岩、鎖、春の妙義山（石門→天狗岳→妙義神社と桜）

2017年04月22日(土) [日帰り]

• GPS: 09:16
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,601m
• 下り: 1,617m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:16
• 休憩: 2:00
• 合計: 9:16

距離 12.8km 登り 1,620m 下り 1,617m

6:40 スタート地点
6:45 6:46 第一石門
6:49 6:50 名勝石門群登山道
6:55 6:59 第一石門
7:02 第二石門
7:06 7:07 第一石門
7:16 7:19 第三石門
7:19 7:28 第四石門
7:36 7:47 天狗の評定
7:53 7:56 第四石門
8:08 鷹戻し
10:28 10:45 天狗岳
11:11 11:36 大のぞき
12:51 13:03 大の字
13:35 13:36 妙義神社
13:41 14:13 道の駅みょうぎ
15:47 名勝石門群登山道
15:56 ゴール地点

天候

曇り，たまに晴れ間

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中之嶽神社横の中之岳駐車場は夜間クローズで，この日は朝6時過ぎにオープンしました。その下にある未舗装の駐車場は24時間オープン。トイレは中之岳駐車場にあるものが早朝でも使えました。

コース状況／危険箇所等

中間道のタルワキ沢分岐ー第2見晴間が落石により通行止です（詳しくは富岡市観光ホームページに記載あり）。山頂ルートは入口に警告があるとおり，岩場・鎖場の経験が無い人は行くべきでは無いと思います。

その他周辺情報

妙義神社そばの「もみじの湯」は設備も綺麗ですし，併設しているレストランも手抜きが無い感じで好感が持てました。お勧めします。

写真

4/22 5:53

春真っ只中の妙義山。最高の一日の予感。

4/22 5:55

バラ尾根に相馬岳や天狗岳，遠くから眺めても異彩を放つまさに岩の要塞。本日は一応，中間道メインの観光登山の予定としていますが。

4/22 6:40

中之嶽神社。雑然とした昭和的豪華絢爛さに少々違和感を感じたのは…私だけ？

4/22 6:47

まずは予定通り石門巡りから。観光ルートかと思いきや、以外なアスレチックコースでした。

4/22 6:51

冒頭からいきなり鎖が登場です。その名はカニの小手調べ。きちんと弱キャラから登場する心遣い。

4/22 7:07

その後，カニの横ばい，たてばいと少しずつ難度を上げてきます。

4/22 7:09

登山客には鎖が無くても行けるレベルでも，鎖場も見たことが無いような観光客には結構キツいかも。

4/22 7:21

今シーズン初の花レコは大好きなミツバツツジから。

4/22 7:25

石門広場から見る、鬼ヶ島…じゃなくて第四石門。どうなったらこうなるんだ？まさに自然の神秘。

4/22 7:42

石門広場の先では大砲岩や天狗の評定などの名称を奇石が拝めます。

4/22 7:38

大砲岩の先から見下ろす圧巻の風景。駐車場から標高差150mでこの風景が見られるなんて生産性の良さならピカイチかも。

4/22 7:43

南側の金鶏（きんけい）山方面。眼下には今まさに旬を迎えているさくらの里。

4/22 8:10

中間道は良く整備されたコース。妙義山たる何か期待している人にはちょっと物足りないかな。

4/22 8:58

地面に目を向けると特徴的な形の花を発見。事後調査の結果、ミミガタテンナンショウと判定しましたが、これ如何に？

4/22 9:02

上を見上げれば相馬岳に天狗岳。今日は登らないことにしていますが，美しいものには触れたくなるのがヒトの性というもの。

4/22 9:27

な，なんと予定の中間道は途中通行止め(知ってたけど）。

4/22 9:28

すぐそばには偶然にも山頂に向かうタルワキ沢コースがあるではないですか。

4/22 9:29

山頂の様子は先人達のヤマレコで十分研究済み，そして時間もありとくれば，山頂へ向かう決心は直ぐでした。

4/22 9:34

花レコその2はタチツボスミレ。そこら中で見られました。

4/22 10:01

タルワキ沢コースも一応破線ルートですが，いたって普通。ここより石門コース鎖場後半の方が厳しいんじゃ？（注：個人的な感想です）。

4/22 10:34

特筆すべき敵が出現することも無いままに天狗岳山頂ゲット。赤城山方面を望む。

4/22 11:07

富岡方面に広がる平地。関東平野はここから始まるのか，というくらい真っ平ら。

4/22 11:07

大の字に向けて山頂ルートを進みます。ここからが本番なのは承知の上。

4/22 11:19

高さ30mの鎖場。これでも物足りない人には平行して鎖無しルートもある親切さ。さすが手を抜かない妙義山。

4/22 11:21

上から見下ろすとこんな感じ。高度感が伝わりにくい写真でも伝わるほどの落差がステキ。

4/22 11:22

この程度の登りは鎖を使わずGoGo。

4/22 11:24

御嶽三社大神が立つ，大のぞきに無事到着。

4/22 11:27

スマホカメラの限界に挑戦！大のぞきから見る浅間山と裏妙義のトンカチ。

4/22 11:29

さっきまで居た天狗岳方面を振り返る。崖側は垂直どころかえぐれてるし。

4/22 11:32

先に進みます。ステップも用意され，これはチョロいな。

4/22 11:34

横には春の妙義を舞う鳥人達。

4/22 11:36

ここからは一転して，連続下りの開始です。難度マシマシw

4/22 11:36

慎重に，でも楽しんで行きます！

4/22 11:38

ここはホールド多数で楽勝。

4/22 11:53

鎖の先が見えないっす。ここはちょっとアドレナリン多めで挑みます。

4/22 12:02

上からは見えないまさかの絶壁横移動にちょっとビビったぞ。

4/22 12:05

チェックポイント？の見晴に到着。怒濤の下りはまだ全然終わりではありませんが。

4/22 12:06

続く鎖との戦いに向け，しばしの休憩。

4/22 12:08

気象上のいたずらでしょうか，浅間山が噴火したような風景を目にしました。

4/22 12:19

試合再開。長くてもちょっと角度が緩ければ余裕を感じてしまう麻痺状態。

4/22 12:26

危険箇所最後と思しき奥の院直前の鎖場。ここはアドレナリンがどばっと出ましたよ。

4/22 12:30

ほぼ垂直で鎖無しでは足下を探るのすら恐怖。潔く鎖に甘えさせて頂きました。

4/22 12:31

ここまで来れば，まあ安心かな。奥の院到着です。

4/22 12:33

奥の祠に登ってみると何だか微妙に荒れている気がする。とはいえ，今日の安全をありがとう。

4/22 12:44

確かにキケンだったコースを終え，このコース最後のお楽しみ，大の字に向けて出発します。

4/22 12:51

見えてきた，大の字。上信越道から見えるこの文字が気になって仕方なかったのよね。

4/22 12:55

終わったと思っていたのに，また鎖か〜い，という心境になりました。

4/22 12:58

登ってみれば期待通りの風景。来て良かった。

4/22 12:58

正面は断崖絶壁なので，大ちゃんのお顔を拝むのもこの角度が限界。

4/22 13:21

主要目的は果たしたので花レコへチェンジ。ヤマツバキはほぼ終わり。

4/22 13:30

妙義神社に到着。北門を彩る見事なミツバツツジ。

4/22 13:31

拝殿の彫刻や色使いも良い味出してるなぁ。

4/22 13:32

手入れが行き届いた整然としたレイアウトがまるでジオラマを見ているようだ。

4/22 13:33

下りで良かった。

4/22 13:39

参道のお土産屋と思いきや，民宿らしい。泊まったら面白いかも。

4/22 14:18

石碑とヤマブキの群生

4/22 14:24

ヤマレコで覚えた花の一つ，シャガの現物を初めて見つけた。

4/22 14:25

妙義山の西端から東端まで来てしまっているので，ここから車まで歩いて戻らないとなりません。

4/22 14:47

気分的にはもう登山は終了しているのに，車まで300m登り返さないとならないという悲劇。

4/22 15:08

はいはい，登りますとも。

4/22 15:23

登り切って一本杉到着。今度こそ登山は終わり，なはず。

4/22 15:29

さくらの里というだけはある圧巻の桜。

4/22 15:32

ミツバツツジに満開を過ぎつつあるソメイヨシノ。

4/22 15:44

桜と金鶏山

4/22 16:44

菜の花の先に大の字。あの文字を今日間近で見てきたんだよな〜（感激

4/22 19:28

ここでお風呂と夕食を頂き，2時間ほど仮眠。最後まで盛りだくさんの一日でした。

撮影機器：

SO-02G Sony

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ フリース ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 スマホ ファーストエイドキット 常備薬 時計 タオル ツェルト ストック ヘルメット スリング

備考

昼食を車に置き忘れるという大失態をしてしまうも，行動食兼非常食として持っていた大量のチョコレートのお陰で何とか凌ぐことが出来ました。

感想

napiee

友人に誘われ，春爛漫の妙義山に行ってきました。去年登った岩場天国の秩父の両神山・八丁峠とそのお隣の双子山へのスリリングな登山がとても楽しく，次は妙義山だなと下調べ（先人レコの読み漁り）をしていたこともあり，観光コースでのハイキングの予定だったにも関わらず，結局頂上まで登ることになりました。観光予定なのに，ヘルメットとスリング持参という良すぎる準備も未必の故意を疑わせる計画変更だったりしますが。
岩や鎖との格闘で溢れ出るアドレナリンと，課題をクリアした際の脳内麻薬との交互に襲ってくる刺激はまさに週末のご褒美でした。とはいえ，もともとの計画であった観光コースの石門巡りと春の素晴らしさを感じさせるさくらの里の散策だけでも最高の週末の一日になったとは思います。妙義山，噂に違わぬ魅力的な岩の要塞。次は山頂コンプリートを目指しもう一度参ります！

コメント

aurore

ご無事で何より〜。
お疲れ様さまでした〜！
スリル満点のコースに嬉々としている姿が目に浮かびますが、とにかく無事の下山で何よりです☆
無骨なクレイジーマウンテンと色とりどりのお花の共演、何とも絶妙で良いですね〜！
来年は私も挑戦出来るレベルに...(笑)

napiee

Re: ご無事で何より〜。
auroreさん、コメントありがとうございます！
ずっと行きたいと思っていた山でしたし、春爛漫な風景とも相まって本当に楽しかったですよ。感想にも書いたとおり、クレージーな所に行かなくても、石門あたりでも十分楽しめますし、来年と言わず是非。

桜の季節を終えたさくらの里は、どうなるんだろう？夏の桜と言えば…毛虫の里！？いやいやいや、夏でも良いところに違いない(笑

yamanovo

難所の山、やるねー
上毛三山、残り１つっすね。
シャガの花はこの次期どこにでも見られるはず。これまでにも見たと思うけど興味出てきたってことですな。
あと、御衣黄という珍しい緑の桜が見れたのに。

napiee

Re: 難所の山、やるねー
yamanovo師匠、コメントありがとうございます！榛名富士もいいですね。候補にいれとこ。

シャガの話、最近どんどん目に留まる草花が増えてきているなぁ、と実感しています。まさに仰る通りで、知らなければただの雑草ですから、スルーしてたかと。それにしても、この自分が花を探すのが楽しくなるなんて、思いもよらなんだ(^^;