御来光は西穂高岳独標で(北ア)
- GPS
- 25:20
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 722m
- 下り
- 718m
コースタイム
天候 | 1日目 曇り、ガス 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口駅〜西穂山荘 新雪は10cm程度その下は締まった雪でトレースはありましたが、1日目はやや滑りやすくアイゼンを付けた方が無難でした。 帰りはトレースがしっかりして、登りはアイゼン無しでも大丈夫そうでした。 西穂山荘〜西穂高岳独標 新雪がちょっとあり、気温が高い午後はアイゼンはやや効きづらく、気温が低い朝は雪が締まって良く効きました。 今後気温が高くなると、踏み抜き地獄になりそうですが、雪の状態は今後の天候で大きく変わりますので、臨機応変に対応して下さい。 |
写真
感想
【感想/記録】
そう言えば今年はまだ雪上テント泊をしていなかったなぁ、と言うことで近くでこの時期にテント泊できるのは西穂山荘。なので一泊で西穂高岳独標、あわよくば西穂高岳本峰を狙う事に。幸い人事異動もなく年度末から年度始めの時期でも仕事が淡々と通常運転で進んで行きます。今年は4月1日が土曜日なので、おかげで年度始めから山行できました。
新穂高登山者指導センターには7時前に到着するも、もう4月のためか無料駐車場は閉鎖されていました。市営第三駐車場に戻り朝食を食べて準備して出発。新穂高ロープウェイの駅までは1kmほどあり、重いザックを背負うと疲れます。昨日から始発便は8:30と早くなっており、年度始めのためか登山者は少なく、朝早いためか観光客もほとんど見えませんでした。9時過ぎには西穂高口駅を出発。が、サングラスを忘れた事に気がつきました。幸い曇り空なのでサングラスは必要なく、雪道の登山道を進みます。
朝の新穂高は雪が降った後でガスっていましたが、ロープウェイで標高を上げると雲の上に出られたので、ドンドン登っていけば青空が〜と呑気考えていたら、またガスったみたいで途中の眺望は全くなし。汗をかかないようにゆっくりと歩いて、10時20分頃に西穂山荘へ到着。幸いテン場には一番乗りでしたので、雪壁に囲まれた良い物件を確保。受け付けを済ませテントを設営し終えたらお昼近くだったので、昼食を食べても辺りはガスって真っ白。ちょっと上の様子を伺いにと、サブザックに荷物を詰めて出発。
とりあえず12時半過ぎに出発して丸山まで行きましたが、標高を上げればガスが晴れると言う期待はあっさりと裏切られ、真っ白で何も見えません(´Д` )。しばらく佇んでも状況は変わらず、下山して1時間ほどテントの中で昼寝をしました。気温が高めなので雪は腐り気味ですが、テントの中は暖かく気持ちよく寝られました。起きてもする事がなく担ぎ上げたビールを飲んだら、もうする事が無くなりましたとさ(笑)。あとは夕日に期待と思っていても全然ガスが晴れません。
テントの中でグダグダしていたら、ようやく5時半頃にガスが晴れてきました。慌て準備をして丸山まで向かいます。雲海の上に出て夕日が沈んでいく様子を撮影できました。残念ながら山々は赤く染まりませんでしたが、明日は良いお天気になりそうなので、ご来光に期待です。西穂山荘に宿泊していると、ちょうど夕ご飯の時間だったのでテン泊で良かった〜。テントに戻ってからは夕ご飯を食べてとっとと寝ました。
テントの中は夕方が−6℃くらい、起床した未明は−8℃ほどでしたがダウンを着込んで厚着をしたので、わりと良く寝られました。でもシュラフから顔を出すと寒かった。朝は3時40分に起きましたが、暖かいシュラフの中から出るのはつらく、なかなか出発する準備が進みません。簡単な食事をしてトイレへ行くのも時間がかかります。着替えているとテントの内側に結露した霜が雪のようにあってくるし、グローブをしていると細かな作業ができません。なので時間がかかって4時半に出発したかったのに、結局出発できたのは5時に5分前と出遅れました。その頃にはもう空が少し明るくなり始め、独標に向かう途中には、東の空が赤くなりやっぱり出発が遅かった〜。
息を切らさながら独標手前の眺望の良いところで、振り向くと乗鞍岳、左側の笠ヶ岳、右側の八ヶ岳付近が赤く染まってきました。しばらく撮影しているとドンドン陽が高くなってくるので、また独標を目指します。最後の独標の急斜面は沢山の人々の登った跡で、ステップは無く雪がグサグサで登りづらかったのですが、無事御来光の前、5時50分頃に独標に到着。ここは吊り尾根の影で御来光が遅れました。頂上には誰もおらず、朝日に染まるピラミッドピーク、西穂高岳、笠ヶ岳,乗鞍岳を撮影していると、前穂高岳の横から大分陽が高くなっていましたが、御来光が差してきました。また明るくなってきた周辺の山々を撮影して、6時半前には下山を開始。12峰手前で多数の団体さんとすれ違うのに時間がかかり待たされました。やっぱりもっと早く出発していれば良かった〜。
帰りは多数の方とすれ違いながら下山し、7時15分頃にはテン場へ到着。ちょっと遅い朝食はモンベルの新商品、五目リゾッタにしてみましたが、ちょっとおかゆやリゾット風でアルファ米のご飯では無いですね。でも柔らかいので食べやすく、熱湯でわずか3分で食べられるので、寒い雪山でのテン泊でもアツアツで食べられるので良かったです。晴れているのでテントの撤収も楽でしたが、やっぱり時間はかかって9時半前にテン場を出発。帰りは下りで荷物も少し軽くなっていたので10時20分頃に西穂高口駅に到着。時間があったので展望台から北アルプスの山々を撮影し、ロープウェイに乗って無事下山できました。帰りのロープウェイは登山者は自分一人だったので、思いっきりアウェイ感がありました(笑)。今回は西穂高岳本峰に登頂できなかったのは残念でしたが、ここしばらく西穂高岳周辺で滑落事故が多数発生しているので、コンディションの良い時期に挑戦してみたいですね。
【注意点や反省点】
岐阜県では北アルプスや白山などの山域で条例により登山届を提出しないと、5万円以下の罰金となります。
今回の荷物の重さは約19kg、カメラバッグは約1kg、合計約20kgにもなり重かった。サングラスの他にもあれば便利な濡れたテントを拭くタオル、雪を落とすブラシを忘れました。
今回のシュラフは3シーズン用のナンガ・オーロラライト 450DXにしました。Limit温度は−5℃、Extremeは−21℃ですが、−8℃くらいでも厚着をしていればマズマズ熟睡できました。オーロラ900DXは暖かいのですか、大きすぎてパッキングするのは大変、と言うか大きなザックに変えないとパッキングは無理でした。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
599
683
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
64
51
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
12
14
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
53
94
ウォーキングの距離(km)
14.0
15.6
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
18,561
20,274
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
57〜102
56〜106
体重
63.4 -> 63.8
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