笊ヶ岳 老平↑↓急登の果ての絶景！！

2017年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 09:23
• 距離: 22.6km
• 登り: 3,389m
• 下り: 3,393m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:41
• 休憩: 0:42
• 合計: 9:23

距離 22.6km 登り 3,403m 下り 3,398m

4:15 老平駐車場
4:56 タケ沢吊橋
5:34 広河原
5:52 5:59 山ノ神
6:37 ４本桧の肩
7:15 7:18 桧横手山
8:32 8:33 布引山
9:28 9:55 笊ヶ岳
10:43 10:45 布引山
11:33 11:34 桧横手山
11:58 ４本桧の肩
12:22 山ノ神
12:37 12:38 広河原
13:06 タケ沢吊橋
13:37 老平駐車場
13:38 ゴール地点

天候

晴　稜線に出ると強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は6〜7台が限界です。深夜1時の到着で4台目。下山時は7台でパンパン。競争率高いな〜と。

コース状況／危険箇所等

道自体は非常に歩き易い道です。広河原まではほぼ平行移動（500mくらいしか登りません）、そこから布引までは・・まぁ噂通り（噂以上？？）の急登です。尚、布引〜笊の雪はほぼなくなってました。

その他周辺情報

ヴィラ雨畑にて。550円。それほど大きい施設ではありませんが、私一人しか入浴してませんでしたのでのんびりできました。

写真

6/10 4:12

駐車場は7台が限界。なかなか競争率高し。何台かは釣りの方だったみたい。岩魚が釣れるとのことでした。

6/10 4:13

んじゃ行きますか。最初は雨畑の集落を抜けます。

6/10 4:14

レコで良く見るゲート。

6/10 4:26

これまたレコで良く見るトンネル。

6/10 4:36

しばらくは気持ちの良い林道歩き。

6/10 4:40

標識もしっかりあります。

6/10 4:41

山道っぽくなってきましたね。

6/10 4:46

廃屋に到着。この辺りで地元の方が養蜂をされてました。

6/10 4:49

道はしっかり整備されています。

6/10 4:56

んで吊り橋に到着。なかなか揺れます。ある意味本日のメインイベントだった。苦笑

6/10 5:08

それにしても気持ちの良い道です。

6/10 5:10

崩壊地のトラバース。特に危険ではないです。

6/10 5:30

んで広河原に到着。本日は水量が少ないのかな・・。

6/10 5:31

ここで渡渉しました。1m程度のジャンプ×2でしたので靴を脱ぐことはなかったです。気分はカールルイス・・って古！！せめてマイクパウエルかと・・。苦笑

6/10 5:32

ここから名物？急登の始まり。累積標高差がとんでもなくあるので、とにかく「のんびり歩くこと」を肝に銘じて行きます。

6/10 5:56

すぐにアキレス腱が盛大に悲鳴を上げ始めました・・。

6/10 5:58

こんな感じの年季の入った標識が多かったです。

6/10 5:58

真面目な所、この辺りで「今日はひょっとしたら途中でリタイヤかも・・」と・・一睡もしてないから？？とにかく体が重かった・・泣。

6/10 5:58

山の神ですな。「無事山頂まで行ってこれますように・・ムニャムニャ・・」

6/10 6:19

噂のなんかの残骸。

6/10 6:23

やっぱり南は苔。この辺りでだいぶ体調は回復？でもアキレス腱は盛大に悲鳴を上げてます。なにせ道が急なのねん・・。

6/10 6:29

とぐろ捲いてますな・・。

6/10 6:34

残骸第二弾。

6/10 6:37

私でも名前を知っている花第一弾。ちょいちょい見かけました。

6/10 6:42

急登がとにかく長いので、写真を沢山撮りながら休み休み進んでます。

6/10 7:04

ずーと樹林帯の中なのねん・・。

6/10 7:19

私でも名前を知っている花第二弾。

6/10 7:28

しつこいようですが、急な道が「これでもか！！」ってくらい続きます。写真では急登が伝わらないのがちと残念。

6/10 7:41

6/10 7:48

これは名前を知らない・・というかほとんどの花の名前は知りませんが・・。

6/10 8:19

崩壊地のあたりまで来ると漸く・・・

6/10 8:19

聖（右）上河内（左）の雄姿がどっか〜んと見え始めます。この後また樹林帯のため見えなくなりますが・・。

6/10 8:27

でも、ちょいと疲れが吹き飛ぶ光景ですな。

6/10 8:31

んで布引山に到着。

6/10 8:31

まだ先があるので触っておいて素通り。

6/10 8:33

山頂のちょっと先にある幕営適地。ここ以外は平らな所は無かったような・・。

6/10 8:54

漸く今日の目的地が見えてきた。4時間半歩いてやっと見えてくるって・・遠い！！

6/10 8:59

私でも名前を知っている花第三弾。この辺りでちょいとだけ群生してました。

6/10 9:06

最後の急登を一頑張りで・・。

6/10 9:29

到着！！これは山梨県の標識。

6/10 9:29

こっちは静岡県の。

6/10 9:32

んで山梨と静岡に挟まれて証拠写真。山頂と絶景をしばし独り占め・・。強風で生脚＆tシャツはちょいと寒かった・。

6/10 9:33

やっぱり触っておく。

6/10 9:33

小笊越しの富士は見えず・・この後うっすら見えましたが、写真には写りませんでした・・。ちょっとというかだいぶ残念。

6/10 9:34

でも西側はとんでもない絶景！！左から聖〜赤石〜荒川ですな。

6/10 9:34

赤石〜荒川

6/10 9:34

これは聖と上河内。う〜ん素晴らしい！！上河内と茶臼はまだ行ったことないんだよな〜。いつか行かなきゃ・・。

6/10 9:34

塩見とその奥に白根三山。

6/10 9:34

案外北岳ってとんがってるような・・。

6/10 9:35

んでこれは深南部の方。ぼちぼちこの山域はヒルがね・・。

6/10 9:35

んで最後にもう一回小笊。やっぱり富士山は見えず。これだけがちょいと心残りかと・・。

6/10 9:39

ここで昼飯。

6/10 9:45

ついでにドーピング。効くかどうかは・・まぁ気の持ちようということで・・。

6/10 9:47

本日初出撃の新品の靴。この標高差を新品の靴で歩くのは・・良い子はマネしちゃいけません。

6/10 9:52

最後にもう一回南のドデカイのを目に焼き付けて、ボチボチ降ります。ここに勝る南の展望の山はないかも・・。

6/10 10:10

ここから布引までの登り返しは本当にキツかった・・。巻道があるといいのにね・・。

6/10 10:12

この子も見納め。

6/10 10:25

歯を食いしばって登り返してたという・・。

6/10 10:39

雪はほぼなくなってました。

6/10 10:42

んでもう一回布引の山頂。

6/10 10:43

ここまでくるともう登りはありません。ここからは只管下るのみ・・。

6/10 10:47

落ちたら完全に蟻地獄ですな・・。

6/10 10:55

6/10 11:10

苔も見納め。

6/10 12:21

「山の神様、無事山頂に行ってくることができました・・ムニャムニャ・・」

6/10 12:24

ツルツルの木。（勝手に命名）

6/10 12:38

やっと広河原。

6/10 12:39

やっぱり水量は少な目？？

6/10 12:40

ここをピョ〜ンとね！頭の中では「イカロスの飛翔」のメロディー・・ってそれじゃ翼がもげてドボンしちゃうがな・・。

6/10 12:42

新緑がまぶしい！！

6/10 12:45

6/10 13:04

やっぱり揺れます。地味〜に高度感あります。

6/10 13:17

木漏れ日の中歩くのは気持ちが良いですな。

6/10 13:26

トンネルにもさようなら・・。

6/10 13:36

駐車場までのビクトリーロード。でも足取りは完全に敗北者の歩み・・。（なんのこっちゃ？？）

6/10 13:38

んで到着。

6/10 14:19

お疲れ様でした。

6/10 14:19

ヴィラ雨畑で汗を流して帰りましたとさ・・。

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

感想

chao

笊ケ岳です。

あくまで「ものの例え」だと思いますが、ここを日帰りできると大抵の山は日帰りで歩けるらしいです。（そのくらいキツイ！ということの例えみたいです。ちなみに地図のコースタイムは登りが10時間弱下りが6時間くらいの計16時間とな！！まぁ楽ではないですな・・累積標高差も3,000mを超えるみたいだし・・。）
なんにせよ200名山の中では日帰りで歩くには、最難関の部類に入るみたいです。（小屋やテン場が無いというのもその理由だと思いますが・・）


元々今週は、富山と石川の県境の辺りを・・・なんて考えていたのですが、天気予報をチェックすると、どうやらその方面の天気が今一つらしい・・。んじゃ晴予報が出ている南アの未踏の山でも・・ということで候補に挙がったのが、ここと大無間と黒法師（なんでその三択？？という突っ込みはご遠慮ください）だったんですが、大無間と黒法師は登山口までのアクセスがしんどいので今回はパス！ということで、笊ケ岳に行ってきました。（ちなみに笊ケ岳の登山口までのアクセスは、南アでは珍しく？？滅茶苦茶楽です。湖から雨畑集落の辺りはちょいとだけ隘路ですが、全て綺麗な舗装路でたどり着くことができます・・ってどんだけ南ってアクセスがしんどいのかと・・）


ちょいと真面目に・・
とかく急登と広河原の渡渉だけがクローズアップされがち？な山ですが、広河原までとそこから先とで大きく様相が異なる山（道）かな〜と。
登山口から広河原までは、林道歩きも含め本当に気持ちの良い道が続きます。吊り橋あり、崩壊地のトラバースあり、湧水のシャワー？ありとなかなか楽しめる道が続きます。5キロの移動で500mしか標高差はありませんので、ほぼ平行移動のイメージです。（ここまでのお散歩でも相当楽しめると思います！）

広河原の渡渉は、当日は水量が少なかったからか、全く問題なく飛び越えることができました。結構流れは速いので水量の多い時の渡渉は注意が必要かと思います。（自信の無い方は、潔く靴を脱いだ方が得策かと・・）

それ以降の道は1,500m以上の標高差の急登をとにかく登るのみです。急ではありますが、道自体は非常に歩き易い道です。先週歩いた有明山も急ではありましたが、あちらが歩き難い急登だったのに対し、こちらは本当に歩き易い急登でした。（有明山は地図のCTが登りと下りであまり変わらないのに対し、笊は登りと下りで相当CTが異なります。それだけ歩き易い道かな〜と。）


薄明るくなり始めた4時過ぎに出発し、広河原の辺りで先行していた方（3名）を抜いた以降は、新品の靴で今期初のロングコースを歩くということに加え、ちょいと寝不足で？（というか一睡もしてないですが）体が滅茶苦茶重かったということもあり、とにかく自分に「ゆっくりゆっくり・・」と言い聞かせながら歩きました。（ふと気を抜くとついついセカセカ歩いてしまう・・帰路でガソリン切れになっちゃうのにね・・）
そのおかげ？かほぼ予定通りの時間で歩ききることができました。

ヒ〜ヒ〜言いながら辿り着いた山頂では、南の絶景が！！！
南アの景色がこれだけ堪能できる所はそうないかと・・。まぁ・・幸せな景色が広がってました。（強風ですっごい寒かったけど・・）
空腹は最高の調味料じゃないですが、永遠続くかと思うような急登は、最高の景色をより格別なものにしてくれたかな〜と。（東側の富士山はほぼ見えなかったけど・・泣）

ホントに歩いている人が少ない山で、当日お会いした方は、ちょうど山頂で入れ替わりになった、トレランぽい出で立ちの4名のグループとあとは単独の方が4名程度でした。

下山後、ヴィラ雨畑にて温泉を堪能し、（他の方も書かれてますが、ここ・・空いてます。のんびり入浴できて本当におススメです！！）名古屋の自宅に帰りましたとさ・・。
晩御飯までには帰れないと思う・・といって出てきたのに、帰路の途中に「家で晩御飯食べる」と連絡したら、嫁さんにちょいと嫌な顔されてもうた・・。苦笑


なんにせよ、また大好きな山が一座増えたな〜と。（本当に良い山でした！！）
でもここを2度3度と訪れる人は・・やっぱりドMかな・・。


さて来週はどこ行きましょうかね・・。

コメント

pokepika

M-Clubへようこそ
Chao さん、

おはようございます。
ついにここまでお越しになりましたか。
既に雪の心配はしなくて良くなっているんですね。

笊ヶ岳に登った方は２つのタイプに分類できる。
ひとつは、もうこりごりだというタイプ。
もうひとつは、再度登ってしまうタイプ。
私めはとりあえず、前者なんですが、Chaoさんは後者になりそうな予感

取り急ぎ、ご登頂おめでとうございます

chao

Re: M-Clubへようこそ
pokepikaさん

おはようございます。
コメントありがとうございます！

ここは、まぁ何と言いますか・・Mクラブの会員じゃないと、中々歩こうと思わない山ですなぁ。^^;

絶対pokepikaさんは、「結局又来てしもうた・・」となる後者だと確信してますが・・。😄
私の場合は、シンドイ山を歩いている最中は、悪態つきまくりなのに、降りた途端に辛さを忘れてしまうという、記憶力の無さが問題なのですが、pokepikaさんも非常に似ているのではないかと・・。(失礼しました。😉)


昨年七面山に来たときに、この界隈は案外名古屋からはアクセスが良いかも？なんて印象を持っていたのですが、南にしてはアクセスがやはりラクチンでした。他がしんど過ぎるだけ？苦笑

後程、ゆっくりレコ拝見させて頂きますね！(またバリルートですかいな⁈ 😳)