笈ヶ岳〜山毛欅尾山ベースの絶景山行


- GPS
- 17:07
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,157m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:54
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:快晴 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:道の駅瀬女−北陸道福井北IC |
その他周辺情報 | ・鯖江北PA おにぎりがサイコーに美味しい ・白峰総湯 ゆったりと疲れを癒してくれます ・林西寺 白山下山仏を祀ってます 今回白山開山の泰澄師のお仏像に お参りすることができました |
写真
こちらの方が通過しやすいかな
このあと垂直を虎ロープと木の根っこをつかみながら10mほど下るジャングルジムがあります木の根っこで隠れていますが横がスッパリと切れており注意が必要です
今回は前爪アイゼンで下ったため石と土で足がとられたりするので難渋しました
幸いガスクッカーの内側に輪っかが出来るほどの汚い水ではなかったです
でもやはり美味いものではありません
装備
個人装備 |
長袖インナー2
フリース
ハードシェル
タイツ
靴下2
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ダウンジャケット・パンツ●
ダウンソックス●
雨具●
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ●
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
ゾンデ
シャベル
ガスクッカー
ガス
食糧6食分
行動食2回分
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPSアプリ
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
スマホ
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テント
スノーフライ
テントマット
シュラフ(2枚#3#5)
新聞紙
●印は未使用の衣料
|
---|---|
備考 | 食糧リスト参照 <https://www.yamareco.com/modules/diary/33306-detail-142450> |
感想
ここ数年、GWになると訪れる石川県からの山毛欅尾山
そして目指すピークは笈ヶ岳
残雪期限定と言われている美しい山です
3年前に初めて登頂してから虜となっています
でも・・・昨年、一昨年とお預けになっていました
今年は雪が多かったこともあり残雪も多いのでは・・・
と、期待がありました
■1日目
登山口下の林道まで車で
いつものよう北陸電力中宮発電所の貯水池への階段を登ります
これが良いウオーミングアップになります
山道に取り付いてすぐにカタクリの群生が出迎えてくれます
昨年はすでに盛りが過ぎて多くの花が枯れかけていました
今年はこれからのようです
山毛欅尾山
その名の通りブナのお山です
新しい緑の葉が芽吹いてニホンザルの群れがついばんでいたりします
踏み跡が薄いところが多いですが基本的には尾根筋を登っていきます
この冬は頑張って色んな雪山ハイクをこなしたせいか
疲労感少なく登ることが出来ました
嬉しいことに昨年は雪がなくなってヤブばかりの頂上でしたが
今年はまだまだ雪があります
整地・テント設置してゆったりと過ごします
早い時間から晩酌を済ませてから早めに就寝
■2日目
暗いうちに起床
素早く朝ごはんを頂いてから尾根筋を進みます
山毛欅尾山からP1271までが一番ヤブが濃いところ
覚悟して行ったのですが、今年は残雪が多い
割とすんなり進みます
P1271で幕営していた方と一緒に日の出を拝みます
ここから徐々に登りつめるのですが
今回は冬瓜平のトラバースから登ることにしました
朝方なのにすこし緩め、固くない雪の上を先行者が一名
途中、冬瓜山からシリタカ山の北側
上部斜面のキツイ斜度ではクラックが入っており
頭の上を気にしながらの通過
このため、帰りは山筋の道で戻ることにしました
それでも冬瓜平から約300mの登りで笈に続く尾根筋に出ます
尾根に出るとしっかり雪があり
花道を進むように山頂を目指せます
カマソコの頭、小笈、そして最後の登り
出発から4時間半ほどで山頂
やはり素晴らしい眺望でした
春霞の向こうに劔、白馬から槍、穂高まで、そして乗鞍、御嶽
そしてなにより白山
こちらから眺める白い峰がシリタカ・冬瓜の向こうに連なる様は
神々しいような絶景でした
山頂では数名のハイカーと写真をとってもらったり会話を交わしたり
「下りるのがもったいない」と思いながらも下山
山毛欅尾山へのもどり
シリタカ山・冬瓜山経由の道も常に白山を眺めながらの雪道
疲れた体ですが心は軽く進みます
ただ山毛欅尾山に戻った時には
もう動く気力もなくなり、もう一泊過ごすことにしました
■3日目
昨日の疲れも一晩寝て元気が出てきました
痛いところもありません
朝は明るくなってから起き始めてラジオ体操をして
ゆったりと食事・コーヒー
今日も晴れて白山もキレイです
テント撤収して下ります
やはり猿の群れを横に見てやり過ごして
雪が切れてくるとカタクリの群生が見えてきます
登る途中はゆっくりと楽しむ余裕がなかったのですが
帰りは時間がたっぷり
数万株なのかもっとあるのか分からないほどのカタクリの群生
「もしかして、あるかも・・・」
と、思いながら白い個体を探してゆっくりと下ります
そしてとうとう出会うことが出来ました
「野生の白カタクリ」
紫の絨毯のなかに真っ白、純白な立ち姿
その存在は前から知っていましたが
初めて見るその存在は、それはそれは美しいものでした
>
雪の多かった今年
麓の里もこれからが春本番
3年ぶりの笈登頂も出来て白カタクリも目にすることが出来ました
すばらしく思い出深い山行となりました
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