白樺荘〜大根沢山〜大無間山〜明神橋
- GPS
- 54:43
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,859m
- 下り
- 2,927m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:49
天候 | 2017/6/11(日) 曇時々晴 2017/6/12(月) 晴時々曇 2017/6/13(火) 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日帰りとなってしまったGWのやりなおしで、梅雨の晴れ間を狙って入山。
【2017/6/11(日):1日目】
山に行ってない&トレーニングもしていない、の鈍った身体に22kg(うち水分3.5kg)は重すぎて、初日はなんとか予定通り大根沢山へ到達できたがもうバテバテ。明日からどうしようか・・・・・・このタイミングを逃すと次は秋に挑戦できるかどうかなので、とりあえず予定通り行くことにしてラジオとともに就寝。
【2017/6/12(月):2日目】
気合いで起床。大根沢山〜三方嶺の尾根へ向かう。崩れから眺める目的地方面は日が射していて、不安とやる気が8:2から5:5くらいを行ったり来たり。この山域の稜線ではピカピカ光るイワカガミの葉っぱをよく目にするが、ちょうど開花期だったようで、ピンク色のイワカガミの花畑が次々とあらわれる。青空にお花、そよぐ風、遠くに連なる峰々。あ〜これはいいなぁ・・・幸せで平和な気分に包まれて、もう今回は稜線を楽しむ山行に切り替えるかなと考えはじめる。予備日が少ない不安が払拭できないまま、鈍った身体で行くのはやはり無謀という理由づけで納得し、山は逃げるがまたの機会にしよう。
ということで予定変更し、大無間山経由で折角なので北東尾根で明神橋に降りることにする。今日は大無間山あたりまで行くことにする。大根沢山から小無間山までは5年前の年末年始個人ガイド山行で歩いて以来で、このときは(自分にとって)ハイペースについていくのに必死で、山の記憶がほとんどない。
三方嶺までの尾根は細かいアップダウンが続くなか、ピンク色のイワカガミ軍団や、時々頭上にあらわれるシロヤシオに癒される。アザミ沢のコルで水場に降りてみる。明確な源頭部を降りていってもなかなか水音がしない。ようやくチョロチョロと水が出はじめ、適当に太くなったところで採水。少し口に含んでみると、「?」な違和感があるが、ここで取らないわけにいかないので3Lほど汲む。(あとであらためて飲んでみると、暫く掃除していない水槽のような風味で、結局真水は残してあった下界の水250ccとペット飲料で下山までもたせた。もっと降りるべきだったか。)
小根沢山を越え三方嶺に向かうと、急に笹原のひろがる景色となる。ならだかで標識がなければわからない、大きな木のある三方嶺へ到着。ガスがではじめていて大樽沢方面の見通しはきかない。大無間山方面へ向かう。ガスにつつまれた幻想的な雰囲気のなか、意外ときつい大無間山への登りをこなして山頂へ。展望はきかず、青いポリタンクやシートなどやけに人工物が目立ち、ここで張るのはやめようと思い風イラズ方面を少しのぞいて引き続き東へ。中無間山の手前に良いところがあったのでテント設営。少しずつ薄暗くなる中、いつものウイスキーをストレートでちびちびやりつつ、突然現れたテントのすぐそばで縄張りを主張するように鳴きつづける鳥、きれいなさえずりをきかせてくれる鳥の声を肴に、山をのんびり楽しんだ。鳥の声と名前を覚えたいなあ。
【2017/6/13(火):3日目】
早めに撤収して出発。すがすがしい朝陽へ向かって進む。中無間山は山頂部で方向転換したあと道を見失ってしまい、少し外してしまった。唐松谷の頭からは風イラズの長大な尾根が堂々と横たわる姿が見られ、あー行きたいなー(でも結構アップダウンがきつそう)。小無間山は山頂標識だらけで山伏を彷彿とさせる。山頂部から北へ降る。直前に拝見した山行記録で、異様なほどテープマークがついているとあったので、どれだけ興ざめかと思ったが色あせたスズランテープなのでマクロな視界を邪魔することはない点はよかった(でも1mおきはさすがに…)。道形もはっきりしていて、時代を感じさせる看板もあり、古くから使われている山道をにおわせる。倒木だらけの急斜面を下り、1805Pへの登りにとりかかるあたりで2人組と出会う。まさか平日に人と会うとは思っていなかったが、やはりメジャールートということか。自分とは逆ルートを2日間の計画で周回するそうだ。お互い気を付けてと別れる。1805P前後は幕場も多い。快適尾根を引き続き降っていくと、1300付近で2人組に教えてもらったトラロープと左矢印が目に入る。ここから尾根を外れ鉄塔巡視路に沿って明神橋方面へ降りていく。苔岩のガレ急斜を降り樹脂ブロックの埋まった急斜面を下ると、右手に鉄塔がある。ここは下を潜って左手へ進むように道は続いている。どこまでも続く急斜面に、電力会社の鉄塔巡視員に転職すれば山三昧という妄想は捨て去ることにする。なんとか取付きまで降り、法面階段を下って明神橋へ到着。パイプが整備されていて水がじゃんじゃん溢れている。真水に飢えていたのでありがたく浴びるように明神沢の水をいただく。
日和ってしまったけど、楽しい3日間でした。3日間ずっと、アオバトのような声が明神沢側からきこえていました。アオバト生息地なんでしょうか?年中禁漁区でもある明神沢流域をこれからも変わらぬよう守っていきたいですね。
<おまけ>
Nさんありがとうございました。
井川の観光・道路情報(有益な情報で速報性あり):「井川森上げ隊」twitter
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