黒松内岳
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- GPS
- 05:47
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 610m
- 下り
- 604m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ちょっとしたアクシデントのために、私とかすみ草さんは、黒松内川ぶな滝沢285右俣を遡行するganさんらの“本隊”に参加できず、“別働隊”として夏道から黒松内岳山頂を目指すことになった。
登山口からいきなりの急登。すぐに現れる一合目を過ぎたところから右の迂回コースに入る。この迂回路は、北限のブナ林に覆われた沢筋をトラバースしながら登っていく。ブナの新緑の萌黄色が目に鮮やかだ。やがて迂回コースは尾根に上がり、通常コースと合流。標高450m付近から尾根は緩やかになり、P528の南東でほぼ平らな稜線となる。
P528のあたりで急に木がなくなり、進行方向に黒松内岳の大きな姿が目に飛び込んでくる。標高差200m少々だが、なかなか迫力がある。左下を見下ろすと、そこは“本隊”が遡ってくるはずの、ぶな滝沢右俣。かなり大きな雪渓?スノーブリッジ?が残っているのが見える。すると、何やら聞こえてきた。あれはiwaさんの声か?ganさんの雄叫びも?かすみ草さんが大声で呼びかけるが、反応はない。こちらから向こうの声は聞こえても、こちらの声は沢音にかき消されてしまうのだろう。木の無くなった稜線上の登山道の脇には、ハクサンチドリやチシマフウロの花が。カンゾウも咲き始めている。シラネアオイは色あせ、もう終わりかと思ったが、上に行くに従い、小さいながら色の濃いものが次々現れた。
標高差150mほどの急登を登り切り、北側に回り込むとあっけなく頂上に着いた。雲で視界は全くきかない。要するに何も見えない。ここには740.0m?の三角点があり、「黒松内岳」の山名板?も立っているが、地形図を見ると、南西の尾根上に標高750mの等高線がある。ということは、ここより10m以上高いことになる。以前にそこまで行ったというかすみ草さんの話をきき、薮こぎで行ってみることにする。最初は尾根が細いが、踏み跡らしきものもあり、割と歩きやすい。前方から声が聞こえてきて、沢登り姿の三人パーティが現れる。重滝沢を登ってきたという。下でganさんたちと会ったとか。実は、先月のツボ岳にも来ていたショウさんたちHYMLメンバーだった。薮も濃くなり、歩きにくくなった頃、最高点と覚しきところに着くが、薮とガス以外に何もなく、何も見えないので、すぐに引き返す。尾根が細い部分は、南東側を通ったら薮が薄くて楽だった。
三角点ピークでさらに待つことしばし。着いてから1時間ほど経って14人の“本隊”が到着。ほとんどがツボ岳や三段山オフミなどで見覚えのある方だが、初対面の方も三、四名。“本隊”のデポ地点まで降る途中、登ってきた山開きの一行約40名とすれ違う。ここで、“ニセ黄門”ならぬ“ニセganさん”が山ガールをたぶらかして記念写真に収まるという“事件”が発生。これはiwaさんの陰謀によるものだったが、その後、“ニセganさん”のヨメガーさんは“ganもどき”の異名を頂戴することになったようだ。P528から下では2回ほど、各自笹藪に入ってタケノコ採りをしながら下り、登山口からは車で、長万部温泉に寄った後、今夜の宿である八雲・落部の馬場さんの別荘に向かった。
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