ブナんに比婆山連峰9座縦走
- GPS
- 11:40
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,787m
- 下り
- 1,785m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
牛曳谷の道は何箇所か崩れていました。雪の影響だそうです。 他の道はどこも緩く歩きやすい道でした。 県民の森・芝生広場の手前にあるトイレは閉鎖中でした。 |
写真
感想
県民の森公園センターの駐車場に2:30過ぎに入る。
5:00出発はさすがに眠いので、3時間ちょっと寝て6:10に歩き始める。
牛曳山の登山道に入ってしばらく歩くと明るいシラカバ林に入る。何とも、綺麗な林だ。
牛曳谷を緩く下り谷沿いのトラバース道を行くと牛曳滝が現れる。ごく普通の滝だ。
滝を過ぎると若いブナ林に入り、また少し進むとミヤマヨメナが道脇に続く混合林となる。
やがて分岐に到着。道標には目立たない程度に牛曳山と書いてある。伊良谷山と毛無山ははっきり見えるが、他の山はガスに覆われている。
牛曳山から緩く北西へ下り、緩く登り返すと伊良谷山。また緩く下って新緑の森に入る。新緑というよりは初夏かもしれないが、綺麗であればそれだけで良い。
次第に視界が開けてくると毛無山山頂に着く。3方向に開けた広い山頂で気持ちが良いが、依然として出雲烏帽子山、比婆山は薄いガスに包まれている。ちょうど腹が減っていたので、お茶漬けと昼寝でガスが晴れるのを待つことにする。
非常に眠たかったが、ガスが抜けてきて出雲烏帽子山と比婆山の輪郭が分かる写真が撮れたので、出雲烏帽子山に向けて再出発する。
出雲峠に下り何となく歩いていると、出雲烏帽子山に到着。条溝岩から毛無山や比婆山、烏帽子岩から吾妻山を見渡し、吾妻山へ向けて出る。少し歩くと道脇には良く見る桃色の俯きがちな花があった。後で調べてみるとイワカガミという名。やっと覚えた。
横田別れに下りて真っすぐ石のゴロゴロした道を行くと、急に視界が開ける。草原からの吾妻山の眺め、振り返っての出雲烏帽子山と比婆山の眺めが素晴らしい。道脇にはオレンジ色の花が咲いていて、これも後で調べると雰囲気的にレンゲツツジだ。
大膳原を過ぎ吾妻山の斜面に取り付くが、いつの間にか吾妻山への直登(最短)コースの分岐を見落としてしまい、先に南ノ原を通過して休暇村へ行くことにする。
やがてキャンプ場の脇から案内板のある車道に出る。トイレに行きたかったので、ザックを置いて一番近いドン突きのトイレに行くが、閉鎖中。仕方なしに引き返し、遠いほうのトイレに行って戻って来る。案内板には吾妻山へキャンプ場の中を通って行く道が書いてあり、「さあ、吾妻山へ登るぞ」と思ったところで休暇村周辺の池を見る予定だったことを思い出した。
今今戻って来たトイレへの道を引き返し、大池、瓢箪池、原池の脇を歩く。
ミズバショウはもう枯れているはずだが、咲くのはどこの池だろうか?宿舎の裏の池かな?と考えていると、両手にストックが無いことに気が付いた。戻るところは一緒。僕はどうやらキャンプ場の案内板が好きなようだ。
再度宿舎の裏まで往復し、ようやく吾妻山へ向けて歩き始める。小坊主という小高い丘に立ち寄り開放的な登山道を歩くと、間もなく吾妻山山頂。南には宿舎のある池ノ原、西には猿政山、北の宍道湖は霞んで見えないが、東には大膳原と出雲烏帽子山、比婆山〜池ノ段という大展望。天気も持ちそうなので、最終行程となる立烏帽子山周辺にも期待が膨らむ。
吾妻山を南へ向けて出ると、大展望コースが始まるが、すぐに大膳原の分岐に来てしまい、分岐からの道をもう一度折れると木々の中に入ってしまう。また少し行くと、見落とした分岐に出て、また同じくらい歩くと大膳原に出る。大膳原から見ると吾妻山の斜面は結構急な感じがするが、標高差200mの下りはすごくあっさり終わってしまった。
案内板のある横田別れを通過し、出雲烏帽子山へ登り返す。急ぎ気味で脈拍が上がっていたので、道中で休憩を挟み、再び登る。
出雲烏帽子山では午前よりも空気が澄んでいたので、眺望写真を取り直す。
ここで何時間か振りにコースタイムを見てみると、下山は18:00ごろ。残念だが東城の町並み観光は諦める。
気を取り直して次は比婆山。鞍部へ下りて樹林帯の中の道を行く。やがてたどり着いた御陵は7本のイチイという木に囲まれている陵墓。説明板に「巨石を抱くイチイ」という表現があったが、それが良く分からなかった。
御陵の脇から太鼓岩、産子の岩戸という岩を見に行く。産子の岩戸は2つの岩の間に小さい岩が挟まっていて、それが「いまにも赤子を産み落とす姿に似ていることからこの呼び名があると伝えられる。」と書いてあったが、その小さい岩が上のほうにあったので、「産み落とすのか???」と疑問を抱いてしまった。
脇道から戻ってしばらく行くと、これまた綺麗なブナ林。説明板には「100ヘクタールにも及ぶ比婆山のブナ林は、日本海型と太平洋型との両方の要素をあわせ持つものとしては、日本のブナ林の最南限である。」と書いてある。
また次の鞍部に下り、池ノ段へ登っていく。樹林帯を抜けて礫状の斜面を登ると池ノ段。立烏帽子山が間近に見え、福田頭、吾妻山〜比婆山〜牛曳山まで見渡せる。南西の山頂からの眺めも良い。
国定公園の壊れた看板がある広場を経て少し登ると、狭く展望の無い立烏帽子山の山頂。そこから急坂を下りると駐車場。
竜王山へは林道に沿った道を行く。ここもブナが多く、緑のトンネルのようだ。キャンプ場への駐車場を経て300mばかり歩くと、草原に覆われた竜王山の頂に着く。少し南へ行くと福田頭が良く見える。誰も居らず絶好の昼寝ポイントだったので、寝そべっていると本当に眠りに入ってしまいそうになる。
山頂を離れる前に方位盤で大山の方角を確認して、少し下ったところからそれが見えることを確認。立烏帽子駐車場へ引き返し、公園センターへ向けて下る。
キャンプ場まで綺麗な樹林帯の道がずっと続いた。
コメント
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よくよく考えてみれば僕は比婆山連峰は秋から冬に
かけてしか歩いたことがなくて新緑の季節には
歩いてなかったよ。
新緑のブナの森を歩きたかったなあ〜。
これ、やってみたい
新緑か秋…どちらも甲乙つけ難い
名古屋から6時間かけて比婆まで来る価値はあると思うよ。思い残すことが無いようにね。
秋にも行くよ。
秋は日が短いから少し速歩きしないと全部は難しいかな。
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