乗鞍岳
- GPS
- 02:57
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 420m
- 下り
- 416m
コースタイム
天候 | 雨のち曇り 終始ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ほおのき平駐車場から乗鞍畳平まではシャトルバス(約45分)片道1100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天気が良ければほぼ問題ありません。 肩の小屋より先、すぐ雪がありましたが、数十mほどで夏道に。 その先の稜線に出る手前は、夏道は雪に埋まっており、トラバースがあります。 雪が柔らかいので、私はストック持参でアイゼン無で通過しました。ただ、アイゼンの踏み跡もあったので、心配であればアイゼン装着された方が良いと思います。 稜線はほぼ雪はありません。 山頂小屋の脇に残雪あり。 |
写真
感想
この週末、高速千円も間もなく終了ということで、テント一泊で遠出をと考えていましたが、天気予報は2日ともよくない。ということで、方向転換し、少し遠出で、気軽に登れて、かつ最悪天候があまりにも悪ければ観光できるところということで、急きょ決定した乗鞍岳。
ヤマレコで見ていると部分的に残雪はあるようですが、特段問題もなさそう。
そして、どうしようもない悪天候になれば機会があれば行きたかった飛騨高山で観光できるということで自宅を4時すぎに出発。
本来、山であればもっと早く出発し、早く到着するよう計画するのですが、この日の天気はどちらかというと後になる方が回復傾向あり、ということであえて急がず出発。
高速1,000円のありがたみを噛みしめつつ、8時過ぎに無事ほおのき平スキー場駐車場に到着。
当然、道中からここに至るまでずっと雨は降っており、この駐車場も小雨&ガス。
高いバス代のこともあるのでやめようかとも一瞬考えましたが、やはり回復傾向だろうというチケット売り場の方の話もあり、とにかく行ってみることに。
3,000m峰にして一番気軽に登れることもあり、夏にはとんでもない観光地化してしまうようですが、この時期でこの天候。
ここから、バスに乗り込んだのは、スキーヤー・ボーダーの5名と自分だけ。
やはりこの時期のこの天気で、普通に山登りとして上がる人はほぼいないのだろうなと…。
畳平までのバスでは、寝不足のため仮眠。
9時40分、バスターミナルへ到着しましたが、当然小雨&ガスの中で視界はありません。
とりあえず時間をかけて準備をしていれば少しは良くなるかもという淡い期待を持ちながら、ゆっくり準備しますがやはりいまいち。
昼ごろには、雨は止むだろうという予想のもと、しびれを切らし、10時25分、小雨とガスの中出発。
他に歩く人はほとんどなく、私の少し前にボーダーが出発していったかなというくらいで、バスで上がってきた観光客もバスターミナルの中で時間を過ごし帰っていく状況です。
雨具の完全装備で歩いていきますが、ガスで視界は10mほど。
寄り道もせず、わき見もせずひたすら歩きやすい道を肩の小屋まで。
ここで、一休み。
といっても何が見えるわけでもなく、行く先に見える雪の上でアイゼンを装着しているボーダーたちがかすかに見え、それならと、装着しなくても行けそうですが視界不良でどこまでが雪か分からず、最近購入した6本爪のアイゼンを試してみたいという思いもあったので、ひとまず装着。
歩き出して、数十メートル。
いきなり夏道。
ガスで行く先が見えなかったため、こんなことなら装着しなければよかったと後悔。
立ち止まって、アイゼンを外し、しまいこみました。
ここからは、石がごろごろした道を進みますが、何度も言うようですがガスで周りが見えないので、黙々と登ります。
そうこうしていると、目の前が雪道に。
キックステップで慎重に進んでいきますが、徐々にかすかに見えていた夏道のロープも埋ってしまい、後は先行のスキーヤーが付けたと思われるトレースをたよりに先の見えない雪渓を進んでいきます。
徐々に先行グループに追いついてきたのか、スキーヤーが見えだし、稜線も見えてきました。
稜線には、夏道のロープと思われるロープが見え、とにかくそこを目指して雪の中を登り、ようやく稜線、夏道に復活。
すぐに蚕玉岳に到着し、証拠写真だけ。
先を急ぎ剣ヶ峰を目指します。
頂上小屋のわきにまた雪の吹き溜まりがあり、その上を歩きますが、それ以外は稜線上は雪もなく、無事、剣ヶ峰へ到着。
先行く人も見えなかったので、頂上には誰もいません。
こんな人のいない山頂は、この時期にはこの天候じゃないとありえないのだろうなと一人の山頂を満喫。
晴れていれば、ここからは素晴らしい絶景のはずが、当然、何も見えず、証拠写真に乗鞍本宮奥宮、三角点と剣ヶ峰の証拠だけを写真におさめ、後から登ってきた、スキーヤーの方に写真をとってもらい、3,000m峰の山頂を堪能。
このスキーヤーの方に「この天気で突っ込んでくるお姉さん、たいしたもんだね。」と言われ、苦笑い。
我ながら確かにと納得してしまいました。
何が見えるわけでもないですが、ガスあるだけで、気づけば雨もやんでおり、強風がふいているわけでもないので、ガスが切れないかなという気持ちも多少あり15分ほど滞在しましたが、あまり見込みもなく下山開始。
そこで、先に降り始めたスキーヤーの方にライチョウがいるよと教えてもらい発見。
蝶ヶ岳に次ぎ、今年2度目の出会いです。
まぁ、それだけガスの多い天気の悪い日に山へ行っているということもあるんですが。
写真におさめようとしましたが、とりだしたカメラは、曇ってしまいシャッターを切れず、残念。
帰りも来た道を戻り、雪渓のトラバースも自分の歩いた道を踏み外さないように足元を確認しながら歩き、あっという間に肩の小屋に到着。
畳平に向けて下山します。
視界がないのは承知なので、登る価値もない気はしたのですが、行動時間も短すぎるのとせっかくなので富士見岳を経由することに。
10分ほどで山頂に立ちますが、何も見えません。
10mほど先の風速計?さえかすんでいます。
すぐに下山開始。
濡れた石で滑らないように下ばかり見て歩いていると、ふと視界の片隅にライチョウが…。
大きなオスです。
あわててカメラを出し、撮影開始。
距離的には最高の位置にいるのに、ガスが流れてただでさえ白っぽい空気の上に、カメラのレンズが中の方から曇ってなかなか肉眼で見たように撮れません。
結局5分ほどそこでカメラと格闘していましたが、思うように写らず、仕方なくあきらめて下山。
10分ほどでバスターミナルへ到着。
濡れた雨具などを片付け、バスに乗れる準備を済ませ、記念バッジを購入し、飛騨高山で寄り道したいということもあり、ここでは長居をせず、バスに乗り込みました。
さすがの天気。
帰りのバスも私のほかには観光客が4名だけ。
しかし、駐車場に着くころには、行きよりも視界もよくなり、気づけば光がさし、うらめしい青空が。
「まっ、こんな日もあるよな。」ってことで、また一つ3,000峰の山頂に立ち、残すは3,000峰は南岳のみ。
近いうちに南岳の頂に立ちたいとより強く思いました。
そして、今回もう一つの目的、このヤマレコユーザーの方がされている高山のお店へ行ってみようということで帰りに立ち寄りました。
私好みのグッズの数々に感動し、突然声をかけさせていただきましたが、快くお話ししていただき楽しい時間を過ごすことができました。
そして、単独山行が多い私にとって、何か私の分身として景色と一緒に写るグッズを探していたのですが、前から思っていたキャラクターでちょうど良いサイズのグッズを発見し購入。
これからの山行にお供させようとたくらんでいます。
乗鞍は、よく行ってたので
どの写真も、親近感ありありです。
一昨年は、自転車で3回もスカイライン登りましたよ。
よろしかったらまた、晴れた乗鞍へ
登りに来て下さい。
乗鞍は、わりと思いつきで行ける範囲ですので、今度は、快晴をねらって訪れたいと思います
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