GW混雑を快適にすごす奥秩父テン泊縦走!(雁坂小屋→将監小屋→二瀬尾根→秩父湖)
- GPS
- 52:15
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 2,860m
コースタイム
- 山行
- 2:52
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:54
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:28
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:14
天候 | 5/3水=晴れ、5/4木=晴れ、5/5金=晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:秩父湖→西武秩父駅(バス\940)西武秩父駅→自宅(電車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が残るのは雁坂峠から雁坂小屋間と、雁坂小屋から水晶山の間。 将監峠から和名倉山間で、一箇所崩落箇所あり、注意。 二瀬尾根は以前より目印増えて歩きやすくなったが、造林小屋から反射板の間は三箇所ほど崩落しており通行注意。 反射板から秩父湖までは長い急下降。 軽アイゼン持参していたが、使用せず。 |
その他周辺情報 | 雁坂テン場。正規キャパ30張。800円。水は今回は出が細くて補給に時間がかかった。 トイレはボットン式で、ペーパーなし。男女兼用で4つ。 男性小用1。 将監テン場。正規キャパ50張。1000円。水はいつも通り豊富。 トイレ 洋式ペーパー有。男女兼用2、男性小用2。 |
写真
装備
個人装備 |
ザックはオスプレー
イーサー60
妻は同じくオスプレー <br />イーサーのレディースモデルでエーリエル55。<br />長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
軽アイゼン
|
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感想
なんとなくGW恒例となっている奥秩父テン泊。
が、今年は妻の肋骨骨折により無理かと思っていた。
しかし、先週の熱海ハイキングで通常重量ザックを試した妻が、思わぬ藪漕ぎまで体験した結果、テン泊装備いつも通り持てるから行ける、と言う。
そしてテン泊用ザックを引っ張り出し、行く気満々となっていたため、とりあえず出かけることにする。
行き慣れた奥秩父であるし、様子見つつルート考えよう。
妻は、初日雁坂、2日目将監、そして混雑しているであろう雲取は避け、二瀬尾根から秩父に下山、を提案。
どこも歩き慣れたルートであるが、3日目が長い破線コースとなるため妻の様子を見てどうにでもエスケープ、ルート変更できるように電車でGO。
初日は妻の大好きな雁坂峠へ向かう。
ここは秩父側からの方が人が少なくて好きであるが、いつもの突出ルートはこの時期は道の状況が悪く、今年のコンディション的には避けた方が良いので、最もルートの短い道の駅みとみからとする。
中央線を塩山で下車。
いつもここらは甲武信へ向かう徳ちゃん新道を歩くことが多いので、このルート歩くのは久々。人が多いかと思ったが、意外に3人くらいしか合わなかった。
南面は雪無しであったが、雁坂峠から雁坂小屋へは北側斜面はかなり雪があり凍結もしていた。
雁坂小屋到着。早く着いたので、ベンチのある一等地に設営できた。ここはちょうど一張分の場所なので、プライベート感満載の別荘風。
あとはずっとのんびりする。妻も全く支障無しとのことで、明日も予定通りとすることに。
雁坂では、この日と翌日限定のシシ鍋を販売するとのことで楽しみにしており、小屋番さんに「シシ鍋は何時から販売しますか?」と聞こうとして、うっかり「クマ鍋は何時からですか?」と言ってしまい、小屋番さんには「クマ??」と怪訝な顔をされ、妻には笑われた。
シシ鍋は2時頃に販売開始された。一杯600円.ビール付で1000円。
肉と野菜がたっぷりでウマウマであった。
陽射しがあまりに暑くなったので、妻は日傘をさして散策に。
そのうちテン場も人が多くなり、小屋の方たちが、詰めて張ってくださいとテン場巡回に回って来られた。
が、我々の場所はどうやっても一張分のスペースしかないので張り直しも不要であり、小屋番さんに「ここは、風が強くなければ集合住宅でないプライベート一等地で最高だよ!早く着いた特権だね」と優しくお声がけいただいた。最後の方に到着した方たちは小屋の玄関前に張るしかなくなっていた。平坦かもしれないが、ちょっと落ち着かないであろう。
その後は小屋番さんにバイカオウレンの咲いている場所を教えていただいて探索に。可憐な可愛い花であった。
雁坂のテン場の夜はいつも静かであり、この日もとても静かであった。
翌日、今日は将監まで。そこそこキャパのある将監だが、昨日雲取に入った人が相当来るに違いない。雁坂の具合から早く着いた方が良い。
慣れ親しんだ主稜線。水晶山へのルートは例年並みの雪か。気温があがるとズボりそうであるが、朝なので雪が締まっていて歩きやすい。
少し霞んでいるので古礼山からの富士を拝めるか懸念していたが、今回も例年通り綺麗に見えた。
ここから雁峠の間はさすが好天のGWだけあって、すれ違う人の数も多い。今日は将監の良いテン場を確保するため笠取山はパス。そこから先は巻道は使わずに黒エンジュと唐松尾山の稜線を行く。巻道のかたが時間的には早いが、眺望が効かないのでアップダウンはあるが稜線の方がメリハリがある。
唐松尾山で一服して将監へ。
さすがにまだ10時半であり、テン場は選び放題。上段の平坦な良いテン場をget!
あとはゴロゴロのんびり。
2時には正規のテン場は満員となり、テントの列は小屋前から林道沿いに伸びていった。凄いな…。雲取など恐ろしかろう数になっているであろう。
3日目の朝。今日は和名倉山方面から二瀬尾根へ。和名倉山ピストンは何度もしているが、秩父湖に抜けるこの破線ルートを行くのはの2度目。
いつも凍結している北側斜面のトラバースルートはか今年は凍結は無かったが一箇所崩落していた。そこを気をつけて通り過ぎれば、西仙波、東仙波。富士山を見ながらのこの稜線は楽しい。カバアの頭を右に見て、左に南アルプスを望めるこの稜線は妻の大好きな場所。
川又分岐の先の二瀬分岐で腹拵え。和名倉山はピストンの時にいつも行ってるので今日は山頂は踏まず。
二瀬分岐から先は破線となるが、4年前に歩いた時には無かった標識ができていた。ルートも以前より明瞭。
しかし陽射しが強くて暑い。妻が靴擦れしたとのことで、造林小屋跡地で手当しつつ腹拵え。
ここから反射板までの間の道が三箇所崩落していると、本日唯一すれ違って登ってこられた方に教えていただく。本当にかなり崩落していた。が、一番凄いところはロープを渡してくれていた。
以前もあった「猫バス停」もどきにみえる標識で記念撮影して反射板。ここから激下りとなる。
久々のテン泊装備でのこの長い急下降は疲れる。
下にエメラルド色の秩父湖が樹林の間から見えてきた。「黒部ダムみたいに見えるよね」と妻。
吊橋で長い急下降から開放されて安堵。後は車道沿いにバス停へ。
このルートは人に合わずに静かなところが最大の特徴であり、この混雑するGWで今日は山行中出会ったのはお二人のみという実に静かな山を、楽しめた。
秩父湖のバス停で、もうお一方今日同ルートを下りてこられた方と一緒になった。将監では林道沿いにテント張られていたとのこと。
やがてきた三峰神社発のバスは満員。さすが好天の連休。
妻の肋骨がなかなか完治せず危ぶまれたが、例年通りの奥秩父テン泊縦走ができ、特に支障もなかったとのことで本当に良かった。
しかも、早着作戦が成功し、テン場も最高の場所をgetできたし。
夜騒がしい方もいなくて実に静かに過ごせ、例年通りの奥秩父テン泊縦走できて大満足であった。
コメント
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雁坂峠にあげて行く道も、稜線から将監小屋までの稜線も
そして、仙波をかすめて秩父湖にポトリと降りるコース取りは
流石Penさん この山域を熟知しているな〜と感心されられました
(私の大好きなカバアノ頭も載せて戴き勝手に喜んでおります )
奥様のお怪我の回復ぶりもグッと良いようで
今後の山行はその快速ぶりをいかんなく発揮されたレコが届くのも
そう遠くはなさそうですね
何時もの良い眺め!ありがとうございました(^^ゞ
この時期の奥秩父は本当に好きで何度も来てしまいますね。
しかし、いつもガラガラの雁峠にたくさん人がいたのでビックリしました。
前日の笠取はすごかったようですね。
カバアの頭は、妻が、
「naotosasさん用に撮っておかなきゃ!」と撮影してたものですので、
お目にとまっていただいて嬉しいと申しておりました
ちょっと逆光なのはご愛嬌で
気持ち良く、テント行敢行出来たようで良かったです
この辺はこの時期歩くには気持ちいいですよね。
しし鍋イベントは知らなかったな。
食べてみたいです 付きで
しかし、まだ雪残ってるんですね〜〜〜
富士山の雪はずいぶん減ったのにね〜〜〜〜
でも、そろそろ夏に向けて、始動開始ですね。
今年は何処かな〜〜〜〜〜
しし鍋イベントはこの日と次の日だけで、
無事完売になったようです。
ウマかったですよ
しかし、加仁湯のクマの印象が強くて
クマ鍋と言ってしまったのは不覚
懸念された妻も問題なく、しっかり自分の荷物は全部背負ってました。
肋骨に負担のかかるような腕力を駆使するところが無ければ、通常に行ける模様です。
このヤマレコを拝見して、「あ去年もおいでいただいた・・・」事を写真を見てハンドルネームを見て思い出しました。すみません。そして去年ハンドルネームを間違えて貼り付けていたことも。ごめんなさい。
今年は水が出なくて本当にご迷惑をおかけしました。また明日(12日)に上がって今度は豆焼き沢から引いてきます。
それにしても最後が二瀬ダムと言うのがすごいですね。
有難うございました。
その節はお世話になりました。
バイカオウレン、あれから主稜線でいくつか発見させていただきました
シシ鍋もウマかったです
雁坂のテン場は本当に好きでよくお邪魔しています。
でも、3年前は妻が入院していたり、その前年は甲武信から将監まで一気に進んでしまったりで、ちょっとご無沙汰しておりました。
その間にブログやカラフル手拭い販売等なさるなど、
雁坂も人気がでてこられましたよね。
また折を見て伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お天気もよく、心地よい縦走だったようですね。
このあたりは、好きなところばかりですが、やっぱり、連休はこんなに込むんですね。。。将監小屋の林道までとは。。雁坂小屋の天場もよいところですよね。
和名倉さんはピストンしかしたことないのは、車の回収ができないからですが、やりたいですね。
僕らは徳沢でのんびりしていたらアズさんとばったり。翌日蝶が岳ピストンだけでしたが、好天は最高でしたね。
GWによく来ますが、いつもはここまで混まないですよ。
暦の並びと好天続きだったからだと思います。
まぁ、以前より人が増えているのは確かですが…。
和名倉山の先の二瀬尾根は以前より標識は増えていました。
ここで遭難して行方不明になった方がおられたからかもしれませんが。
ただ、以前は崩落箇所はありませんでした。
下りに使う場合は、反射板からの急下降が急な上に長いのでそこが一番疲れますね。 妻は前回も今回もそこで靴擦れしてました。
が、人が殆ど入らないので、静かに歩けることは請け合いますよ。
奥秩父縦走はしてみたいな〜って毎年思いますが、
思っているうちに気温が高くなり、私には厳しい標高となります〜
来年は実行してみたいと思いますす。
奥様も完全復活というより絶好調ですね〜
そろそろ第二キャンプでしょ〜か。
奥秩父縦走は渋くていいですよ
真夏はお勧めしませんが
今回も3日目の下山時は暑かったです
陽射しをまともに喰らうとクラクラしました。
妻の荷物を負担することも覚悟してましたが、
引き受けずにすんで良かったです。
妻はまだ腕力を駆使するところは不安がありますが、
そうでなければ、おかげさまでほぼ大丈夫のようです
GWのレコ見ていませんでした。
雁坂〜将監と歩かれたのですね。
バイカオウレン探しツアーは、イシさんからもVIP扱いですね。
4日には823さんからも雁坂小屋にお誘い頂いていたのに他の所に出掛けていて行けませんでした。
ペンさん達もここに寄られるんだったら、雁坂に行くのでした。
惜しいことをしました。
奥秩父テン泊縦走お疲れ様でした。
ペン妻さんももう大丈夫のようで一安心です。
雁坂小屋は、食飲研修が盛んになられたようで、
この日は満員御礼のようでした。
おいで下さったらお会いできたかもしれませんね
小屋番さんにはバイカオウレン探し等ですっかりお世話になりました。
妻も腕を酷使したり上半身を捻ったりしなければ大丈夫のようです。 [scissors]]
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