前から気になっていた
近場の那須のこの周回コースにしました。
到着して見ると、残雪は予想していた以上に多く、今回の登山の負荷の大きさを
予感させました。
坊主沼避難小屋から三本槍岳の登りでは、精も根も尽きかけ、須立山の頂上まで
いったら戻ろうか、とも思いましたが、気を取り直し何とか予定通りのコースを
踏破することができました。
春の日差しを受け、春の息吹を感じながら、残雪の中を思う存分歩き、充実した
時間を過ごすことができました。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
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URU-12さん、こんにちは。
雪上のロングコース、お疲れ様でした。
以前より、甲子旭岳、一度歩いてみたいと思っていたのですが、やはり登山禁止なのですね。ネットで見てみると、実際に登っておられる方もいらっしゃるようですが、「崩落」となると、危ないですね
赤面山、bikihanakoが訪れた時は雨&霧で何にも見えませんでした
bikihanako
こんにちは、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
旭岳が気になって調べてみましたら、
旭岳(赤崩山)は登山禁止ですが、登ることは可能なんですね。
いつも東側の崖(崩壊した部分)しか見ていませんでしたし、
地図にも登山道は無いので、登ることは不可能と思い込んで
いました。
ただ、今回新道への案内板があった所が、旭岳へ登る分岐
と思いますが、トレースはありませんでした。
まあ、急で危険と思いますので、臆病な私にはとても
登る気はおきませんが・・
那須は景色も雄大で、紅葉の時期は特にきれいです。
登山者ももの凄く多いですので、ご注意ください。
お疲れさまでした。
今回もロングトレイルですね。この時期は残雪のコンディションも悪かったのでは?雪崩が気になるところです。
しかし、負荷の高いコースも気合で歩き切るURUさんのパワーに脱帽です
chachamaru
おはようございます chachamaruさん
コメントありがとうございます。
那須は標高がそれほど高くないので、
もう雪は大分融けており、ほとんど土の上を
歩けるのではないかと思っていました。
こんなに雪が残っている、いや雪だらけとは
全くの想定外でした。
感覚的には30km位歩いたのではないかと
思っていたのですが、23km程度で、
少しがっかりしてしまいました。
でも、旭岳下の東斜面の樹林帯の中の残雪を
歩いているときは、春の陽だまりの中、
まったりして、気持ちよかったですね
道中、この先、本当に行けるのか、行けないのか?
これで本当に着くのか?
なんて、ハラハラしながら歩くスリル感もあり、
もう、止められませんね!
URUさま、初めまして。
明後日にでも甲子山から南への縦走(→三本槍→茶臼→南月→黒尾谷)を計画しています。
1年前のレポート大変参考になりました。
残雪と戯れてきます!
1年前のレコを山行にしていただけるなんて、光栄です。
今年は那須に行っていませんので、状況は分かりませんが、
皆さんのレコを見ますと、雪が急速に融けつつあるようですね。
では、ロングですね。
お気をつけて!!
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