戸隠山周遊 鎖場・蟻ノ塔渡りを満喫
- GPS
- 05:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 893m
- 下り
- 891m
コースタイム
戸隠牧場6:00→随神門6:50→7:15戸隠神社奥社7:30→五十間長屋8:15→百間長屋8:25→蟻ノ塔渡り9:00→9:25八方睨9:35→戸隠山9:42→九頭龍山10:30→一不動避難小屋11:35→11:45氷清水11:55→戸隠牧場13:00
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
戸隠牧場に駐車しました。20台程度停められそうです。 駐車場近くの売店の前に自動販売機あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ささやきの小道 戸隠牧場のお休み処岳を過ぎたあたりから左に入っていく道があります。さやきの小道コースは、広葉樹→針葉樹→広葉樹の森を歩き50分程度で随神門前に出ます。少し早い時期だと水芭蕉が良いでしょう。 ●戸隠神社奥社 随神門からの参道は杉巨木が立ち並び歴史を感じさせる雰囲気です。20分位歩きますが意外に斜度があるようで観光の方も歩いたと感じるでしょう。 奥社からは戸隠山が少し見えます。奥社左側に登山口、ポストがあるので登る前に書きましょう。奥社手前にトイレあります。 ●奥社登山口〜蟻ノ戸渡り〜八方睨 登山口からはいきなり急登です。イワカガミやツツジ、スミレが多く咲いていました。1時間程登ると五十間長屋に到着。戸隠の岩峰が間近に見えるようになります。 左に巻いて百間長屋を過ぎ、西窟を過ぎるといよいよ10m〜20mの連続した鎖場になります。スタンスはしっかりしているので慎重さがあれば問題ありません。 蟻ノ塔渡りにでる最後の鎖場は高度感があります。 蟻ノ塔渡り、刃渡りは幅20センチ程度、20mの登山道で両方が切れ落ちており想像通りの場所でした。なかなか立つのも勇気が入り大半は跨いで渡りました。右側に一度鎖で下ってトラバースし、登り返すルートがありますが、こちらもなかなか凄いところだと思います。 蟻ノ塔渡りを越え2箇所鎖場を登ると八方睨に到着。塔渡りが良く見渡せます。東側の展望もあります。ここから15分程度の陵線歩きで戸隠山頂へ到着。どちらかというと八方睨の方が展望が良い場所でした。 ●八方睨〜戸隠山頂〜九頭龍山〜一不動避難小屋 山頂から九頭龍山、一不動避難小屋までは陵線歩きですが、高妻から見たとおり10m〜20m程度のギザギザのアップダウンが続きます。陵線は右側が切れ落ちて結構高度感がありました。 屏風岩を巻いて登っていく辺りが鎖はないですが急な岩場です。一不動から戸隠に向かう方は注意が必要です。 ●一不動避難小屋〜戸隠牧場駐車場 高妻山でも記載しましたが、氷清水の水は冷たくて美味しく避難小屋で休憩するよりも氷清水で休憩したほうが良いと思います。 帯岩、ナメ滝箇所に鎖場がありますが、それほど大変な箇所ではありません。 下のほうはニリンソウが満開でした。 ●温泉・食事 飯縄山山麓の神告げ温泉にて汗を流しました。蕎麦+温泉セットで1500円です。 露天風呂なし。鍵付ロッカー、シャンプー、リンス有り。 食事、売店あります。戸隠付近はあまり温泉が近くにないので重宝します。 |
写真
感想
戸隠山頂を目的と言うよりも蟻ノ塔渡りを楽しみに計画した山行です。それだけに終わらない山行でした。
ささやきの小道は既に水芭蕉は終わっていたが、淡い新緑の中、スミレなどの小花が咲いていて気持ちの良いコースでハイキングとしても十分楽しい。
随神門からの参道は早朝なので観光客も少ない。両脇に立ち並ぶ杉の巨木は歴史を感じることができる。参道だからと思っていると意外に坂道でヒールなんか履いての観光としてはきついのではなかろうか。
聳え立つ戸隠山に登るため登山口から急登が続く。汗を流しながらもイワカガミやツツジの花を見ながら頑張れた。一不動の道とは1時間程度はなれているだけなのにこれほど咲いている花の種類が違うのは驚く。
西窟を過ぎてからの鎖場は、表妙義を髣髴とさせる登りの連続。スタンスはしっかりしているので楽しみながら登る。塔渡りへの最後の鎖場はかなり高度感があってスリリングだ。
お目当ての蟻ノ塔渡りは、期待通りの場所。二足歩行で通過するつもりが切れ落ちた道を目の前にすると少し風が吹いただけでも立てなくなる。しょうがないので跨いでズリズリ、四つんばいにユックリ進んでクリア。
右側に鎖を使って5m位下ったところにトラバースするエスケープルートがあったが、こちらを通るのも意外に怖そうだ。八方睨からは塔渡りが良く見えて、山ガールがスイスイ塔渡りを歩いていくのを見て感心した。
一不動まで行くと長いが、飯縄方面の切れ落ちた陵線歩きは面白かった。感想としては表妙義の陵線歩きに似ているが、高度が高いため樹林帯に覆われていない箇所も多く見所は十分だ。あいにく曇りで北アルプスの展望は全くなかったが、高妻山で見ておいたので良しとしよう。それにしても昔の修験者はこの岩峰を鎖が無い時代に縦横無尽に歩いていたのだから凄い。
今度来る時は西岳から戸隠の縦走してみたいなー。
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