今年最後のBCで涸沢カールへ
- GPS
- 33:41
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 1,501m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:48
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:25
天候 | 8日晴れ 9日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
平日はバスが遅いのでタクシー使用4200円 スキー板は中に入るものならOKという事で運転席と助手席の間から後ろに渡しかけてもらいました |
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾までは雪無し、横尾から本谷橋まで雪が有ったり無かったり3分の2は雪、本谷橋から上は全面雪デブリだらけ |
その他周辺情報 | 沢渡地区はGW明けで3日間、温泉の一斉清掃だったらしくやってませんでした |
写真
感想
昨年とその前6月に涸沢に来てここを滑って帰れたら面白いだろうな〜!なんて考えて今年は5月に訪れることにしました。
まず、考えたことは今まで乗鞍など最初からスキーを履いて登っていた所と違い最初は夏道を横尾まで3時間、その後も本谷橋までは雪が有ったり無かったり…スキーが履ける(スキーって履物?)のは本谷橋以降…そこまでどうやって運ぶか?ブーツはどこから履けばいいのか?色々判らないことだらけ…
担ぐ重量も考えると普通の軽いシューズよりやはり登山靴か?しかしスキー登行の時には邪魔なウエイト…でもその辺は何とかなるでしょう!といつものお気楽さで登山靴決定。
その他にも皆は上高地までスキーはどうやって持ち込むの?調べるとバスで行けるようなんですが平日に動く僕にはバスの始発が6時過ぎ…なるべく時間的余裕が欲しい僕には合いません…タクシー会社に聞くと車内に入るものなら大丈夫との事だったので4時半に沢渡足湯公園に来てもらう事にしました。バスに比べると随分高くつきますが時間には代えられません…これで上高地までの足は決定!
後はその日の天候!と現地の情報!ヤマレコさんでGWに皆さんのログをみて雪崩やデブリの事を考え初日は涸沢カールまで2日目は体力と天候次第で決めようと登山届には自分の技術と体力MAXで行ける涸沢岳に設定、ヤマプラさんから計画&提出。
ただし、9日火曜の天候が下り坂…前日から殆ど涸沢小屋までかな?なんて弱腰です。
今回涸沢小屋さんをチョイスしたのはAUの携帯が繋がったこと!これが一番の要因でした。もっと色々な山でつながることを期待します!
当日は4時前に沢渡足湯公園に到着!4時半前にタクシー登場!お客さんは僕1人!鎌トンネルの前で開通まで待機 バスターミナルでスキーにブーツを取り付けさらにそれをザックに取り付け、すごく横にはみ出した格好になってしまいました。横尾までは途中ルート離脱があったものの時間的には順調に進みました。本谷橋までこのまま行こうかとも思いましたがなんせ横に飛び出したブーツが気になる(対向者からは絶対邪魔者扱い…)ので横尾でブーツに履き替え登山靴はザックの中へ。
横尾を出て程無くして雪が現れます。しかしブーツで歩いていて感じたのは岩とかに先が当たる下はゴムといえど先はプラ…割れたりしないか心配になりました。本谷橋までは3分の2くらいは雪だったように感じます。本谷橋手前からもそれなりに雪はあったのですがスキーで滑って下りるのには無理そうなのであしたも本谷橋まででスキーは終わりだなと確定!
ほんたにはしを少し過ぎた所でスキーにシールを張りついでにクトーもつけて出発!帰りの滑る所を確認しながら登って行きます。横を本谷ではデブリが凄すぎて滑る場所も分からない位でした。急な斜面では少しジグを切りながら進みます。ツボ足の人に抜かれながら何とかヒュッテに到着この頃には雪は随分腐ってきてました。
ヒュッテでいつものおでんセットでご褒美をと思いましたが残念ながらセットはなく別々でした…なのでラーメンと生ビールでご褒美を堪能!もちろん景色も!
昨日までのGWの名残のテント後を眺めながら涸沢小屋へ移動!宿泊の受付をして外のテーブルで荷物を整理!板も裏返しに置いていたらシールの乾きも早い!ブーツを脱いでスリッパを借り、ザックの中身を出してブーツを取り出し所定の所へ持っていこうとしている時に突風が…ヘルメットが飛ばされ下に落ちるのが見えました他の物を押さえるのに一杯で間に合いませんでした。下を見るとヘルメットがない…遠くを見てもオレンジ色のヘルメットが見当たりません…どうやら石垣と雪の隙間に落ちたらしい…スタッフに事情を説明して雪が解けるまで取って置いて貰えないか?と聞こうと思ったら、これでよければと高枝切り鋏の変形版?(先にゴムが付いていて物が挟めるようになっていました)を出してきてくれました。開閉部分は壊れていましたが引っかければなんとかなりそうです。覗くと意外に深くない所にありました!しかし雪面がいつ崩れるか分からないのでへっぴり腰でやったらお約束のように深い所へ落ちました…見守っていたスタッフに石垣の方にある樹脂のダクトに足を掛けてもいいと言ってくださったのでお言葉に甘え足を乗せ何とかギリギリ届く位置で顎紐に引っかかり無事救出!付き合ってくれたスタッフさんありがとうございました!
部屋に荷物を片付け売店で酒盛りしているグループに入れて貰い楽しい時間を過ごさせていただきました。夕食後は7時過ぎには就寝、0時過ぎに一度目が覚めましたがそのまま4時まで熟睡、モルゲンロートを見て朝食後、今日の予定を考えます。天候は昼まで晴れその後曇りで夕方以降は雨だったので上も目指すことにしました。荷物を大幅にデポし必要最低限で出発!とりあえずザイデンの取付き口までを目標に登ります。ブーツにアイゼン手にはピッケルザックにスキーを付け(*´Д`)ハァハァ言いながら少しづつ登っては休み、休んでは進み取付き口を過ぎました。穂高岳山荘からスキーヤーが1人滑って行くのが見えましたがまだま雪が固そうです。このまま上まで登れば下りる頃には雪も緩んで美味しそうなバーンになりそうですが天候がイマイチ…午前は陽が照ると思っていたのにどんより曇り空…取付き口から白出のコルまで半分位の所まで進みましたココで約9時、取付き口からここまで約1時間、このまま上まであと1時間半、それから滑って小屋に戻り荷物をパッキングし直し下山したとしてバスの最終には間に合いそうですがそれは体力が今のままあればの話…天候も崩れそう…
今回はここまでにしときます。やっぱり2泊3日欲しい…ザイデンの山へ向かって右のまだ硬さの残る斜面を恐る恐る下りました。緩んでいて背中が軽かったらすごく楽しそうな斜面でした。ベテランの人にはこれでも楽しいかもしれませんが…
小屋に戻りデポした荷物をパッキングをして涸沢を後にします。その頃には雪も緩んで滑りやすくなっていましたが、背中の荷物が重く思うようには滑れませんでした。本谷出合はデブリも緩んでいましたが滑る状況ではなくスキーのまま歩いて通過しました。そこを過ぎればすぐに本谷橋、スキーを外しザックに取り付けブーツのまま横尾まで横尾でブーツを脱ぎ少し休憩後出発!徳澤でいつもの山菜ピラフ?チャーハン?を頼もうと思ったらメニューになく山のカレーを食べました。山のカレーも美味しかったです。明神を過ぎる頃には久しぶりの荷物の重さのせいか足の裏が痛くなってきましたが何とかバス停へ丁度、運良く出発間近のバスに乗れました。
駐車場に戻り駐車場前の露天風呂を掲げているい商店?へお邪魔するとGW明けの昨日から3日間この地区の温泉が一斉清掃のため休業中だとの事…泣く泣くそのまま岐路に着きました。
今回の山行で思ったこと…
やっぱり涸沢は最高にいい所!但し、1泊2日でスキー担いで涸沢は余裕がなく楽しさが少ないので2泊3日欲しい。1泊2日ならスキーは無しで行った方がよさそう。来年はもう半月遅らせて行ってもいいかも?
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