燧ケ岳【男は黙ってナデッ窪】
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 10:01
天候 | 雨予報に反して快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
バスタ新宿22:00発---関越交通バス---3:45着大清水 復路: 大清水14:07発---関越交通バス---14:22着尾瀬戸倉 入浴後、尾瀬戸倉15:30発関越交通バスにて帰京 関越交通バス:片道3800円(時期曜日により変動あり) 沼田駅〜大清水までの路線バスの料金を考えるとかなりお得です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大清水〜三平下】 砂利の林道を進みます。ほとんど平坦です。長いです。少しでも山道の趣きを楽しみたい方は「大清水登山口」の看板の右側を進むと遊歩道が楽しめます。最終的に林道と合流します。一ノ瀬休憩所、三平橋を越えると、いよいよ名実ともに車の進入できないエリアに突入です。木道、石階段、木の階段などの整備は行き届いているので難儀するところはありません。いくつかの積雪箇所もありましたが、装備なしで通過可能です。三平峠まではジワジワ登る感じで急登は皆無です。平坦な木道の先に三平峠、下りの木道、木の階段を進むと目の前に尾瀬沼が飛び込んできます。最後の下りの先に三平平(尾瀬沼山荘)があります。多数のベンチが用意されていて休憩適地です。 【三平下〜沼尻平】 ココからは進路を左にとって行きます。南岸に進むための注意書きもあります。地元の方でしょうか、進入の際に装備について問われ「ピッケルがあるから大丈夫かな?2か所ぐらいいやらしいところがあるから気を付けて」と言われました。結果、ピッケルは利用しませんでしたが、道中は朽ちた木道や山盛りの雪越え、長い雪面から次の木道の取り付きを探したりと神経を使いました。滑って沼にドボンだけは勘弁でしたので…しばらくの格闘の末小沼湿原の木道に飛び出した時には、苦労の末にたどり着いた楽園のように思えました。東西からの木道との合流点が沼尻平です。 【沼尻平〜ナデッ窪経由〜俎堯 沼尻平にはかつて休憩所がありましたが、現在は焼失のため基礎とトイレのみとなっております。ここから東に向けて100Mほど進むとナデッ窪に向かう木道との分岐があります。入口に注意書きが書かれているため間違うことはありません。ここからしばしの木道歩きは水芭蕉の群生地ということもあり癒されます。木道が切れるとナデッ窪の取り付きです。名の由来の通り岩のゴロゴロした沢筋を登って行きます。特に目印があるわけではないですが、沢筋を外さなければ概ね吉です。岩には残雪もありますが、序盤は踏み抜きに次ぐ踏み抜きありで覚悟の上どうぞ。雪が安定し斜面が広くなる中盤以降は、快適な雪山登行が楽しめます。斜度が増してきた段階でピッケル/アイゼンに換装。途中、凍っている箇所もありましたが、斜面が広く左右を見渡せば雪の状態の良い箇所もあるので、そこを進めば問題ありませんでした。登り詰める場所も、斜面の左右どちら寄りでも登行は可能ですが、長英新道との合流地点を意識すると右寄りがベターです。登り詰めて右にしばし進むと夏道が現れ、夏道を進むと長英新道の8合目と合流、再度雪面のトラバースもありますが、こちらはよく歩かれているためか装備無しでも通行可です。イワイワを一登りすれば三角点や祠のある瑤任后 【俎堯措動濁堯 一旦イワイワ地帯から鞍部まで下ります。下りきると木道が現れそこから雪面、徐々に斜度が増します。最後の斜面を考えるとこの時点で再度アイゼン換装が良さそうです。右手に笹に覆われた夏道、左手に雪面トレースどちらでも核心部へは登れます。またここの取り付きまでは頂上付近の岩に固定されたロープも垂れていました。おそらく50Mぐらいのものでしょうか。最後の核心部は、登山者のステップこそありますが、ピッケル/アイゼンで確保しながら慎重に登りました。斜度が緩まり、雪のとれたイワイワ群の先に御影石で造られた柴安瑤了劃塞犬あります。なお山頂は見晴側にかなり広めで人口が多くても快適そうでした。あとは下りも慎重に!核心部を過ぎて残りをどう降りようかと思案していたらそのまま20Mの滑り台をしてしまいました。幸いにも鞍部で自然停止しましたが…油断禁物ですね。敢えて滑り台を楽しみたい方はどうぞ。 【俎堯祖恒竸憩桟侏魁楚憩司岐】 長英新道ですが、よく整備されており、確かにナデッ窪よりは一般向きですが、雪解けによりほぼ川です。川、雪、踏み抜き、川、時々藪といったところです。概ね目印が多く間違えようなく思えるのですが、斜面がほぼ平らになろうかという位置で、先の目印が見えなくなる箇所があります。踏み跡も迷いやすいものが多数あり、ここでは文明の利器である「ヤマレコアプリ」のGPSを起動して進路修正を行いました。メジャールートですが侮るなかれ。GPSをたどった結果、現在の長英新道のほとんどが雪解け川だったことが判明しています。器用に避けながら通行なさることを祈ります。 【新道分岐〜三平下】 しっかりとした木道が整備されています。危険個所は皆無です。南岸の荒れ具合を鑑みると、沼山峠から尾瀬ヶ原へ抜ける、あるいは逆ルートはこの道の通行が吉でしょう。途中ビジターセンターなどもあり賑やかです。 |
その他周辺情報 | 尾瀬戸倉バス停に日帰り温泉「尾瀬ぷらり館」があります。入浴のみですが500円と良心的なお値段でした。(10:00〜18:00で営業) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ピッケル
|
---|
感想
まずは、現在の燧ケ岳に関する情報をレコして下さった皆様、及び今回の山行に際して情報収集をしてくださったセンパイに、この場を借りまして、今回の登頂成功のお礼を申し上げます。ありがとうございました。
さてさて実は燧ケ岳は2年前の7月3日に登ったことがあります。っていっても当時は俎瑤祠もあり頂上だと勘違いしていたため、肝心の最高部柴安瑤紡を運ぶこともなく…おまけに再度大清水に戻る予定も御池に下山してしまいと失敗登山だったので敢えてレコにも載せずに次のチャレンジ時期を模索しておりました。
今回は自身の2連休の内いずれかの休みで山行計画を立てていましたが、当初の天気予報に翻弄され、13日か14日かという2択に迷い、14日決行で意志を固めたところ天気予報は最悪という中でのスタートとなりました。どうせ悪いんだからと半ば開き直って向かったために神様が味方をしてくれたのか、大清水到着時は曇り、その後も曇りながらも降水は0。山道を上部に進みにつれて晴れ渡り素晴らしい景色も拝める山行となりました。
ただ、やっぱり尾瀬は冬場に閉山するだけあって、まだまだ残雪が豊富で万全の冬山装備でないと登頂はおろか、山行すら難しかったんだなと痛感しました。ナデッ窪…むしろ残雪があったからこそ登りやすかったのかもしれませんね。雪が無かったら岩だらけの沢筋の道に難儀したのではないでしょうか…最後の柴安瑤諒匹療个蠅發靴咾譴泙靴燭諭ここまで厳しい角度とは思いませんでした。区間自体は
短かったですが、五竜岳の山頂直下の壁よりキツく感じました。2年越しの想いを込めて登りましたが、本当に嬉しい登頂でした。ただし、下りで核心部を過ぎてから気を抜いて20M滑り台をしてしまったは反省です。最後まで気を抜くなということです。
あとは帰りは相変わらず無茶をして、どうにか温泉に入るべくバスに乗車することができました。もう少しのんびりと登山を楽しみたいものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する