丸山・生藤山・陣馬山
- GPS
- 07:25
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
丸山 10:25-10:35
土俵岳 11:05-11:10
浅間峠 11:45-11:50
熊倉山 12:30-12:40
生藤山 13:00-13:15
連行峰 13:40
醍醐丸 14:20-14:30
和田峠 14:50
陣馬山 15:10-15:40
陣馬高原下バス停 16:30
天候 | 終日ほぼ快晴で、冬らしい絶好の展望が楽しめました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上野原駅 08:28-(富士急バス)-08:58 日寄橋バス停 (帰り) 陣馬高原下バス停 16:40-(西東京バス)-17:16 高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
起点から終点までずっと、良く踏まれた道標完備のコースで、難所もなく安心して歩けます。 注意が必要なことと言えば、多くの登山道が通じている陣馬山からの下り始めで、歩く方向を間違えないようにすることでしょうか。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
日寄橋バス停から舗装された車道を登っていき、小棡集落に入ると、左への道に五右衛門山荘の案内標識が立っていて、その下には「←丸山 1時間30分」という標識も付いていました。
登山地図や地形図に出ている道とは違う方向ですが、車道を直進する方向に何の案内も出ていないこともあって、ここは標識に従って左に折れていきます。
最後の民家を見送って車道が終わると、その先に五右衛門山荘があり、そこが山道の起点となっていました。登山地図にないのに非常に明瞭で、しかもなだらかでとても歩きやすい道です。
ただしすぐに分岐点に出ると、道標は右手から上がってきた別の道のほうを「日寄橋バス停」としていて、ここまで歩いて来た道には何の指示標も出ていません。
なので、何故かここまでの区間は、標識に従って歩くと、登りと下りでは別々の道を歩くことになるという、妙なことになっていました。
その後「十二天」と書かれた神社の前を通り、さらに登っていきます。歩きやすい状態の道がずっと続いて、傾斜も穏やかなので快調に歩いていけます。
稜線上に出た地点で左に折れて、低いササの中を進むと、僅かな距離で丸山の頂上に到着です。標柱と三角点があるだけの地味な山頂で、展望も樹間からの南側の眺めが主体でパッとしませんでした。
丸山の先は笹尾根縦走路の緩やかな尾根道を東へ向かいます。丸山が今日の最高点なので、アップダウンをしつつも、以降しばらくは下りのほうが優勢になる道のりです。
土俵岳も丸山と同様、標柱と三角点があるだけの頂上でしたが、樹間からの展望はここでは北側が主体でした。
浅間峠まで来ると、そこは陽当たりの良い明るく開けた場所でした。休憩舎のほかにいくつかのベンチも置かれていて、気持ちが良いので外のベンチで少し休憩していきます。
浅間峠を過ぎると、今度は登りが主体の道に変わります。しかも熊倉山への登りでは、傾斜のきつい箇所で木段が出てくるようになったりして、楽な区間ではなくなりました。
熊倉山に着いた時は、先着していたグループによって居場所があまり残されていませんでしたが、休まずに通過するのが辛くなっていたので、標石に腰掛けて少し休んで行きます。
この山頂からはほぼ全方位に展望が開けていて、富士山もきれいに眺められました。
さらに進んで、大きな尾根が東と南に分かれる地点が三国山です(地形図では「三国峠」となっていますが、現地の標識は「三国山」としていました)。
顕著なピークではありませんが、開けた場所で展望も良く、いくつものベンチが置かれています。
次に向かう、すぐ隣の生藤山は山頂が狭かったので、落ち着いてゆっくりと過ごすなら三国山のほうが向いていると思いました。
丸山からずっと東京と山梨との都県境を歩いてきましたが、三国山から東の尾根に入ると、東京と神奈川との都県境に変わります。
三国山の先では、ほとんど下ることなくすぐに登りが始まり、やや岩がちな中を急登していくと、あっという間に生藤山の山頂です。展望はありますが、狭い山頂でした。
生藤山から岩尾根を慎重に急降下すると、すぐにまた茅丸への急斜面が待っています。
巻き道もありますが、実はこちらのほうが生藤山よりも高く、この一帯の最高点に当たるので、きっちり登っていくことにしました。
木段を登り詰めた茅丸の頂上は、藤野町十五名山の標柱がひっそりと立つだけの、狭くて地味な場所でした。
次に訪れた連行峰は、樹林の中で展望のないピークです。
現地の標識は「連行山」でほぼ統一されていましたが、ここでは「山と高原地図」が「連行峰」としているのに従っています。
連行峰を越えると、その先で大きく下ってから、醍醐丸に緩やかに取り付いていきます。
醍醐丸にはベンチがあって、ちょうど開けた北側に、大岳山などの奥多摩の山並みが眺められます。南側は樹林で遮られていますが、その分だけ落ち着いた雰囲気の山頂でした。
その先は薄暗い植林帯を、まず醍醐峠まで下ります。
一旦緩く登り返し後で、通過していくのかなと思っていた高岩山は、どこだったのか分からなかったので、巻いてしまったのかもしれません。
やがて前方には下を通る林道がチラチラ見えるようになり、その林道に降り立って少し右に進むと、広い駐車場と茶店のある和田峠に到着しました。
和田峠からは、もうひと頑張りで陣馬山にも登っていきます。その最後の150mは、木段による急な登りばかりで、疲れた足にはかなり辛く感じます。
でも急なだけにあっという間に高度が稼げたらしく、気が付くともう頂上の建物が目の前にあって、なんだかあっけなく頂上に到着です。
すでに3時を過ぎていますが、陣馬山の頂上には10人以上のハイカーの姿があります。そして下っていく人もいれば、入れ違いに登ってくる人の姿もまだ見られました。
朝から気持ちの良い晴天が続いていたこの日も、夕刻が迫って南側には霞がかかっていて、富士山も丹沢もその霞の上に浮かんで見えるといった具合です。
でも振り返れば、北側の空はクリアなままで変わりなく、これまで歩いてきた笹尾根をはじめとする奥多摩方面などは、すっきりときれいに眺められました。
陣馬山から陣馬高原下バス停を目指しての下りは、最初こそ頂上にある消えかかった道標を見ての歩き始めでしたが、すぐに車も通れるような道に出ると、以降は何の不安もない道のりでした。
間違えやすい箇所には必ず道標がある上に、穏やかな道が続いていて、北側の斜面なのでやや暗いことを除けば、気持ち良く歩くことができます。
沢まで下って小橋を渡り、ほどなく和田峠からの舗装道路に出れば、あとはこの道路を歩いていくだけでした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_10_12/mt2008_10_12.html#20081220
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