苗場山 〜〜〜たっぷり過ぎる雪とカモシカ〜〜〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坪場手前の急斜面は慎重に。 |
その他周辺情報 | 結東地区の「萌木の里」の温泉を利用しましたが、露天風呂は開業前でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
思えば1年前、ここに来て標高1500m付近でアイゼンのボルトが外れて紛失し、敗退の憂き目に会ったのだった。
今回はのよさの里から林道を折り返さず、小赤沢から直接3合目方面の林道を登ろうとしたが、大ゼンの滝の先で路面が凍結しており、スノータイヤでも斜度がきついためスリップし出し、あきらめて駐車スペースのある所に停めた。
除雪は林道のT字路まで確りしてあり、下山時に見たらここに2台ほど駐車していた。ここの積雪は1.5m若で、除雪は一気にできず、皮をはぐように何回か彫り込んでいた。
3合目方向に少し進むと除雪は終わり、行く手には結構な斜面があった。
その先にはカモシカが後ろ姿で顔をこちらに向けている、が動く気配がない。さらに斜面の下側にもカモシカがやはり同じ姿勢で、こちらも動かない。・・・そうか寝てるんだ。
早速アイゼンに履き替えて、ピッケル出して・・・歩き出したら前方のカモシカが気づいたようだ。しかしこちらが亀のようなので、なかなか逃げる気配がないが、30mほど?になったところで、とぼとぼと歩いて、道が右折するところを真直ぐ降りて行った。
暫く進むと幹の直径が50cmはありそうな巨木が根こそぎ崩れて、道を塞いでいた。そういえば前回も小規模な崩壊が見られた場所だ。今年は大雪に耐え切れなかったようだ。帰りに何か落ちてこないといいが・・・
その先の大きな沢では雪崩による大規模なデブリがあった。
3合目登山口ではトイレの屋根まで雪がかかっており、積雪は2m以上だ。
この先は登山道は見えないし先行者もいないので、地図と周りの地形を見ながら進む。地図で峰に上がる付近は斜面が一番楽そうなところを進んだが、下山時も適切な所と思えた。
暫く尾根伝いに進むので迷う心配はない。
標高1500m付近からいよいよ緩斜面。わかり易いよう、右側の方を進む。1650m付近から前日?のB.Cスキーのトレースがあり、少し安心できた。
次は1760m付近の緩斜面の上をトラバース気味に進んで、あとはUの字状の沢を登る。ここもB.Cのトレースがある。斜度35度超えが標高差150m以上続く。しかも所々アイゼンの爪しかかからないクラスト斜面もある。針ノ木岳のマヤクボ沢を思い出した。あの時もGWだったが、雪がやや腐っていて靴をけりこむと土踏まずまでしっかり入ったので恐怖感はなかったが。約1時間かけて漸く坪場に出た。
またBCのトレースがあり、これをだどって進むと登山道ではなく左の尾根伝いのルートになる。2080m付近に展望の良い小ピークがあり、山頂方面に山頂ヒュッテ(自然体験交流センター)が見える。近づいてみると東側は屋根まで積雪がある。この建物は2階建てなので積雪4m位か。
山頂付近に標識は見当たらないが谷川連峰から越後三山までよく見える。晴天ではあるがあまり遠望は利かず、肉眼で尾瀬の燧岳がかすかに見える程度だ。南側には赤倉山から佐武流山更に白砂山。更に右手には菅平、そして鳥甲山が目立つ。
風が結構強いので、山頂ヒュッテの西側の陰でお昼。ビールで乾杯して、お湯を沸かすのはあきらめ、カレーパンと行動食だけにし、カップ麺はもう少し風の弱い場所まで待とう。
2080mピークで後続者に会う。天気が良いことをとても喜んでいた。
更にBCの方に。
坪場からの下りは、気温が少し上がったため雪がやや柔らかくなり、後ろ向きにならなくても降りることができた。最初は登った時のジグザグルートだったが、途中から直降でき、最後はシリセードが気持ちよかった。
一休みしていると一人の若者が右側の緩斜面に出るルートではなく、直進しようとしている。声をかけてみると、そこを登ってきたが一部急なところがあって、下ろうかを迷っているとのこと。
小生のルートを話し先に降りたが、結局彼も小生のルートを辿り、後で再会した。
下山時に合計3回シリセードでき、アイゼンがあっても手でバランスを取りながら降りるテクニックが身に付けることができた。
3合目の先の沢でBCの方と再会した。今度は二人だった。
車に戻った後、大ゼンの滝ではさすがに水量が多くて、1年前とは比べ物にならないほど立派な滝であった。
帰路、結東の「萌木の里」で温泉へ。この辺は桜がまだ満開になっていなく、そのせいか露天風呂もまだ開業しておらず内湯だけだったが、窓から見える中津川と対岸の景色を楽しみながら、のんびりと疲れを癒すことができた。
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