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Yamareco

記録ID: 115821
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無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

戸隠山周遊 鎖場・蟻ノ塔渡りを満喫

2011年06月05日(日) [日帰り]
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YAMA555 tonbou その他1人
GPS
05:00
距離
9.7km
登り
893m
下り
891m

コースタイム

コースタイム:7時間(休憩込み)
戸隠牧場6:00→随神門6:50→7:15戸隠神社奥社7:30→五十間長屋8:15→百間長屋8:25→蟻ノ塔渡り9:00→9:25八方睨9:35→戸隠山9:42→九頭龍山10:30→一不動避難小屋11:35→11:45氷清水11:55→戸隠牧場13:00
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸隠キャンプ場宿泊(前日高妻山ピストン)。
戸隠牧場に駐車しました。20台程度停められそうです。
駐車場近くの売店の前に自動販売機あります。
コース状況/
危険箇所等
●ささやきの小道
戸隠牧場のお休み処岳を過ぎたあたりから左に入っていく道があります。さやきの小道コースは、広葉樹→針葉樹→広葉樹の森を歩き50分程度で随神門前に出ます。少し早い時期だと水芭蕉が良いでしょう。

●戸隠神社奥社
随神門からの参道は杉巨木が立ち並び歴史を感じさせる雰囲気です。20分位歩きますが意外に斜度があるようで観光の方も歩いたと感じるでしょう。
奥社からは戸隠山が少し見えます。奥社左側に登山口、ポストがあるので登る前に書きましょう。奥社手前にトイレあります。

●奥社登山口〜蟻ノ戸渡り〜八方睨
登山口からはいきなり急登です。イワカガミやツツジ、スミレが多く咲いていました。1時間程登ると五十間長屋に到着。戸隠の岩峰が間近に見えるようになります。
左に巻いて百間長屋を過ぎ、西窟を過ぎるといよいよ10m〜20mの連続した鎖場になります。スタンスはしっかりしているので慎重さがあれば問題ありません。
蟻ノ塔渡りにでる最後の鎖場は高度感があります。

蟻ノ塔渡り、刃渡りは幅20センチ程度、20mの登山道で両方が切れ落ちており想像通りの場所でした。なかなか立つのも勇気が入り大半は跨いで渡りました。右側に一度鎖で下ってトラバースし、登り返すルートがありますが、こちらもなかなか凄いところだと思います。

蟻ノ塔渡りを越え2箇所鎖場を登ると八方睨に到着。塔渡りが良く見渡せます。東側の展望もあります。ここから15分程度の陵線歩きで戸隠山頂へ到着。どちらかというと八方睨の方が展望が良い場所でした。

●八方睨〜戸隠山頂〜九頭龍山〜一不動避難小屋
山頂から九頭龍山、一不動避難小屋までは陵線歩きですが、高妻から見たとおり10m〜20m程度のギザギザのアップダウンが続きます。陵線は右側が切れ落ちて結構高度感がありました。
屏風岩を巻いて登っていく辺りが鎖はないですが急な岩場です。一不動から戸隠に向かう方は注意が必要です。

●一不動避難小屋〜戸隠牧場駐車場
高妻山でも記載しましたが、氷清水の水は冷たくて美味しく避難小屋で休憩するよりも氷清水で休憩したほうが良いと思います。
帯岩、ナメ滝箇所に鎖場がありますが、それほど大変な箇所ではありません。
下のほうはニリンソウが満開でした。

●温泉・食事
飯縄山山麓の神告げ温泉にて汗を流しました。蕎麦+温泉セットで1500円です。
露天風呂なし。鍵付ロッカー、シャンプー、リンス有り。
食事、売店あります。戸隠付近はあまり温泉が近くにないので重宝します。
キャンプ場にてテント泊
キャンプ場にてテント泊
早朝から曇っていて飯縄山も見えず
早朝から曇っていて飯縄山も見えず
牧場登山口にあるお店。5時で終了だそうです。
帰りに缶バッチ購入。蕎麦も食べれます。
牧場登山口にあるお店。5時で終了だそうです。
帰りに缶バッチ購入。蕎麦も食べれます。
ささやきの小道はバンガローの間を歩きます。
ささやきの小道はバンガローの間を歩きます。
戸隠牧場登山口脇からささやきの小道を使って奥社に向かいます。
戸隠牧場登山口脇からささやきの小道を使って奥社に向かいます。
コテージの脇を通って。
コテージの脇を通って。
ささやきの小道へ。
ささやきの小道へ。
水芭蕉は葉だけ。でかい。
水芭蕉は葉だけ。でかい。
ささやきの小道は森林浴出来るハイキングコース。鳥の囀りが心地よい。
ささやきの小道は森林浴出来るハイキングコース。鳥の囀りが心地よい。
新緑が見事。
随神門は奥社より立派です。
随神門は奥社より立派です。
大きな立派な杉並木。
大きな立派な杉並木。
杉並木の奥には新緑が眩しい。
杉並木の奥には新緑が眩しい。
杉並木を抜けると奥社へと続く階段。
杉並木を抜けると奥社へと続く階段。
奥社に到着。
少し戸隠山が見えます。
奥社に到着。
少し戸隠山が見えます。
山桜がまだ咲いていました。
山桜がまだ咲いていました。
注意喚起の看板。
注意喚起の看板。
奥社から登山口に向かうところに登山ポストがあります。
奥社から登山口に向かうところに登山ポストがあります。
戸隠ではイワカガミが沢山咲いていました。
戸隠ではイワカガミが沢山咲いていました。
五十間長屋に到着。
虫が多かった。
五十間長屋に到着。
虫が多かった。
五十間長屋から陵線を眺めます。ジグザグで険しそうです。
五十間長屋から陵線を眺めます。ジグザグで険しそうです。
百間長屋に安置された仏像。
百間長屋に安置された仏像。
振り返って百間長屋を見るとえぐれてますね。
振り返って百間長屋を見るとえぐれてますね。
西窟を過ぎると鎖場の連続が始まります。
西窟を過ぎると鎖場の連続が始まります。
10m〜20mの鎖場。
スタンスがしっかりしているのでそれほど危険な感じはしません。
スタンスがしっかりしているのでそれほど危険な感じはしません。
鎖を使った登ってトラバースして登り。
鎖を使った登ってトラバースして登り。
登り中。
上から。
更に鎖場。
蟻ノ塔渡りに続く20m程度の鎖場。
蟻ノ塔渡りに続く20m程度の鎖場。
上から見るとこんな感じで結構急勾配です。
上から見るとこんな感じで結構急勾配です。
キター蟻ノ戸渡り。
反対側から降りてきた人たちはスイスイと歩いてました。凄い。
キター蟻ノ戸渡り。
反対側から降りてきた人たちはスイスイと歩いてました。凄い。
鎖場を登るといよいよ細い塔渡りです。
1
鎖場を登るといよいよ細い塔渡りです。
切れ落ちているのを見ると緊張します。
切れ落ちているのを見ると緊張します。
鎖を登ると塔渡りの全貌が。
鎖を登ると塔渡りの全貌が。
幅30センチ程度でしょうか。
しっかりした岩ですが、風がそよぐだけで怖い。
幅30センチ程度でしょうか。
しっかりした岩ですが、風がそよぐだけで怖い。
登って下って登りの塔渡り。
登って下って登りの塔渡り。
刃渡りは更に細いです。軟弱なのでまたいで進みました。
刃渡りは更に細いです。軟弱なのでまたいで進みました。
ようやく通過。
後続の方も四つんばい。
後続の方も四つんばい。
塔渡りを渡って、鎖場一登りすると八方睨に到着。
塔渡りを渡って、鎖場一登りすると八方睨に到着。
八方睨からは蟻ノ塔渡りの全貌が見えます。
八方睨からは蟻ノ塔渡りの全貌が見えます。
丁度エスケープルートを使っている人がいました。
丁度エスケープルートを使っている人がいました。
エスケープも結構怖そうです。
エスケープも結構怖そうです。
エスケープルートからは鎖を使って登山道に復帰します。
エスケープルートからは鎖を使って登山道に復帰します。
ガスっていましたが高妻山は見えました。
ガスっていましたが高妻山は見えました。
八方睨に設置されています。
八方睨に設置されています。
八方睨みから陵線を15分ほど歩くと戸隠山頂へ到着。
八方睨みから陵線を15分ほど歩くと戸隠山頂へ到着。
戸隠山頂から先は片側が切れ落ちている細い登山道です。
戸隠山頂から先は片側が切れ落ちている細い登山道です。
本当に下まで落ちる急勾配。
本当に下まで落ちる急勾配。
九頭龍山。展望はありますが木に囲まれています。
九頭龍山。展望はありますが木に囲まれています。
九頭龍山。
屏風岩でしょうか。
屏風岩でしょうか。
一不動避難小屋付近で猿の軍団に遭遇しました。
一不動避難小屋付近で猿の軍団に遭遇しました。
5m近くに接近していましたが怖がる様子もなく逃げませんでした。
5m近くに接近していましたが怖がる様子もなく逃げませんでした。
ここからは昨日と同じ道を下るんだー。
ここからは昨日と同じ道を下るんだー。
氷清水は冷たくて美味しかったです。
氷清水は冷たくて美味しかったです。
帯岩トラバース。足場湿ってました。
帯岩トラバース。足場湿ってました。
帯岩トラバース中。
帯岩トラバース中。
ナメ滝の脇を下ります。
ナメ滝の脇を下ります。
雪渓がまだ残ってました。
天然のクーラー。
雪渓がまだ残ってました。
天然のクーラー。
ニリンソウが満開の沢沿いの下山道。
ニリンソウが満開の沢沿いの下山道。
スミレも満開。
絨毯のようにニリンソウが続きます。
絨毯のようにニリンソウが続きます。
牛止柵に来たら牧場も直ぐ近く。
牛止柵に来たら牧場も直ぐ近く。
フキノトウはすっかり花を咲かせています。
フキノトウはすっかり花を咲かせています。
牧場にでました。
牧場にでました。
戸隠牧場に到着した頃には全く見えなくなってました。
戸隠牧場に到着した頃には全く見えなくなってました。
温泉は昨年に続き神告げ温泉を利用。
温泉は昨年に続き神告げ温泉を利用。
蕎麦(大盛り×2)

感想

戸隠山頂を目的と言うよりも蟻ノ塔渡りを楽しみに計画した山行です。それだけに終わらない山行でした。

ささやきの小道は既に水芭蕉は終わっていたが、淡い新緑の中、スミレなどの小花が咲いていて気持ちの良いコースでハイキングとしても十分楽しい。
随神門からの参道は早朝なので観光客も少ない。両脇に立ち並ぶ杉の巨木は歴史を感じることができる。参道だからと思っていると意外に坂道でヒールなんか履いての観光としてはきついのではなかろうか。

聳え立つ戸隠山に登るため登山口から急登が続く。汗を流しながらもイワカガミやツツジの花を見ながら頑張れた。一不動の道とは1時間程度はなれているだけなのにこれほど咲いている花の種類が違うのは驚く。

西窟を過ぎてからの鎖場は、表妙義を髣髴とさせる登りの連続。スタンスはしっかりしているので楽しみながら登る。塔渡りへの最後の鎖場はかなり高度感があってスリリングだ。

お目当ての蟻ノ塔渡りは、期待通りの場所。二足歩行で通過するつもりが切れ落ちた道を目の前にすると少し風が吹いただけでも立てなくなる。しょうがないので跨いでズリズリ、四つんばいにユックリ進んでクリア。

右側に鎖を使って5m位下ったところにトラバースするエスケープルートがあったが、こちらを通るのも意外に怖そうだ。八方睨からは塔渡りが良く見えて、山ガールがスイスイ塔渡りを歩いていくのを見て感心した。

一不動まで行くと長いが、飯縄方面の切れ落ちた陵線歩きは面白かった。感想としては表妙義の陵線歩きに似ているが、高度が高いため樹林帯に覆われていない箇所も多く見所は十分だ。あいにく曇りで北アルプスの展望は全くなかったが、高妻山で見ておいたので良しとしよう。それにしても昔の修験者はこの岩峰を鎖が無い時代に縦横無尽に歩いていたのだから凄い。

今度来る時は西岳から戸隠の縦走してみたいなー。

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