岩稜帯チャレンジ、南八ヶ岳(赤岳、横岳、硫黄岳)縦走+スマホ山アプリ試験
- GPS
- 09:49
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 2,388m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:32
天候 | 晴天(稜線上の風は強め) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇南沢 登山路には浮石も多いので足の置き方に注意 道迷いを避けるために赤紐、岩のマーカー、石積みを確認しながら移動する 〇行者小屋を過ぎると残雪帯があるが、距離も短く、踏み跡もあるのでアイゼン不要 〇赤岳〜横岳 横岳ピークの前に二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三叉峰が続いており、稜線に上がるまで注意が必要 |
その他周辺情報 | 籾の湯利用(http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html) 500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
シェラフ(前泊用)
|
---|
感想
1.赤岳・横岳・硫黄岳は時計回り(硫黄岳・横岳・赤岳)と反時計回り(赤岳・横岳・硫黄岳)があるが、私は反時計周りを推奨する。赤岳登頂手前から硫黄岳手前まで比較的難度が高いルートが3時間程度続く。反時計回り(南沢ルート)だと美濃戸山荘から約3時間後に難路に入るが、時計回り(北沢ルート)だと約5時間後に難路に入る。難路は体力・集中力も必要なため、よりフレッシュな状態で入った方が良いと思う。
2..今回の目的の一つは、山アプリを先日燕岳登山で使ったときに電池の消耗が激しく、電池50%強で電源落ちしたため、機内モードで機能するか確認した。「ジオグラフィカ」と「ヤマレコマップ」を同時立ち上げた後に機内モードにしたが、どちらもGPSログを続け、「ヤマレコマップ」の写真撮影には問題は生じず、電池の消耗も少なかった。
今回わかったのは低温条件(スマホが冷えている状態)で写真撮影を含む利用をしていると著しく電池の消耗が激しく、電源落ちしやすくなる(私は赤岳頂上付近で泣いた。)。一方で体温などで温まった状態の物を使用すると、電池の消耗はかなり遅くなる。今回の私の教訓は、モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くこと(電源落ちしても、充電中に温まり復活しやすくなる)、予備のカメラも携帯することであった。
2の補足.登山当日登山口での気温は4℃。登山中、かなり撮影しながら歩いていたのでスマホはかなり冷えた状態で使われていました。スマホの反応が明らかにおかしくなったのは赤岳の稜線上で強い冷たい風に吹かれている状況で使ってから。体感的にはマイナスに感じた。→まもなくして電源落ち。その後温めているうちに回復し、温めながら使っていたので下山まで電源落ち(ログ飛び)することは無かったが、硫黄岳周辺で強い冷たい風に当たった後にスマホ(写真撮影時)の挙動が少しおかしくなりました。使用時のバッテリーの減少量やスマホへの負荷の大きさが事前のスマホの保管温度の影響を大きく受けることを実感しました。
こんにちは、ジオグラフィカの開発者です。
iPhoneは寒さに弱いことが知られていますが、厳冬期でも電源を落とさず使うことも可能です(ただしiPhone7は比較的敵寒さに強く、-15℃程度なら普通に使えました)。
iPhoneの低温シャットダウン対策は下記のとおりです。
・バッテリー残量を多めに保つ。少なくとも朝イチで100%に。50%以上を保つ。
・ミドルウェアのポケットなどに入れて体温で保温。結露の濡れに注意。
・寒いところで写真を撮る時は連写しないで休ませながら撮る。
バッテリーは冷えると電圧が下がり、しきい値を下回るとバッテリー保護回路が働きシャットダウンします。残量が少ないと電圧が下がりやすくなります。写真の連写など負荷を掛けると、これも電圧が下がりやすくなります。連写で高負荷になるとしきい値を下回りやすくなります。
冷えたバッテリーは、チョロチョロしか流れない水道のようなものです。コップを一気に飲み干すと一時的に空になります(この時電源が落ちます)。半分飲んだら貯まるのを待つのが上に書いた「休ませながら撮る」です。常温ならガンガン飲んでも大丈夫ですが冷えると供給量が減るイメージです。
あと、ジオグラフィカの設定の『GPS精度』を『省エネ』にするとGPSのバッテリー消費がおよそ半分になります。精度優先になっているなら省エネにしてみてください。ログの精度は大差ありません。
詳しくは山ノートにも書いています。よろしかったら御覧ください。
雪山でスマホを使う場合の傾向と対策
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1423
スマホはどの程度低温に弱いのか実験!
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1497
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
ジオグラフィカ開発者様
これ以上ない補足等のご紹介ありがとうございます。
ユーザーの試験報告があまり無く(特にヤマレコマップが怪しく)、実験体になってみました。結果→ヤマレコマップログ飛び2回(1回はスタートから約2時間後にログ取りも終了)。バッテリー容量の件(50%前後ですでに危ない)、低温の件は先日燕岳に登った時も感じましたが、同じ轍を踏んでしまいました。ジオグラフィカはヤマレコマップに比べてログ飛びしたことは過去ありませんが、ヤマレコマップのように写真撮影と連動させていただけるとなお有難いです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する