3年振りの黒戸尾根日帰り
- GPS
- 10:56
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,549m
- 下り
- 2,554m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:54
天候 | 晴れ-曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七丈小屋テン場上から積雪箇所200m程あり、トレースがあり登りはつぼ足でもOK、下りは雪が緩んで滑りますのでアイゼン等あれば安心。 |
その他周辺情報 | 近くの尾白の湯 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
3年前に登った黒戸尾根、最近BSの山番組で紹介されたのを見て、急に行きたくなった。
今年はまだきつめの山行をしていなし、クモイコザクラや残雪のいい時期でいいかもしれない。3年前のヤマレコを見て現状の自分の体力の計るにはちょうど良い、長丁場なので無理はできないが、3年前の自分への挑戦と思って出かけた。
4時20頃出発、出だしの標高が770mなので1500mの笹の平分岐までが結構時間がかかる。それでも何とかそこまでは過去よりは良いタイムだった。
刃渡り手前で同じ頃出発した若者にあっという間に抜かれて、ペースダウンしてしまったかなと思った。五合目の先で休憩を入れてから、きついなあと思うようになった。最初のペースアップが効いたようだ。
橋を渡ってからの梯子の連続でどうやらバテてきたと実感した。
ここから七丈小屋までは前半ではきつい区間になった。
七丈小屋は靜かで、誰もいないようだった。ベンチでおにぎりをほおばっていると若いお姉さんが挨拶してくれた。自分には嫌な思い出の場所が、一瞬にして明るくなった。下りの時に聞いたら、今年から若いスタッフに変わってでがんばっているようで、情報を拡散している最中だという、是非良い評判の小屋になって欲しいと思った。
テン場を少し行った所から雪の斜面だった。
刃渡り手前で抜かれた若者が苦戦していた。早かったせいかトレースもばらばらで適当に登っていった。思った以上に雪が腐っていて踏み抜きも多く、その上スパッツをしていなかったので靴の中に雪が入ってしまった。雪を避けようとヤブの中に入ったり苦戦、剣がささった岩のところでようやく脱出できた。
そこから先は開けて、目指す山頂も見えて青空も広がりは気持ちよい稜線歩きだった。
雪があると危険なナイフリッジもすでに雪が少なく緩んで危なく感じる事はなかった。
ところが終盤の岩場のルンゼで、上から下りてくる登山者が待っていてくれたので、に急いで登ろうしたところ、ストックもそのままで登った時に無理な体勢がたたって左足が一気に攣ってしまった。人がいて弱音も吐けないので無理して石の上に駆け上がって、少し休んで苦痛が去るのを待った。
その後は、左足をだましだまし登っていってなんとか山頂に登頂した。
出発から5時間45分、3年前よりタイムは良かったが、その分バテた。
休憩してしばらくすると、冷たい強風が吹き始めた、下からどんどん雲が湧いてくるし、天気が怪しそうになってきたので少し休んだだけで下り始めた。
下りは小屋で大休憩をして、笹平まで下った。
途中にわか雨に遭って、カッパを着たり脱いだり、それに風も強くなって嵐みたいになりそうだったので早足で下りてきた。
笹平からは靴擦れぎみになって足の指が痛み出し、最後の小石の多い沢に下る場所では膝にも力が入らなくなった。それでもなんとか3年前よりは短い時間で登って下りてくることができた。
この日黒戸尾根はソロの日帰りの登山者が多かった、それも皆さん猛者ばかりだった。
多くの人が軽量ザックで身軽だった。自分は距離が長いからと余計に水や予備食、防寒着、無線機など詰め込んで12Kgほどになっていた。この辺はもっと減らしておくべきだった。
今回は天気が良い内に山頂まで登れたのは良かった。
でも黒戸尾根は自分には十分手強く厳しい登山道だった。
それでもしばらくしたらまた行きたくなるんだろうな。
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