焼岳（上高地〜中の湯縦走/卜伝の湯）

2017年06月04日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.4km
• 登り: 995m
• 下り: 1,179m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:53
• 休憩: 1:40
• 合計: 8:33

5:12 上高地帝国ホテル
5:16 5:40 中ノ瀬園地
5:42 5:45 田代橋
5:57 5:58 上高地焼岳登山口
7:11 7:11 峠沢梯子場
7:38 7:38 長ハシゴ
8:03 8:07 焼岳小屋
8:25 8:25 中尾峠
9:32 10:05 焼岳(北峰)
10:16 10:25 南峰鞍部
11:27 11:35 下堀沢出会
12:37 12:40 新中の湯登山口
12:45 13:00 中の湯温泉
13:45 中の湯バス停

天候

晴時々曇（運悪く山頂はガスガス）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路 6/3
バスタ新宿 22:25―（さわやか信州号）―/―05:10 上高地帝国ホテル前
復路 6/4
中の湯 14:43―（バス）―15:40 新島々 16:05―（松本電鉄）―16:35 松本 17:20―（ハイウェイバス）―21:55 バスタ新宿
※20:40新宿着予定が中央道渋滞により大幅遅延！

コース状況／危険箇所等

活火山につき気象庁火山情報には注意すること。
落石、雪渓での滑落には要注意です。
クマ出没注意。

■上高地〜新中尾峠（焼岳小屋）
はじめは至ってなだらかな道が続く。
一部、残雪の上を歩くが特別問題なし。ルートのロストに注意。
ハシゴが出始めるとひたすら急登に変わる。
アルミハシゴ2段重ねの垂直の登りは注意。
■新中尾峠〜焼岳山頂（北峰）
残雪箇所もあるが、下側を巻いて行けるので問題なし。
山頂まで火山独特の土壌で、滑りやすい急登が続きます。
落石とスリップに注意。
最高点の南峰は立入禁止。北峰が登山上での焼岳山頂です。
■焼岳〜中の湯温泉
残雪豊富。雪上歩行が苦手なら上高地からの往復が望ましい。
雪渓は6本爪アイゼンで問題ないが、夏道が出ている部分はそちらを使うこと。
夏道があるのに雪渓を下るバカがいたが、そこは落石多発地帯でかなり危険。
雪渓通過後もアイゼン不要ながら雪上歩行箇所が多く、踏み抜きには注意。

その他周辺情報

卜伝の湯（中の湯温泉旅館）
http://www.nakanoyu-onsen.jp/spa/
釜トンネルのすぐ脇にある洞窟風呂。塚原卜伝所縁の秘湯です！
単純温泉（低張性 中性温泉）
大人700円（小人350円）／営業時間 07:00〜17:00頃
釜トンネル脇の中の湯売店へ当日現地または電話で申込み。
30分単位の予約制。中の湯温泉宿泊者が優先？で旅館との送迎あり。
当然、洗い場などはありません。ぬるめのお湯でゆったり浸かれます。
暗くて湯の色などはわかりませんでしたが硫黄臭が身体にこびりつきます。

写真

6/4 5:12

上高地帝国ホテル前を出発
一度は泊まりたいホテルです…

6/4 5:14

マイナスイオンいっぱい…
早朝の森林浴を楽しみます

6/4 5:45

田代橋より穂高を望む
今日は最高の眺望が楽しめそう（…のハズでした）

6/4 5:54

大正池の対岸を歩きます

6/4 5:55

そういえば上高地でもこの辺りに来たのは初めてです…

6/4 5:58

おっと！クマ出没注意です…
って…つい半月前のことですかっ！？

6/4 6:00

たぶんコケモモなんですが…？

6/4 6:03

コケに覆われた緩やかな山道が続きます

6/4 6:12

自然の森はとにかく美しい…

6/4 6:16

ムラサキヤシオの花が咲き誇っています…

6/4 6:29

でっかいサルノコシカケがありました！

6/4 6:32

コイワカガミもたくさん咲いています

6/4 6:37

ムラサキヤシオに魅了されます

6/4 6:47

自然観察をしながらの登山が続きます

6/4 7:11

といっているうちに難所が出てきます…
見かけより急な峠沢の桟道をいく…

6/4 7:20

ようやく目指す焼岳が…

6/4 7:21

振り返って霞沢岳を…
行ってみたいものの後回しの代表格です…

6/4 7:23

中尾峠方面を見上げて…

6/4 7:24

断崖に沿って歩を進めます

6/4 7:26

ついに出た！
焼岳名物…アルミハシゴの2連結！

6/4 7:35

先行者がハシゴを登る…

6/4 7:41

ハシゴを登って振り返る…
なかなかスリリングなポイントです

6/4 7:41

ハシゴ場を過ぎてもうひと登り…

6/4 7:45

一歩一歩と焼岳が近づく…

6/4 7:51

抜けるような青い空と焼岳の雄姿を…

6/4 7:54

難所を終えて振り返る…

6/4 7:57

新中尾峠まで心地よい径が続きます

6/4 8:02

中尾峠越しに焼岳を仰ぐ

6/4 8:04

焼岳小屋は小屋開け前です

6/4 8:04

この先火口域から400�歎�内…
噴火しないでヨ！

6/4 8:05

焼岳小屋はちょっと奥秩父の小屋のような味わい…

6/4 8:11

中尾峠手前のピークから…

6/4 8:11

端整な笠ヶ岳のピークを見ることができました…

6/4 8:14

蒲田川を挟んで白き笠ヶ岳・抜戸岳・双六岳を望む…

6/4 8:17

こいつで火山活動を常時監視中！

6/4 8:17

焼岳の山頂がいよいよ近くに…

6/4 8:19

振り返って穂高の絶景…
素晴らしき…我が穂高！

6/4 8:18

奥穂高岳にズームイン！

6/4 8:19

今の季節が焼岳登山のベストシーズンではなかろうか？

6/4 8:20

このあたりは風が強いのか…コケしか生えていません
ツンドラ地帯のようです

6/4 8:21

コケがとにかく美しい…

6/4 8:21

中尾峠へといったん下って…

6/4 8:21

ガスが舞って幻想的でした…
動画のほうが良かったかも…

6/4 8:23

このあたりもコイワカガミが群生していました

6/4 8:25

いよいよ本峰に取り付きます

6/4 8:31

そして上高地を振り返る…

6/4 8:34

2,393�辰隆篳�を仰ぐ…

6/4 8:42

さすがに活火山…登山道脇から硫黄が噴出しています

6/4 9:01

ガスが濃くなってきて穂高を包む…

6/4 9:02

U字谷が明瞭な神河内…
ガスが少し残念！

6/4 9:05

穂高もガスで隠されていく…

6/4 9:06

あら…焼岳にもガスが…

6/4 9:15

山頂直下の雪渓を仰ぐ…
まさかあれを登るのか！？

6/4 9:17

雪渓まできて一安心…雪渓の裾に踏み跡がありました…

6/4 9:27

先ほどの雪渓の最上部です

6/4 9:28

溶岩を気泡のトンネルが…
フクロウの顔みたいです

6/4 9:32

焼岳北峰…2,444�辰了劃催�着！
ついに百名山も90座まで来ました！

6/4 9:35

ガスに覆われてしまいましたが…
火山ならではの景観も楽しめました

6/4 9:36

たまに日差しもありますが…
基本的にはガスガスで展望は楽しめず…

6/4 10:09

硫黄噴出孔がすぐ近くに点在しています

6/4 10:10

下りは中の湯へと向かいます

6/4 10:14

南峰との鞍部に向かいます…
南峰は最高点ですが崩壊激しく立入禁止です

6/4 10:17

鞍部からいきなりながーい雪渓の下りです
ガスで先が全然見えない恐怖…

6/4 10:41

最初の下りを終えて振り返る…
寒々しい光景です

6/4 10:52

下りきって最後は夏道までトラバース…
アイゼンあれば問題ありません

6/4 10:59

このあたりはすっかり春です…

6/4 11:03

そうこうするうちに青空が出てきて…

6/4 11:06

お2人さん…そこはやめたほうが良くないかい？

6/4 11:09

案の定…バスケットボールより大きいと思われる岩がかっとんで落ちてきてました！

6/4 11:14

新緑と残雪のパッチワークを春の陽光が照らす

6/4 11:21

落石さえなければ気持ちよさそうな雪渓ですけどネ！

6/4 11:28

雪解けが進んでいきます…

6/4 11:29

広場より焼岳を振り返って…

6/4 11:31

山頂のガスガスはなんだったんだろう？

6/4 11:40

広場を過ぎるといよいよ初夏の山へと…

6/4 11:56

すっかり雪はなくなりました…

6/4 11:56

美しい森の中を…

6/4 11:58

木の洞に芸術が…

6/4 12:04

コケの輝く径をひたすら下ります

6/4 12:18

ゼンマイ…にょきり…

6/4 12:26

新緑麗しき…

6/4 12:28

オオカメノキの花が咲く…

6/4 12:32

ニリンソウの花も咲く…

6/4 12:33

新中の湯ルートは花が少なかったもののニリンソウだけは大群落でした

6/4 12:35

下に車道を垣間見ながら伸びやかな道を進みます

6/4 12:37

新中の湯登山口まで下りてきました！

6/4 12:38

山頂では見られなかった穂高の雄姿を…

6/4 12:38

もうすぐ夏ですかね…

6/4 12:39

中の湯温泉旅館までの道はニリンソウの大群落でした

6/4 12:58

中の湯温泉旅館から穂高を望む…

6/4 13:00

中の湯温泉…また来ます！

6/4 13:35

地図では登山道があるはずですが見当たらず…
車道をひたすら下ります

6/4 13:46

釜トンネル…ゴォーーーール！！

6/4 13:46

中の湯売店…
旅館から電話予約しておいた楽しみの…

6/4 13:45

ヤマ歴24年目にしてついに卜伝の湯へ…！

6/4 14:00

脱衣所を抜けて…

6/4 14:12

湿った階段を下りると…

6/4 14:12

これぞ洞窟風呂です！
薄暗くって不気味…（汗💦）

6/4 14:37

中の湯バス停にて…

6/4 14:39

快晴に新緑が映えます…
なぜ山頂でのみガスだったのか…？

6/4 14:41

バス待ち間に梓川の激流を…

6/4 15:39

久しぶりの新島々です

6/4 15:53

いまやどこでも萌えキャラが…
アルピコ交通上高地線イメージキャラクター…渕東なぎさちゃん💦

6/4 15:53

そして松本へと帰ります…

撮影機器：

D750 ニコン

感想

WV_KAZZ

ついに日本百名山も90座目！
ヤマノススメ第3期（来年ですが…）放送決定記念登山（笑…もちろん無関係）として焼岳に登ってきました！
本当は金曜の夜に出て土曜日に焼岳、日曜日は乗鞍か体調万全なら土曜のうちに中津川に出て神坂峠から恵那山と思ってましたが、バスのチケットをプリントアウトせねばならないことに出発直前に気付き、対応できずに断念という大チョンボ！…結局、翌日のさわやか信州号が取れたので、日曜の焼岳日帰り1本となってしまいました。
まさかネット予約・決済したのにスマホ画面じゃダメだとは…？

そんなこんなで早朝の上高地帝国ホテル前で下車。
寒い！…半袖で来るつもりであったが多少不安で長袖にしていたもののそれでも薄着に過ぎた。すぐ脱ぐことになるだろうと思いながらもレインウェアのジャケットを着こんでの出発となった（結局最後まで着続けることに…）。

天気は快晴…最初は緩やかな森のなかを進み、やがて残雪の上を…ハシゴが出始めるととんでもなく急登となってなかなか登りごたえのあるヤマでした。
残念ながら山頂ではガスに包まれてしまい、火口の風景や穂高の大絶景を望むことができずちょっとガッカリでしたが、道中で穂高や笠ヶ岳の展望も楽しめたのでそこは問題なしでした。

下りは中の湯へと向かう。初っぱなから長い雪渓下りで怯んだものの、6本爪アイゼンでひたすら下り（先般の雷鳥坂で少し慣れが…）、また青空が出てきたおかげで下りでも焼岳の景観を満喫することができました。
でも、落石多発地帯の雪渓下りは危険なのでやめましょう。すでに隣に夏道が出ているなか、敢えて周囲に岩がゴロゴロ転がっているいかにもってな雪渓を2人ほど通行していましたが、バスケットボール大の岩が上からかっとんできて、彼らの数メートル後ろの岩にぶつかるシーンを目撃しました。

下山後、以前から興味津々でした「卜伝の湯」をついに体験！
中の湯温泉旅館に宿泊経験があるにも関わらず初めての入湯で、梓川の激流に耳を傾けながら…薄暗くて若干気味の悪い野趣溢れる洞窟風呂を満喫し、身体にこびりついた硫黄臭とともに帰京させていただきました！

ただ、安上がりとはいえバスで帰るのはダメっすね！
前日のバス代無駄遣い分を考慮して高速バスで帰ることにしましたが、渋滞のため新宿着が1時間20分遅れ…最寄り駅からの路線バスが無くなってタクシーを使い、鉄道利用の場合とトントンになりました！