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Yamareco

記録ID: 1089605
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾

高妻山BC(大橋〜五地蔵山〜佐渡山コル・周回)

2017年03月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:33
距離
14.3km
登り
1,518m
下り
1,506m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
0:12
合計
6:32
距離 14.3km 登り 1,518m 下り 1,516m
4:01
93
6:43
6:48
42
7:30
7:31
83
8:54
9:00
83
10:23
10
天候 曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで戸隠大橋まで。
駐車スペースには10台程度駐車可能だが、この日は路駐を含め20台程度停まっていた。
コース状況/
危険箇所等
【大橋〜弥勒尾根〜五地蔵山】
・大橋から弥勒尾根取付までは広い雪原歩きとなるが、最初の渡渉箇所の選定に注意が必要。(視界がよければ大した問題ではないかもしれないが今回は雪&暗闇で視界がなかったため苦労した)
・弥勒尾根は時折やせている箇所があるが、それほど難易度は高くないと感じた。
・五地蔵山はピークを巻いたほうが楽。

【五地蔵山〜高妻山】
・五地蔵山からしばらくはアップダウンのあるやせ尾根となるのでそれなりにテクニカル。モンキーラッセルもあり。
・2053Pから尾根が広くなるが、ピーク手前の標高差にして50mはかなり急斜面なのでスキー登行は困難。(ツボ足アイゼンに換装して直登した)

【高妻山〜佐渡山のコル〜大橋(スキー滑走)】
・1900mまでは尾根滑走、そこから谷へ降りたが下部は沢が出ていて側面のトラバースを強いられた。
・基本的に雪崩地形なので厳冬期や降雪直後は避けたほうが賢明。(アップダウンは面倒だが五地蔵山経由で下りるという選択肢も考慮に入れたほうが良いかも)
その他周辺情報 戸隠神社中社ちかくの「神告げ温泉」
大橋から車で20分くらいかかるが、そばは絶品。
今日は久し振りに戸隠へ。
しんしんと雪が降る中高妻山を目指します。
2017年03月19日 03:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 3:59
今日は久し振りに戸隠へ。
しんしんと雪が降る中高妻山を目指します。
弥勒尾根(みろくおね)に取付くべく、スノーブリッジを探して沢を渡渉。
視界がなかったので結局どこがベストな渡渉点だったのか不明;;
2017年03月19日 04:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 4:12
弥勒尾根(みろくおね)に取付くべく、スノーブリッジを探して沢を渡渉。
視界がなかったので結局どこがベストな渡渉点だったのか不明;;
凍った雪の上に新雪が乗った状態だったので念のためクトーを装着。
2017年03月19日 04:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 4:54
凍った雪の上に新雪が乗った状態だったので念のためクトーを装着。
明るくなってきた。
弥勒尾根は斜度もそこそこでキックターンさえマスターしていれば比較的登り易いルートだと思う。(たぶん個人差あり)
2017年03月19日 06:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 6:13
明るくなってきた。
弥勒尾根は斜度もそこそこでキックターンさえマスターしていれば比較的登り易いルートだと思う。(たぶん個人差あり)
時折切れ落ちた崖と雪庇なども。
2017年03月19日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
3/19 6:24
時折切れ落ちた崖と雪庇なども。
雪は小康状態となり少しだけ御来光を拝むことができた。
2017年03月19日 06:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7
3/19 6:26
雪は小康状態となり少しだけ御来光を拝むことができた。
風もそこそこ強く、シュカブラ地帯も多かった。
2017年03月19日 06:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 6:45
風もそこそこ強く、シュカブラ地帯も多かった。
五地蔵山を越えてアップダウンの激しい主稜線に突入。
2017年03月19日 06:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 6:49
五地蔵山を越えてアップダウンの激しい主稜線に突入。
振り返れば幻想的な太陽。
こんな天気でも貸切の山はやっぱり嬉しい。
2017年03月19日 06:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 6:51
振り返れば幻想的な太陽。
こんな天気でも貸切の山はやっぱり嬉しい。
高妻山まで残り標高差50m!!
急登すぎてスキーでは厳しかったのでウィペットとアイゼンに換装して直登。
2017年03月19日 08:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 8:35
高妻山まで残り標高差50m!!
急登すぎてスキーでは厳しかったのでウィペットとアイゼンに換装して直登。
十阿弥陀まで来た。もう少しで山頂だ!
2017年03月19日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 8:52
十阿弥陀まで来た。もう少しで山頂だ!
冬季高妻山登頂!
標識もなにもないのでウィペットを標識代わりに。
こんな天気でも登頂できてよかった。
2017年03月19日 08:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 8:57
冬季高妻山登頂!
標識もなにもないのでウィペットを標識代わりに。
こんな天気でも登頂できてよかった。
さあ山頂から行こうか、相棒!
2017年03月19日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:00
さあ山頂から行こうか、相棒!
山頂直下の急斜面を適当にこなして氷沢川へ向けて尾根滑走。
斜度もそこそこで幅も広くて滑りやすかった。
モナカ雪という点以外は(笑)
2017年03月19日 09:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:09
山頂直下の急斜面を適当にこなして氷沢川へ向けて尾根滑走。
斜度もそこそこで幅も広くて滑りやすかった。
モナカ雪という点以外は(笑)
途中から谷へ降りる。
典型的な雪崩れ地形なので厳冬期やガッツリ降った後はやめたほうが良さそうだ。
2017年03月19日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:16
途中から谷へ降りる。
典型的な雪崩れ地形なので厳冬期やガッツリ降った後はやめたほうが良さそうだ。
かなり狭いV字谷。
左右の斜面からの雪崩に細心の注意を払いながらできるだけ素早く滑り抜けよう。
2017年03月19日 09:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:19
かなり狭いV字谷。
左右の斜面からの雪崩に細心の注意を払いながらできるだけ素早く滑り抜けよう。
トラバースしてたらスパッと切れて雪崩れた。
たった10cmの降雪でも結構雪崩れるもんだなー。
2017年03月19日 09:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:31
トラバースしてたらスパッと切れて雪崩れた。
たった10cmの降雪でも結構雪崩れるもんだなー。
氷沢川まで降りてホッと一息。
暇つぶしの自撮り。
2017年03月19日 09:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:33
氷沢川まで降りてホッと一息。
暇つぶしの自撮り。
乙妻山のルートと合流。
2年前に乙妻山〜中妻山を滑った時より雪は多そう。
あの時は縦溝だらけだった。
2017年03月19日 09:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 9:48
乙妻山のルートと合流。
2年前に乙妻山〜中妻山を滑った時より雪は多そう。
あの時は縦溝だらけだった。
佐渡山のコルにテントが。
たしかにこの辺りは幕営適地かも。
2017年03月19日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 10:11
佐渡山のコルにテントが。
たしかにこの辺りは幕営適地かも。
最後は高速道路と化した大橋林道をガンガン滑って下山。
2017年03月19日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 10:25
最後は高速道路と化した大橋林道をガンガン滑って下山。
スタート時点では4台ほどしかなかった車が20台くらいに増えていた。
人気ポイントですね。
2017年03月19日 10:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/19 10:34
スタート時点では4台ほどしかなかった車が20台くらいに増えていた。
人気ポイントですね。
撮影機器:

装備

個人装備
山スキー標準装備

感想

3連休ということで、当初はテントでも担いで泊まりで山スキーでも・・・と思っていたが、イマイチ山に気分が向かず天気もパッとしない(風が強そう)感じだったので日帰りで高妻山を狙うことにした。
高妻山は秋に戸隠山とセットで登ったことがあるが冬季は初めてとなる。

アクセスポイントは乙妻山と同じ戸隠大橋。
佐渡山や黒姫山に向かう登山者やスキーヤーが一度に集う場所なのでそこそこ人気の場所だ。

前夜のうちに大橋まで入って車中泊。
朝3時に目覚めると外は予想以上に雪が降り続いていた。
気圧の谷の影響で一時的なものだろうとポジティブに考えて予定通り出発。
初ルートだった上に暗闇&まとまった降雪で視界がほとんどない中、最初の沢の渡渉点を探すのに難儀した。

弥勒尾根に取付くとあとは粛々と高いところを目指して登り続ける。
しばらく歩くと雪は小康状態となったが、山頂方面の視界は相変わらず悪かった。
雪もアイスバーンの上にウィンドスラブが乗った状態で気持ちよく滑れるコンディションとはお世辞にも言い難かった。

仕方ないので「今日はあくまでも登頂目的!」と割り切って登ることにした。

朝早く出ているので当然と言えば当然だが視界の中に人影は全く見えない。
天気が悪くても「百名山を貸切」というのは気分がいいものだ。

五地蔵山を巻いて狭くアップダウンの多い主稜線を進んでいく。
風も強いし雪質も場所によって大きく変わる。
まるでアスレチックのようなルートで山スキーの総合力を試されているようだ。

極めつけは山頂直下の急登。
できればスキーのまま登り切りたかったがさすがにアイスバーンの上に柔らかい雪が乗った急登をそのままスキーでハイクアップするのは厳しく、アイゼン+ウィペットに換装しキックステップで直登することにした。

そして強風で全く視界がない中山頂に登頂!
こんな状況でも登頂はやっぱり嬉しい。
長居は無用なのでサッサと支度して滑走開始。
山頂直下の急登を適当にこなして当初の予定通り佐渡山のコル方面へ向かって滑走していく。

谷筋では小さい雪崩を起こしながらも何とか乙妻山ルートと合流。
佐渡山のコルへ登り返した後は遅出のスキーヤーやハイカーを横目に見ながら悪雪の斜面&林道を大橋まで滑って終了。

今回は偵察だったということにして、次回はぜひ視界の良いタイミングを見計らって再訪したい。

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コメント

三連休なのに
珍しくワンデイ?
どうした〜^_^;

yamaもようやく2017の山活開始(笑)
・・・て言ってる早々、玉入れの予定がバンバン。ムムム。
ま、何はともあれ、今年もお互い頑張ろう!
2017/3/20 21:25
Re: 三連休なのに
yamachan、おはようございます。
そうなんですよ〜、三連休にも関わらずあまり気分が乗らず・・・
半ば義務感にとらわれて何とか高妻山を踏んできた、そんな感じです。
いよいよビッグマウンテンの解禁。
なんとかモチベーションを保って頑張りたいですね。
2017/3/21 4:37
お上品な山行
sanchanさん、こんばんは。
今回そうでもなさそうですがここ最近はえらく「お上品な山行」って気がするのは私だけでしょうか?
もちろんお好きなところ行かれてるだけでしょし私がとやかく言う事じゃないのはわかってますが・・・
sanchanさんの体に脈々と流れているドMの血がそろそろ騒いでるのでは(笑)

高妻山行った事ありますが(もちろん秋)戸隠界隈イイですよね〜。山沢山あるし蕎麦も美味い(^。^)キャンプ場で連泊してあそこらへんの山はしごしたいです♪
2017/3/21 21:09
Re: お上品な山行
kabukiyaさん、こんばんは。

まずは野伏ヶ岳〜1,2,3の峰周回(&雪庇踏み抜き)おつかれさまでした。
最近のkabukiyaさんの方がよほど精力的で高いモチベーションを感じてます。
逆に僕はちょっと気分が乗らない感じになっちゃってます。
以前はがむしゃらに「あそこに登って滑ってやろう」という気持ちがわいてきましたが、最近はのんびりまったりハイキングもいいなーなんて思ったり、少し価値観が変わってきてるかも。
次の山についても色々と考えながら決めていきたいと思います。
ご心配?おかけしてすみません&ありがとうございます。
2017/3/21 22:09
おや珍しい
気持ちが山に向かないとは。今までもそういうことはあったのですか?でもしばらくしたらまた復活することと思います。
Sanchanのレコを読んで根子岳の帰りに見た信州の山々を思い出し、週末の行先を物色しているところです。昨日までは今週は山はいいかななんて思てましたが、今日になって突然やっぱ行こうという気になりました(笑)
2017/3/22 22:08
Re: おや珍しい
レッズさん、おはようございます。
そうなんです、気持ちが山に向かないなんてことはこれまでに経験したことがありません。
復活できればいいのですが・・・レッズさん、僕の代わりに色んな山を楽しんできてください。
最近モチベーションが高くていい感じですね。
応援してます!
2017/3/23 5:52
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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