雨の大山(ヤビツ峠から)〜鐘ヶ嶽
- GPS
- 08:12
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 902m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:広沢寺温泉入口(神奈中バス)〜本厚木(小田急)〜新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく登られる山だけあって道標は各所にしっかり設置されており迷う場面は無かった。危険を感じる個所も特になく快適な山歩きが楽しめる。 大山下分岐から唐沢峠への稜線に細尾根が数カ所あるが両側に鎖がしっかり張られており緊張感は少ない。 下山最後に「広沢寺」境内に突き当たったところでフェンスがあり、最初迂回しようと左に回ったが踏み後怪しく沢に出そうになったため引き返した。よく見ると突き当たりフェンスに「動物よけのフェンスなので歩行者は自分で開扉せよ」との表示を発見。文字が小さいので全く気づかなかった。GPS Location確認含め約10分のロス。無論、フェンス通過後の閉鎖もお忘れなく。 水場はコース中には無いので(鐘ヶ嶽近傍まで)行程分をあらかじめ持参する必要あり。ヤビツ峠にトイレはあるが水は「飲料に適さない」との表示あり要注意。 最後に、丹沢南東部だけあって「ヒル」には要注意!! きっちり歓迎されました(泣)。。。 |
写真
感想
リハビリ登山4回目。台風2号接近で早朝からあいにくの雨だったが小降りのため、途中の下山が容易な(=街に近い)大山コースに天候を見ながら行くことにした。
小田急(渋沢まで)と神奈川中央交通バスの乗降自由セット「丹沢・大山フリーパス」が新宿発1480円と安いので使ってみたが、自動券売機で買えるし、東丹沢の山ならバス代込みなのでお得感あり。
朝小雨で急遽行き先変更し地図印刷したりしてるうちに千葉の自宅発が6時と出遅れた。秦野駅着8:35、ヤビツ峠行き朝の最終バス8:55発まで少し時間あり、駅の小田急系スーパーで水・食料を補給。
ヤビツ峠行きバスには5人ほど乗車。小雨でもリュック背負った方々が内4人いたが、私以外は10分ほどのバス停で全員下車してしまい、そこからは私1人の貸し切りバスで山へ。秦野駅から約40分でヤビツ峠到着。
ヤビツ峠にはトイレ・駐車場はあるが、「水は飲めません」の表示あり要注意。
バス停前の階段からスタート。
小雨が止まず、たれ込めた雲のため視界は100〜500m程度。
最初、そこそこ急角度で登るが10分ほど行くと傾斜がゆるむ。階段の多い登りが続くが、雨だと足場がしっかり取れて逆にありがたい。
新緑が雨に濡れていい感じな趣が出ており、この時期なら小雨ハイキングも悪くない。基本的には樹林帯歩きだが、時折左右の視界が広がる。晴れていれば富士山なども拝めるはずのルートだが、今日は雨雲で隣の稜線がうっすら見えるのがせいぜい。
この日すれ違ったのは大山までの間の親子ペアの2人のみ。
「大山山頂まであと10分」の標識に元気づけられいよいよ山頂へ。この辺りから、ミツバツツジが残っている。雄しべの数が数えにくいが10本?ということはトウゴクミツバツツジかな、とWebで仕入れたての知識で観察。
山頂には6,7人の男女熟年(中年?)グループがランチしながら盛り上がっている。「山ガール」云々と聞こえてくる。いやほんと好き勝手言い放題(笑)。などと聞くともなしに聞きながら、いつものシーフードカップヌードルとおにぎりで早飯ランチタイム。
山頂から東へ降りるルートから下降開始。階段の急なつづらを10分ほど行くと分岐に到着。唐沢峠方面は左。ここから踏み跡的にも歩く人が少ないルートの様子で、蜘蛛糸が何度も顔面他にからみつくほど。先の分岐から下山まで誰にも会わなかった。
唐沢峠まで細尾根を3ヶ所ほど抜けるが、両側に鎖で柵が作られているので滑落の危険は感じない。とはいえ、まだバランスのよくない私は慎重にゆっくり進む。鎖の格子幅がそこそこ広いので落ちたら50mやそこら滑落する感じではあるな。
唐沢峠手前の「あずまや」で小休止。ここは文字通り屋根付きの休憩所がある。峠へ少し登り返してから東方面へ急角度で下り開始。つつずら折れの急坂が連続。相変わらずバランス悪いので下りは標準タイムの1.3倍くらいかかってしまう。
いつもの左脚太股の付け根が痛み始めたので、右脚を多用する。と今度は右膝痛になりそうな違和感。左も右もかばってスピードが更に遅れる。。。
やがて沢音が下から聞こえてくると、少しいけば「不動尻」。三峰方面への分岐点に「初心者行くな!自己責任で!」的な看板あり、逆に行ってみたくなる。不動尻は2つの川が合流する地点。結構な流量で迫力がある。山神トンネルまでは車道を下るが、斜度が少ないため、平均スピードは4-5km/hにあがる。
この時点で2時半過ぎだったが折角来たので、鐘ヶ嶽へ寄り道することに。
トンネル手前(西側)の新道は工事中らしく通行止めになっている(5月末迄と表示あり今は大丈夫かも)。仕方なく真っ暗なトンネルへ突入。出口の明かりは見えており推定2-300m無いくらいだが、妙に気持ち悪い。反対側から聞こえてくる妙な音がなにやらトンネルの過去を物語るようでちょっと気持ち悪いな、などと考えているうちにトンネル東側出口に到着。出口右側が鐘ヶ嶽の登山口だ。
鐘ヶ嶽へは取り付きから急登で鎖場が連続。といっても雨で濡れてなければ鎖は使わない程度。森林セラピーロードになっているから恐らく女性子供が多いし街に近いからなんだろうな、などと思いながら濡れた鎖場を楽しむ。鎖を掴みながら登れば岩を掴む場面は2,3回あったものの雨でも安心。
15分ほどで「鞍部」到着。さらに20分ほどで鐘ヶ嶽山頂だ。山頂には石仏(石碑?)がガイドブックの写真でみたそのままである。
山頂から東側に降りたところに七沢浅間神社。南東側が刈払われており展望がよい。この頃には雲が減って、市街地の町並みまで遠望できる。
しばし休憩の後、表参道の急角度な階段をひとしきり下る。階段のあとは岩場混じりの急斜面。濡れていると滑りやすいので要注意。下りでまた脚が痛み始め、次第にペースが遅くなる。山頂から広沢寺までの約半分で斜面角度は落ち着くので後半は楽である。それにしても、広沢寺から登るとこの斜面はこたえそうだ。最後、真新しいフェンスが正面に。仕方なく左手に下る。階段なども整備されており踏み跡もしっかりあるので登山路かと思いきや、沢の手前で踏み跡も怪しくなる。GPSでLocation確認するが、これ以上進むと広沢寺から離れすぎるので、少し戻ってみることに。先ほどフェンスに突き当たったところでよくみると表示あり(Ref写真)。な〜んだ、ここを自分で開閉して通ればいいのか、と一安心。少し行くと神社の鳥居があり、ここが登山口となっている。
広沢寺温泉の様子を見に行くが、インターフォンで「受付4時で終わりましたので・・・」とにべもない。仕方なく広沢寺温泉入口のバス停まで約15分くだる。タイミングよく「本厚木」行きバスが来たので乗車。小雨ハイキング無事終了。
追記:バスの中でカッパやスパッツを脱いでいると、ナメクジのようなものが複数付着してることに気づく。紙で取ったりしてたが、指に吸い付いて離れなくなった瞬間、これはナメクジなんかじゃなくて丹沢名物の「ヒル」だと気づく。慌てて上下着衣や靴の隙間を見たら、約10匹。勿論、即退治するが、下着の中が気持ち悪くて仕方ない。駅の洗面所で更に3匹、電車でも2匹退治し、もういないだろうと思って帰宅後、シャツを脱ぐと何と胸の真ん中が真っ赤になっている。急ぎ風呂のシャワーで流したら、どろっと取れた。いやはや、丹沢に歓迎されたにしても、後味のあまりよくない歓迎であった。妻や子供から数日距離を置かれた気がしたのは気のせいだろうか・・・(笑) 雨の丹沢、結末は別にしても、小雨の新緑を楽しめたいい山行ではあった。
はじめまして…
私も同じコースを2週間前(5月14日)に歩きましたが、ヤマビルには幸い遭遇しませんでした。
雨と言う事もありますが、もうそんな時期なんですね。
不動尻辺りは多いと聞きましたが、相当な数ですね
zo-san,
同じコースですね、私も自分の記録Up後、検索してて知りました。zo-sanの晴天時の記録写真を見させてもらって、あんなに富士山なども見えるコースなんだな、と改めて気づくと同時に、自分も2度目行ったような気にさせてもらいました。
いや、ヒルはほんと大変でした(泣)。下からあがってきたんでしょうね、スパッツ入れたビニールを帰宅後開けると更に10匹近くでてきました。雨だから特に多かったんでしょうね、参りました。。。
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