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Yamareco

記録ID: 1165379
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ハイキング
甲斐駒・北岳

3年振りの黒戸尾根日帰り

2017年06月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
10:56
距離
19.1km
登り
2,549m
下り
2,554m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:30
休憩
1:24
合計
10:54
距離 19.1km 登り 2,563m 下り 2,556m
4:21
4:23
76
5:39
54
6:33
6:34
13
6:47
37
7:24
4
7:28
7:40
36
8:16
8:24
47
9:11
9:12
46
9:58
10:00
5
10:05
10:24
4
10:28
36
11:04
32
11:36
11:56
30
12:26
12:33
2
12:35
12:37
42
13:19
9
13:28
37
14:05
14:10
53
15:03
15:08
6
15:14
ゴール地点
y
天候 晴れ-曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場 4時過ぎで手前の舗装エリアは7分ほど
コース状況/
危険箇所等
七丈小屋テン場上から積雪箇所200m程あり、トレースがあり登りはつぼ足でもOK、下りは雪が緩んで滑りますのでアイゼン等あれば安心。
その他周辺情報 近くの尾白の湯
予約できる山小屋
七丈小屋
神社にお参りをして出発、なんとか4時半前に出られました。
2017年06月10日 04:25撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 4:25
神社にお参りをして出発、なんとか4時半前に出られました。
朝日が斜面を照らします。なぜにこんなに赤いのでしょう。
天気が悪くなるのかな?
2017年06月10日 04:45撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 4:45
朝日が斜面を照らします。なぜにこんなに赤いのでしょう。
天気が悪くなるのかな?
赤く燃える朝日の登山道。
2017年06月10日 04:56撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 4:56
赤く燃える朝日の登山道。
尾根に出ました、木々の間から山が覗きます。
あれは鞍掛山かな。
2017年06月10日 05:34撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 5:34
尾根に出ました、木々の間から山が覗きます。
あれは鞍掛山かな。
心持ち急いで登って分岐で1時間20分、ペースはまずまず。
このあと笹の生えるなだらかな登山道は山の斜面をトラバースしていきます。
2017年06月10日 05:39撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 5:39
心持ち急いで登って分岐で1時間20分、ペースはまずまず。
このあと笹の生えるなだらかな登山道は山の斜面をトラバースしていきます。
尾根に出てきました。
2017年06月10日 05:43撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 5:43
尾根に出てきました。
オベリスクが見えました。
2017年06月10日 06:30撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 6:30
オベリスクが見えました。
刃渡り手前の眺望、鳳凰三山
2017年06月10日 06:38撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 6:38
刃渡り手前の眺望、鳳凰三山
刃渡りです。
2017年06月10日 06:39撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 6:39
刃渡りです。
斜面のツツジが満開です。
2017年06月10日 06:39撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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斜面のツツジが満開です。
八ヶ岳
2017年06月10日 06:40撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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八ヶ岳
鞍掛山
2017年06月10日 06:40撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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鞍掛山
奥の丸い山頂が大岩山
2017年06月10日 06:39撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 6:39
奥の丸い山頂が大岩山
梯子の登場
2017年06月10日 06:50撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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梯子の登場
一山越えてからは
2017年06月10日 06:54撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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一山越えてからは
しばらく長い水平ぎみの苔むした登山道を行きます。
2017年06月10日 07:19撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 7:19
しばらく長い水平ぎみの苔むした登山道を行きます。
ようやく下り始めると五合目、駒ヶ岳手前の山塊が眺望できました。
2017年06月10日 07:25撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 7:25
ようやく下り始めると五合目、駒ヶ岳手前の山塊が眺望できました。
100m近く下ってコルの屛風小屋跡、ここで初めての休憩。
2017年06月10日 07:26撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 7:26
100m近く下ってコルの屛風小屋跡、ここで初めての休憩。
小屋跡からは一気に登っていく階段が始まります。
2017年06月10日 07:37撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 7:37
小屋跡からは一気に登っていく階段が始まります。
階段の途中にぽつぽつとクモイコザクラが咲いていました。
2017年06月10日 07:38撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 7:38
階段の途中にぽつぽつとクモイコザクラが咲いていました。
白岩岳のシナノコザクラに比べて花弁が尖ったハート型です。
葉もギザギザです。
2017年06月10日 07:38撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 7:38
白岩岳のシナノコザクラに比べて花弁が尖ったハート型です。
葉もギザギザです。
梯子の途中で一息。
2017年06月10日 07:39撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 7:39
梯子の途中で一息。
登り返して、もう一山取り付くところに橋、この先の梯子の連続でバテました。
2017年06月10日 07:57撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 7:57
登り返して、もう一山取り付くところに橋、この先の梯子の連続でバテました。
ほぼ垂直の梯子です、こんなのあったかなあ?
2017年06月10日 08:03撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 8:03
ほぼ垂直の梯子です、こんなのあったかなあ?
ここから七丈小屋間はバテぎみで進みました。
2017年06月10日 08:03撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 8:03
ここから七丈小屋間はバテぎみで進みました。
ようやく小屋です。出発から4時間以内で到着できました。
ここで休憩。小屋の綺麗なお姉さんが挨拶してくれました。
いいねえ、しかし変わったなあ・・・・、
2017年06月10日 08:15撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 8:15
ようやく小屋です。出発から4時間以内で到着できました。
ここで休憩。小屋の綺麗なお姉さんが挨拶してくれました。
いいねえ、しかし変わったなあ・・・・、
テン場にはテントがぽつんと一つだけ。
2017年06月10日 08:29撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 8:29
テン場にはテントがぽつんと一つだけ。
いよいよ雪道、急です。
踏み抜きも多く結構大変でした。
2017年06月10日 08:38撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 8:38
いよいよ雪道、急です。
踏み抜きも多く結構大変でした。
トレースがはっきりしないのでヤブの中で往生しました。
2017年06月10日 08:45撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 8:45
トレースがはっきりしないのでヤブの中で往生しました。
ここで雪の斜面から解放、ほっとしました。
下に平らな黒戸山が見えました。水平歩きが長かったのがわかりました。
2017年06月10日 08:54撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 8:54
ここで雪の斜面から解放、ほっとしました。
下に平らな黒戸山が見えました。水平歩きが長かったのがわかりました。
気持ちいい上を目指して行きます。一番高いところが駒ヶ岳山頂
2017年06月10日 09:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:05
気持ちいい上を目指して行きます。一番高いところが駒ヶ岳山頂
八合目
2017年06月10日 09:08撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 9:08
八合目
ここからは稜線を行きます。
2017年06月10日 09:09撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 9:09
ここからは稜線を行きます。
いいねえ
2017年06月10日 09:09撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:09
いいねえ
北岳が霞んで見えました。
2017年06月10日 09:10撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 9:10
北岳が霞んで見えました。
鳳凰三山
2017年06月10日 09:11撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:11
鳳凰三山
右手の山塊の岩に剣が見えました。
2017年06月10日 09:21撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:21
右手の山塊の岩に剣が見えました。
雪が多いときは難所のこの場所も今は大丈夫。
2017年06月10日 09:25撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 9:25
雪が多いときは難所のこの場所も今は大丈夫。
摩利支天も一緒に。
2017年06月10日 09:36撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:36
摩利支天も一緒に。
ルンゼの急な岩場を登る途中、左足が攣ってヒヤヒヤしました。
2017年06月10日 10:48撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:48
ルンゼの急な岩場を登る途中、左足が攣ってヒヤヒヤしました。
振り返って、そそり立つ剣、眺望が避ければ向こうに富士がみえるところ・・;
2017年06月10日 09:37撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:37
振り返って、そそり立つ剣、眺望が避ければ向こうに富士がみえるところ・・;
いよいよ山頂の祠が見えました。
2017年06月10日 09:58撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 9:58
いよいよ山頂の祠が見えました。
手前は本宮、直ぐです。
2017年06月10日 10:01撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 10:01
手前は本宮、直ぐです。
山頂到着、出発から5時間40分でした。
還暦前の自分には上出来でした。
2017年06月10日 10:04撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 10:04
山頂到着、出発から5時間40分でした。
還暦前の自分には上出来でした。
2017年06月10日 10:04撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:04
2017年06月10日 10:04撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:04
仙丈、北岳、手前ににアサヨ、今日は眺望がききませんね。
2017年06月10日 10:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 10:05
仙丈、北岳、手前ににアサヨ、今日は眺望がききませんね。
鳳凰三山
2017年06月10日 10:24撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:24
鳳凰三山
仙丈もこの角度もいいですね。
2017年06月10日 10:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:05
仙丈もこの角度もいいですね。
2017年06月10日 10:23撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:23
鋸から先日登った白岩岳への稜線
2017年06月10日 10:23撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:23
鋸から先日登った白岩岳への稜線
山頂で少し休憩していました、風が冷たいので下ります。
2017年06月10日 10:23撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:23
山頂で少し休憩していました、風が冷たいので下ります。
途中雪の様な真っ白な岩肌が目にとまりました。
2017年06月10日 10:33撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:33
途中雪の様な真っ白な岩肌が目にとまりました。
駒ヶ岳から鋸までの稜線も歩いて見たい。
2017年06月10日 10:33撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:33
駒ヶ岳から鋸までの稜線も歩いて見たい。
鎖があって安心
2017年06月10日 10:59撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 10:59
鎖があって安心
帰りにコザクラを眺めて癒やされて
2017年06月10日 12:28撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/10 12:28
帰りにコザクラを眺めて癒やされて
この時期コミヤマカタバミも多く咲いていました。
2017年06月10日 12:31撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/10 12:31
この時期コミヤマカタバミも多く咲いていました。
最後は靴擦れと膝に力が入らなくなってヘロヘロ、
今日の無事を感謝です。
2017年06月10日 15:08撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/10 15:08
最後は靴擦れと膝に力が入らなくなってヘロヘロ、
今日の無事を感謝です。
駐車場に来たら雨がザーザー降ってきました。
間一髪、濡れずにすみました。
2017年06月10日 15:14撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/10 15:14
駐車場に来たら雨がザーザー降ってきました。
間一髪、濡れずにすみました。

感想

3年前に登った黒戸尾根、最近BSの山番組で紹介されたのを見て、急に行きたくなった。
今年はまだきつめの山行をしていなし、クモイコザクラや残雪のいい時期でいいかもしれない。3年前のヤマレコを見て現状の自分の体力の計るにはちょうど良い、長丁場なので無理はできないが、3年前の自分への挑戦と思って出かけた。

4時20頃出発、出だしの標高が770mなので1500mの笹の平分岐までが結構時間がかかる。それでも何とかそこまでは過去よりは良いタイムだった。
刃渡り手前で同じ頃出発した若者にあっという間に抜かれて、ペースダウンしてしまったかなと思った。五合目の先で休憩を入れてから、きついなあと思うようになった。最初のペースアップが効いたようだ。
橋を渡ってからの梯子の連続でどうやらバテてきたと実感した。
ここから七丈小屋までは前半ではきつい区間になった。

七丈小屋は靜かで、誰もいないようだった。ベンチでおにぎりをほおばっていると若いお姉さんが挨拶してくれた。自分には嫌な思い出の場所が、一瞬にして明るくなった。下りの時に聞いたら、今年から若いスタッフに変わってでがんばっているようで、情報を拡散している最中だという、是非良い評判の小屋になって欲しいと思った。

テン場を少し行った所から雪の斜面だった。
刃渡り手前で抜かれた若者が苦戦していた。早かったせいかトレースもばらばらで適当に登っていった。思った以上に雪が腐っていて踏み抜きも多く、その上スパッツをしていなかったので靴の中に雪が入ってしまった。雪を避けようとヤブの中に入ったり苦戦、剣がささった岩のところでようやく脱出できた。

そこから先は開けて、目指す山頂も見えて青空も広がりは気持ちよい稜線歩きだった。
雪があると危険なナイフリッジもすでに雪が少なく緩んで危なく感じる事はなかった。
ところが終盤の岩場のルンゼで、上から下りてくる登山者が待っていてくれたので、に急いで登ろうしたところ、ストックもそのままで登った時に無理な体勢がたたって左足が一気に攣ってしまった。人がいて弱音も吐けないので無理して石の上に駆け上がって、少し休んで苦痛が去るのを待った。

その後は、左足をだましだまし登っていってなんとか山頂に登頂した。
出発から5時間45分、3年前よりタイムは良かったが、その分バテた。
休憩してしばらくすると、冷たい強風が吹き始めた、下からどんどん雲が湧いてくるし、天気が怪しそうになってきたので少し休んだだけで下り始めた。

下りは小屋で大休憩をして、笹平まで下った。
途中にわか雨に遭って、カッパを着たり脱いだり、それに風も強くなって嵐みたいになりそうだったので早足で下りてきた。
笹平からは靴擦れぎみになって足の指が痛み出し、最後の小石の多い沢に下る場所では膝にも力が入らなくなった。それでもなんとか3年前よりは短い時間で登って下りてくることができた。

この日黒戸尾根はソロの日帰りの登山者が多かった、それも皆さん猛者ばかりだった。
多くの人が軽量ザックで身軽だった。自分は距離が長いからと余計に水や予備食、防寒着、無線機など詰め込んで12Kgほどになっていた。この辺はもっと減らしておくべきだった。

今回は天気が良い内に山頂まで登れたのは良かった。
でも黒戸尾根は自分には十分手強く厳しい登山道だった。
それでもしばらくしたらまた行きたくなるんだろうな。

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