コシアブラの西黒尾根と静かな谷川岳

2017年05月20日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.4km
• 登り: 1,355m
• 下り: 1,360m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:54
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:04

8:45 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
8:58 8:58 西黒尾根登山口
8:58 8:58 ラクダの背(ラクダのコブ)
11:21 11:21 ラクダのコル
12:15 12:15 ザンゲ岩
12:38 12:38 谷川岳（トマノ耳）
12:52 13:44 谷川岳
13:44 13:44 谷川岳（トマノ耳）
13:44 13:44 天神ザンゲ岩
14:03 14:03 天狗の留まり場
14:26 14:26 熊穴沢避難小屋
14:26 14:26 天神平・天神峠分岐点
14:26 14:26 天神尾根・田尻尾根分岐点
14:58 15:16 天神平
15:16 15:16 田尻尾根登山口
15:49 15:49 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
15:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

西黒尾根:
・ 登山口〜ラクダのコルは樹林帯を抜けると残雪の端を踏みながら歩く部分が3箇所ほど。
・ラクダのコル〜稜線は急斜面の残雪(雪渓)五ヶ所。先行者のつけてくれた深いステップのお世話になりました。アイゼン、ピッケル等は特に下りはあった方が安全。残雪(雪渓)が終わって登山道に戻る際に迷う箇所がありました。ペンキが多いので、困ることはなかったです。

天神尾根:
夏道は2〜3割。
雪と無雪がミックスしているので、アイゼンなしで歩いている方も多かったですが、急斜面の下りやトラバースも数多くあります。そういった意味では積雪期に比べたら、今は厄介な状況でした。

写真

5/20 8:58

いつものここから登り始めます。
登山指導センター前の国道291のゲートは閉まっていました。自己責任のもと進入。

5/20 9:18

鉄塔。
風があったので、登るのも爽やかです。

5/20 9:18

5/20 9:18

残雪現わる。
でもちょっとだけ。

5/20 9:48

山菜採りの方にコシアブラを恵んでいただきました。

5/20 9:58

コシアブラの幹は白っぽいかんじです。

5/20 9:59

こんなかんじに芽がついています。

5/20 10:10

コシアブラを探しながら、タップリ時間をかけて登ってきました。

5/20 10:13

自分でもコシアブラの木を見つけることができて、気をよくしちゃいました(^^)。

5/20 10:14

この先の残雪はどんなかと、緊張で張りつめる気持ちを、お花達が癒してくれます。
有難いことです。

5/20 10:16

石楠花も可愛らしいピンク色。

5/20 10:30

冬道に飛び出し、彷徨いながら雪の上を登りましたが、本来はすぐに夏道に戻れるところだったようです。

5/20 10:45

夏道に戻り、イワウチワに励まされる。

5/20 10:47

ショウジョウバカマ。

5/20 10:49

樹林帯を抜けるとラクダのコルまで、残雪のヘリ歩きが何箇所か。

5/20 10:49

眺望が良くなってきました。

5/20 10:52

鎖場。問題なし。

5/20 11:13

雪渓のキワはボロボロ

5/20 11:13

ザンゲ岩の右下方の逆Uの字の雪渓が厳しい、と情報を得て、緊張が高まります。列車の爆音のようにマチガ沢の雪崩の音が聞こえてきて、これまた不必要に緊張感をかきたてれられます。。

5/20 11:15

白毛門直下の雪も、ない様子。

5/20 11:16

冬季限定、巻機山へ続く道。
いつか行ってみたい。。

5/20 11:16

登山道をなぞってみると、さっそくに雪渓の縦断がありますねぇ。

5/20 11:16

意味なくとってしまう写真。

5/20 11:18

ひとつ目の雪渓を登ったけれど引き返して来た、という男性とすれ違いました。

5/20 11:21

ラクダのコル

5/20 11:37

5/20 11:59

ひとつ目雪渓。
先行者の付けてくれたトレースを、慎重に登ります。

5/20 12:04

雪の割れ目の迫力は、ただものではありません。

5/20 12:07

こうして'16-17谷川岳の雪は一生を終えるのですね。

5/20 12:09

来た道を振り返る。

5/20 12:12

雪渓のへりが歩けたりすると、ほっとします。

5/20 12:15

危険宣言を受けた雪渓は、無事に通過。深く刻み込まれたトレースと、トレースをつけてくれた先行者の方には、ただただ感謝。心の余裕がなくて写真は撮れませんでした。
次は、ザンゲ岩脇の雪渓に取り付く。

5/20 12:15

一歩一歩、安全を確認しながら。。
心は無になる。

5/20 12:18

見えてきたのは稜線かぁ〜。

5/20 12:18

天神尾根の人の気配も嬉しい。、

5/20 12:24

おっと。
もうひと登り。

5/20 12:28

最後のツメは結構な傾斜。

5/20 12:30

ラスト‼。

5/20 12:31

出た。

5/20 12:38

やって来ました〜。

5/20 12:40

残雪は、やっとこ貼り付いているカンジです。

5/20 12:52

オキ。

5/20 12:53

白と黒のコントラストが、山の輪郭を際立たせていて美しいですね。こんな時期の眺めも好き❣。

5/20 13:04

ジャンクションピークの奥には中岳、越後駒ヶ岳。

5/20 13:04

5/20 13:04

5/20 13:05

白毛門、笠ヶ岳、朝日岳の奥に景鶴山、平ヶ岳

5/20 13:05

上州武尊山、燧ケ岳、景鶴山

5/20 13:24

茂倉岳まての稜線も雪がない様子なので、茂倉新道を下ろうかと考えて、進んでみましたが、

5/20 13:28

コシアブラを今日中に食べる事を優先にして、天神尾根から帰ることに決めました。

5/20 13:41

平標山方面。

5/20 14:02

肩の小屋下の斜面の雪はまだバッチリ残っています。

5/20 14:03

天狗の遊び場は雪無し。

5/20 14:07

暫く登山道が出ているけれど、下りは雪の上を歩いた方が速いはやい(^^)。

5/20 14:18

天神尾根はルートの状況が雪部分と土部分がミックスで、アイゼンの有無をどうするか、厄介な情況。

5/20 14:22

イワウチワが群生していて、素敵でした。

5/20 14:23

他のお花も天神尾根の方が数が多かったです。

5/20 14:24

5/20 14:26

熊の木沢の頭避難小屋

5/20 14:28

下りだって、お花が咲いているのは嬉しい(^^)。

5/20 14:28

ショウジョウバカマとイワウチワの群生❣。

5/20 14:29

林間だけれど急斜面のトラバースもあり。

5/20 14:48

5/20 14:51

今日もお世話になりました。
スキーゲレンデは一気にシリセードで🎶。

5/20 14:58

ゴンドラは乗らず、

5/20 15:16

冬季のスキールートをくだります。

5/20 15:43

田尻沢と西黒沢の水が合わさって、怖いくらいの水の勢いでした。

5/20 15:51

予定より一台前のバスに間に合って、帰路に着きました。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

taromii

この時期、西黒尾根の登山道でコシアブラが新芽をつけている、と聞いていたので、情報を確かめるべく、西黒尾根を目指しました。

水上からのバス、そして山の中も、冬季の晴れた日や無雪期のような人混みとは無縁の久し振りの静かな谷川岳に浸りました。西黒尾根の登山者もすれ違い5人。

コシアブラは山菜採りのグループに状況を教えてもらった上に、採りたてを分けていただきました(^^)。

雪で覆われていた山が山肌を現し、雪溶けを待ちわびて開花するお花たちが、群生する、今迄来たことのない時期に谷川岳にやって来て、生きている谷川岳を実感することができました。

雪渓の残る西黒尾根は当初は危ないと感じたら引き返す予定でしたが、慎重に行動することで登りきることができ、いろいろ勉強になりました。春の恵みも賞味することができて、充実いっぱいの山行でした。

いつもチャレンジを続けるY師匠に感謝して。