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Yamareco

記録ID: 1152672
全員に公開
山滑走
剱・立山

猫又山・釜谷山BC(猫又谷滑走)

2017年05月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:49
距離
18.6km
登り
2,045m
下り
2,026m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:51
休憩
0:59
合計
9:50
5:28
107
スタート地点
7:15
7:15
181
最終堰堤
10:16
10:30
36
猫又のコル
11:06
11:08
53
12:01
12:26
40
13:06
13:07
15
13:22
13:32
27
コル
13:59
14:06
72
標高1100m(スキー脱着)
15:18
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス 南又発電所駐車場には6~7台程度。
コース状況/
危険箇所等
・南又発電所〜コル 
シートラで、藪漕ぎをしながら渡渉もある。堰堤はすべて左岸からクリア。途中雪も繋がったが、もろい部分もあり、神経を使う。(帰りに途中から廃道を発見し、それを使って楽に南又発電所まで到着できた)
・コル〜猫又山   
夏道が一部露出しており、それも使いながら、山頂まで雪をつないで到着。山頂は山名看板あり。
・猫又山〜釜谷山  
藪漕ぎはほんの少し。あとは急な部分をアイゼン&ピックストックを使い登り降りする。   
その他周辺情報 北山鉱泉 元素仁右衛門家 ツボ湯の露天もあり、なかなかよい。600円なり。
林道をテクテク歩く。
2017年05月28日 05:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 5:34
林道をテクテク歩く。
サンカヨウ
2017年05月28日 06:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 6:02
サンカヨウ
ニリンソウ
2017年05月28日 06:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 6:02
ニリンソウ
藪漕ぎ開始のshinmonさん。
2017年05月28日 06:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 6:16
藪漕ぎ開始のshinmonさん。
藪漕ぎに突入。Nishidenさんガンガン行く。
2017年05月28日 06:20撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5/28 6:20
藪漕ぎに突入。Nishidenさんガンガン行く。
渡渉もあるでよ。
2017年05月28日 06:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 6:37
渡渉もあるでよ。
堰堤越え。
2017年05月28日 06:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 6:48
堰堤越え。
踏み跡もあり、難しくない。
2017年05月28日 06:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 6:49
踏み跡もあり、難しくない。
ここが最終の堰堤越え。モンキークライム。
2017年05月28日 07:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 7:14
ここが最終の堰堤越え。モンキークライム。
最終堰堤を抜けると。
2017年05月28日 07:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 7:14
最終堰堤を抜けると。
目指すところはまっすぐに見える。
2017年05月28日 07:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
5/28 7:35
目指すところはまっすぐに見える。
真っ直ぐコルまで見えるのが猫又谷。標高差は1000m以上ある。
2017年05月28日 07:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 7:35
真っ直ぐコルまで見えるのが猫又谷。標高差は1000m以上ある。
雪がつながったが、シートラで進む。
2017年05月28日 07:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
5/28 7:36
雪がつながったが、シートラで進む。
後続も来るぞ。
2017年05月28日 08:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 8:56
後続も来るぞ。
他2PTと相前後して登る。コルが近づいたがガスっている。
2017年05月28日 09:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 9:11
他2PTと相前後して登る。コルが近づいたがガスっている。
急登はアイゼンを効かせて登る。
ステップはしっかりつけられてズブズブ潜りはしない、アイゼンで登り易い雪の堅さでしたね。(n)
2017年05月28日 09:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
5/28 9:25
急登はアイゼンを効かせて登る。
ステップはしっかりつけられてズブズブ潜りはしない、アイゼンで登り易い雪の堅さでしたね。(n)
稜線直下。ガスガスです。
2017年05月28日 10:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
5/28 10:00
稜線直下。ガスガスです。
コルに到着。
2017年05月28日 10:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 10:17
コルに到着。
コルから稜線を、猫又山へ。
2017年05月28日 10:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 10:29
コルから稜線を、猫又山へ。
猫又への登り。
2017年05月28日 10:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 10:34
猫又への登り。
稜線に出ると、雲海の上に劔がお出ましだ。
2017年05月28日 10:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5
5/28 10:40
稜線に出ると、雲海の上に劔がお出ましだ。
雪が切れると藪漕ぎぎみの踏跡道。
2017年05月28日 10:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 10:50
雪が切れると藪漕ぎぎみの踏跡道。
剱岳ご登場、に見入るshinmonさん。
2017年05月28日 10:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
5/28 10:52
剱岳ご登場、に見入るshinmonさん。
雲海から顔を出した劔。
2017年05月28日 10:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 10:52
雲海から顔を出した劔。
東芦見尾根。
2017年05月28日 11:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
5/28 11:01
東芦見尾根。
釜谷、毛勝が見えているが、釜谷山まで行くことにする。
2017年05月28日 11:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/28 11:12
釜谷、毛勝が見えているが、釜谷山まで行くことにする。
右には大きな雪庇が…
2017年05月28日 11:24撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
5/28 11:24
右には大きな雪庇が…
釜谷に向かって。
2017年05月28日 11:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 11:25
釜谷に向かって。
雪壁のクライムダウン。
2017年05月28日 11:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 11:28
雪壁のクライムダウン。
ウイペットを使って、クライムダウン。
2017年05月28日 11:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 11:33
ウイペットを使って、クライムダウン。
もう少し。ガンバ!
2017年05月28日 11:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 11:45
もう少し。ガンバ!
最後の登り。なぜか頭の中では「Stairway to heaven」がリフレインしてました…
2017年05月28日 11:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 11:51
最後の登り。なぜか頭の中では「Stairway to heaven」がリフレインしてました…
毛勝方面。もうすぐ南峰に到着する(戻る)パーティが見えます。
2017年05月28日 12:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 12:02
毛勝方面。もうすぐ南峰に到着する(戻る)パーティが見えます。
猫又越しの劔
2017年05月28日 12:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 12:04
猫又越しの劔
釜谷山に到着だ。
2017年05月28日 12:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 12:04
釜谷山に到着だ。
帰りに雲の晴れた劔がお出迎え。
2017年05月28日 12:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 12:29
帰りに雲の晴れた劔がお出迎え。
さあ、戻ろう!
2017年05月28日 12:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 12:41
さあ、戻ろう!
こんどはクライムアップ!
2017年05月28日 12:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 12:48
こんどはクライムアップ!
猫又直下の岩。右に巻いてもう一度ピークへ。
2017年05月28日 12:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5/28 12:54
猫又直下の岩。右に巻いてもう一度ピークへ。
猫又谷源頭からドロップ。
2017年05月28日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 13:32
猫又谷源頭からドロップ。
ドロップ!
2017年05月28日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 13:32
ドロップ!
遥か下まで雪の谷は続く。
2017年05月28日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 13:34
遥か下まで雪の谷は続く。
2017年05月28日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 13:34
本日のゲレンデ。まっすぐ。奥は新緑、手前はまだ冬の名残です。
2017年05月28日 13:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 13:34
本日のゲレンデ。まっすぐ。奥は新緑、手前はまだ冬の名残です。
Nishidenさんが行く。
2017年05月28日 13:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 13:35
Nishidenさんが行く。
2017年05月28日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 13:35
Shinmonさんの後ろにソロスキーヤー。
2017年05月28日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 13:35
Shinmonさんの後ろにソロスキーヤー。
シンモンさんの滑り。
2017年05月28日 13:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 13:36
シンモンさんの滑り。
ニシデンさんの滑り!
2017年05月28日 13:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 13:36
ニシデンさんの滑り!
Chikauさんが行きます。
2017年05月28日 13:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5/28 13:38
Chikauさんが行きます。
落ちていきます。
2017年05月28日 13:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 13:39
落ちていきます。
続いてNishidenさんも。
2017年05月28日 13:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 13:39
続いてNishidenさんも。
快適な斜面を行く。
2017年05月28日 13:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 13:39
快適な斜面を行く。
青空と白い谷の中を滑る。
2017年05月28日 13:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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5/28 13:42
青空と白い谷の中を滑る。
止まってポーズ。
2017年05月28日 13:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/28 13:44
止まってポーズ。
素晴らしい斜面でした。
2017年05月28日 13:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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5/28 13:46
素晴らしい斜面でした。
名残惜しいね。
2017年05月28日 13:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 13:47
名残惜しいね。
滑りの終点が近づいてきた。
2017年05月28日 13:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 13:55
滑りの終点が近づいてきた。
シートラで切れ切れの雪渓を下る。
2017年05月28日 14:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 14:07
シートラで切れ切れの雪渓を下る。
慎重に降りる。
2017年05月28日 14:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 14:14
慎重に降りる。
これ何だっけ? キクザキイチリンソウかキクザキイチゲだったような。どっちも同じだった。
2017年05月28日 14:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/28 14:22
これ何だっけ? キクザキイチリンソウかキクザキイチゲだったような。どっちも同じだった。
帰りは廃道に出て、少し楽になった。
2017年05月28日 14:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5/28 14:22
帰りは廃道に出て、少し楽になった。
雪渓下の沢で水を探す。
2017年05月28日 14:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5/28 14:44
雪渓下の沢で水を探す。
発電所に到着、石は落石。
2017年05月28日 15:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/28 15:16
発電所に到着、石は落石。
避ける道幅がない所の落石をどかしている。
2017年05月28日 15:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/28 15:32
避ける道幅がない所の落石をどかしている。

感想

 2014年の4月末に行った猫又山猫又谷にまた行きたいと思い、Chikauさんを誘って計画し、shinmon0711さんが乗ってきて3人パーティーになった。猫又谷は標高1000m辺りから2200mのコルまで完璧な直線状で下からずっと見通せる特異な谷だが、近くの毛勝山阿部木谷がデブリ、土砂流れが多いのに比べて、すっきり綺麗なままで大変スキー滑降に向いた谷である。前回より時期が1ヶ月遅れることによる変化、特に下部の残雪状況がどうなっているだろうか。

 我々3人は標高700mの南又発電所から林道を歩いたが、標高930mで林道に雪が残っている地点まで入っている車があった。林道はさらに奥に続いていて、標高1050mで河原にでることができるのだが、雪で一瞬隠れた林道に気づかず河原への踏み跡に入り、藪漕ぎと堰堤越えを若干増やす結果になった。

 前回4月末は発電所から雪上シール歩きで、堰堤越えも全て雪の坂を歩いて登ったが、今回は最終堰堤までその周りには雪がなく、木の根木の枝を手掛かりに攀じ登る場面もあったが、概ね踏み跡を辿って困難なく越えることが出来た。標高1050mの最終堰堤を過ぎて雪の上を歩く率が増え、標高1200m辺りで専ら雪上となった。シールで歩いても良くなったが、雪上の汚れ、凸凹の具合からシートラツボ足のままの方が歩き易いと判断、その後雪がきれいになってもシートラで通してしまった。

 標高で400m登るごとに、1400m、1800mで休憩を入れ、2200mのコルに到達するまで、雪上歩きの標高差1100m余りを3時間となかなか順調だった。前回同区間を5時間かけていて、特に標高1800mより上、アイゼン歩きになってから潜る雪でなかなか進まなかったが、今回はしっかりステップは刻めるが潜り過ぎない雪の堅さで登り易かった。コルにスキーをデポして一登りで猫又山に到達。

 計画段階から、猫又山だけでなく釜谷山も行きたいねとの話があった。それなら通常の右又からでなく、標高1500mから分かれる左又から釜谷・猫又間のコルに上がろうかと思ったのだが、ピックストックではないメンバーがいて、ピッケルも持たなかったので急な左又は止めた。猫又に登ってから、釜谷までの残雪の状況と時間的余裕を考え、では釜谷まで行ってこようと決めた。僕は秋に猫又から毛勝までを往復したことがあったが、その時の藪漕ぎ歩きに比べて、殆どが雪上だった今回は遥かに楽だった。毛勝から縦走してきた登山パーティーが2つほどあって、既にトレースがあったのも楽な要素だった。

 コルに戻って今日初めてスキーを履く。剱岳にお別れして猫又谷へとドロップする。緊張は最初の一瞬だけで、とてもコントロールし易い、良好な雪質と判り、ひたすら楽しい滑降が続く。石があちこち転がっていること位が要注意か。はるか下まで見えている谷を向いて滑るのも爽快だが、止まって振り返って下りた高度差を確かめるのも満悦である。標高1100mでスキーを外すまで、ドロップしてから30分足らずだった。

 以後はのんびり林道歩き80分で発電所の駐車場所に帰還した。途中1度だけ、林道の分岐で上か下か、上にしようと進んだらこれが間違いで、やや心配な沢の雪渓を下りて元に戻る場面があったが。天気良し、稜線の展望最高、滑降斜面も極上、藪漕ぎのアドベンチャーもバラエティの一つでまた楽し、メンバーも良しといいことずくめの一日だった。

 ということで僕らメンバーは、結果として何の問題もなく帰って来たが、車1台で集合場所まで下りる途中、1人の男性に頼まれて彼を車に乗せることになった。猫又のコルで出会った、毛勝から縦走してきた一人だった。雪渓の下の方で雪を踏み抜いて3,4mほど落ちて腰を痛め、東俣の第4発電所に置いた車に戻るまで歩くのが辛かったのだと聞いた。僕らにもあり得たことだ。

 通勤で毎日見上げている毛勝三山、天気の良い残雪期に登ってみたかった。今回は猫又谷というすばらしいBCエリアツアーということで、躊躇無く参加。シンモンさんも参加して、三名パーティーとなった。
 最初は高曇りで、暑くもなく快適にシートラで進んだ。やはりスキーを担ぐと重いので、だんだんしんどくなった(モモチャンほどの体力はないので・・・)。藪漕ぎと渡渉、堰堤越えをしながら、猫又谷に入るとデブリもなく、帰りのスキー滑走を考えてわくわくした。雪の状態は固すぎず、脆すぎず、このままシートラで歩いてしまおうとニシデンさんから提案されて、そのまま登った。コル直下ではガスが多くなってきた。ここでスキー板をデポして、ザックとウイペットで行動開始。軽くなって助かった。さて、コルから稜線歩きをしているとだんだんガスもなくなり、猫又山に向かう途中から劔岳が顔を見せてくれて、一同大喜び。やはり劔は別格だ。
 猫又山にあっさりと着いて、さあ時間は11時。協議して釜谷に行くことにした。快晴の稜線ハイクは最高で、後立や剱、毛勝など最高の展望歩きなので、疲れない。1時間強で到着し、ここで雲海がかかる360度の視界を堪能して昼食。帰りは早く40分程度で猫又まで戻った。
 コルからはデポしたスキーを履いて滑走開始。腐れ雪かと思いきや、意外に滑りは良くて、気持ちよく滑走を楽しんだ。何度も振り返って、スケールの大きな猫又谷を名残惜しむ。楽しいことはあっという間に終わり、スキーを脱いで、シートラで歩く。下りの途中で廃道を発見し、これを使って楽に下山できた(GPSトラックの途中南にそれている部分)。
 コース最高、そしてメンバーと天候に恵まれ、アドベンチャー要素も多く、最高のヤマスキーだった。ニシデンさん、シンモンさん、同行大感謝です。楽しかった!

以前から行きたかった毛勝方面。NishidenさんとChikauさんの計画に同行させていただいた。
林道歩き、藪漕ぎ、スノーブリッジ、渡渉、シートラアイゼン歩行に藪岩雪のミックス歩きなど盛りだくさん。シートラやアイゼンでの長時間行動は経験がなく良いトレーニングになった気がします。
行きは曇りやガスの中の我慢の登りでしたが、その分涼しくて体力温存できたよう。稜線に出てからは雲海の中から劔が顔を出し、徐々に雲が晴れて周囲の山々の景色が楽しめました。そして最後のご褒美は良好なザラメの滑走。大満足の1日になりました。
今日もいろんな点でNishidenさんとChikauさんにおんぶにだっこでしたが、これに懲りずまたご一緒させてください。
ありがとうございました。

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コメント

うらやましい〜
みなさんこんばんは!
実はこの計画に便乗させていただこうかどうか悩んでいたのですが結局予定通り変態計画としました。が、このレコを見てとてもうらやましくなりました
15年以上前に買った山のガイドブックに毛勝山の残雪期の話が載っていて、こんなところ行く人ってどんな人〜って思ってました
来シーズンは是非参加させてください!楽しみにしています
2017/5/29 19:43
Re: うらやましい〜
モモチャン、どうもです。今回ははっきり言って、最高でしたよ。天気もドラマチックな展開で、稜線歩きも景色最高!下山後も謎のアクシデントがあって、飽きないツアーでした。風呂に行く時も富山の有名心霊スポットを通ってしまったし、廃道も発見したので、ぜひ一緒に行きましょう。
2017/5/29 22:17
Re[2]: うらやましい〜
テカポさん、モモちゃん、

林道奥まで車で行けて、且つ山麓の残雪もできるだけある時期に車2台作戦で、阿部木谷-三山縦走-猫又谷の周回日帰りも十分できますね。来シーズン。
2017/5/30 8:36
Re: うらやましい〜
momochannさん、tekapoさん、redsronさん
毛勝系の山々は初めてだったのですが、劔が見えて稜線歩きが楽しめて滑りも楽しめる最高のところでした。
ぜひ来年ご一緒しましょう!
2017/5/31 13:10
真っ直ぐな猫又谷
御三方、お疲れ様でした。
そして素晴らしい写真、楽しめましたよ〜
雲を突き抜け、そこには剣岳なんて最高の展開。
さらに真っ直ぐな猫又谷の特異な地形。
どれもが最高の景色だと思いました。
やっぱり富山の山はいいなぁ〜
2017/5/29 22:14
Re: 真っ直ぐな猫又谷
テカポさん、本当に最高でした。僕ら三人幸せものでした。こんないい条件の日もなかなかないでしょう。よければコース変えて周回にして一緒に行きましょう。
2017/5/29 22:23
行きたかった
最近こんな感想ばっかです。
公私ともに色々あって気持ちが下げ下げなので山に向かう気力やジョギングする元気が・・・・。チャリで二上山ヒルクラムが精一杯です。
とは言うものの、以前、Nishidenさんから「いいよぉ」と聞いていた猫又谷には行きたかったのですが(釜谷山も)、計画を知った時にはすでに予定があったため参加できず残念無念。今シーズンはもうBCは諦めて夏山に切り替えようかな。
2017/5/30 14:03
Re: 行きたかった
レッズさん、忙しそうですね。同行できなくて残念でした。ボクもあたふたと生活してますが、山のことを考えて平日乗り切ってます。素晴らしい猫又谷に来年は是非行きましょう。
2017/5/30 20:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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