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無雪期ピークハント/縦走
近畿
峰越峠〜天児屋山〜大通峠 天空回廊と峠道の宍粟市境界を歩く 第29回 (兵庫県宍粟市)
2011年06月18日(土) [日帰り]
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- GPS
- 08:10
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 422m
- 下り
- 404m
コースタイム
6:50峰越峠⇒ 8:05三国平⇒ 10:00天児屋山⇒ 15:00大通峠
■市境間 歩行距離 7.8Km ・所要時間 8時間10分 ・総上昇量 526m
■市境間 歩行距離 7.8Km ・所要時間 8時間10分 ・総上昇量 526m
天候 | 曇り・ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・R429で千種町室に入り、県道72を北上して千種高原を過ぎ、県境の峰越峠を目指す。 ❷自家用車【終了点(大通峠)】 ・県道72を北上して三室高原から林道大通中江線で鳥取・兵庫県境の大通峠へ上がり、迎車をデポ。 ★登山口駐車地 ・峠付近の駐車スペースに車を置く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【索引】 ・宍粟市境界の峰越(みそぎ)峠〜江浪峠〜天児屋山(てんごやさん)〜大通(おどれ)峠『天空回廊と交流の峠道』(第29回)を歩く。 【コース状況】 6:50【峰越峠】 曇天でガスに包まれた開始点の峰越峠から北の県境尾根へ乗る。 7:40【分岐の道標】 快適なブナの原生林を進み、三国平への分岐道標に従い東の山道に入る。 8:05【三国平】 江浪峠の地蔵尊に挨拶をして、三国平の平坦地に着き、東の県境尾根に踏み込む。 しばらく膝下の籔を分けて進むが、境界標識が全く見当たらない。 やがて密集したネマガリ竹に突入。 時折、開けた場所に出ながら背丈のネマガリ竹を分けて前進する。 9:10【1226mPK】 「1226mPK」を通過すると、藪が深くなる。 10:00【天児屋山】 高みへ藪を漕ぐと、あっけなく「天児屋山の三等三角点」の切り開きに到着。 積雪期には、江浪峠からスノーシューで40分ほどの行程だが、今回は藪漕ぎをしながらも2時間ほどで来ることが出来た。 周囲は、背丈のネマガリ竹に囲まれ、展望はほとんど無い。 しばらく休憩して、再び、ネマガリ竹に突入する。 11:20【カナゴ乢】11:50 手強い竹籔に翻弄され、何度も県境を外しては、修正復帰して「カナゴ乢」に到着。 見通しの良い平坦地に座り込み、弁当を広げる。 お昼を終え、やおら重い腰を上げ、ひたすら藪を漕ぐ。 12:45【1199mPK】 「1199mPK」を過ぎて、間伐作業中の植林帯へ下ると、ネマガリ竹の密集地に作業用の切り開きが現れる。 しばらく目印を追ったが、県境を外れ猛烈な藪漕ぎをしながらのルート修正復帰に手間取る。 14:20【中江乢】14:35 中江乢に降りると古い峠道が残っており、大きな国有林標石「七〇」に測量テープが巻いてあった。 しばらく休憩をして、眼前の「1081mPK」へ向かう。 14:50【1081mPK】 最後の登りの「1081mPK」をようやく越え、ブナの原生林を下る。 15:00【大通峠】 激しい藪漕ぎで体中が汚れるも、全員無事に大通峠に降り立ち終了。 【トイレ・水場】 ・ちくさ高原・三室高原の施設が利用できます。 【温泉施設】 ・エーガイヤ「ちくさ温泉」¥400(65歳以上¥200) |
写真
感想
【感想・コメント】
・嘗てないほど猛烈なネマガリ竹の籔漕ぎルートを終始先行し、疲れ果てましたが、山深い秘境に踏み込み、ブナの原生林や熊の棲息域に入り込んでの山行を満喫しました。
【見所】
・県境尾根からの眺望
・ブナの原生林
【ルートの特徴】
(越峠から三国平までは、一般登山道が整備されており、ブナの原生林の中を快適に歩くことができます。
∋姐駟燭ら天児屋山へは、ネマガリ竹の籔漕ぎを強いられながらも、意外と楽に到達できますが、藪の中に熊の寝床や糞を多数目撃しましたので単独行は危険です。
E兄屋山から「1199mPK」までは、背丈のネマガリ竹の猛烈な籔漕ぎが待っています。
濃い藪を避けて県境尾根ルートを外すと、復帰に手間取ります。
谷へ下ると藪のジャングルに絡まれて身動きが取れなくなります。
ぁ1199mPK」を下ると、間伐作業中の植林に出ますが、作業道を追うと境界ルートを外れるので、ひたすら境界尾根の藪を漕ぎます。
ッ羚蕉Δ魏瓩ると、比較的楽な藪になり、大通峠に降り立つことが出来ます。
【植生・動物】
・熊の棲息域に踏み込むので、対策が必要です。
・ネマガリ竹が鹿の食害等で、衰退している個所もありますが、天児屋山以東はまだまだ密集しています。
・ドウダンツツジが、点在しており癒されました。
【カナゴ乢】
・カナゴ石とは、鉄を造った時に出た鉱滓(こうさい)で、黒っぽい石の表面に小さな穴が無数にある石なので、カナゴ乢は、タタラ製鉄に関連すると名と思われる。
日本の各地によっては鉱滓を「かなくそ・かなぐそ」・「のろ」・「星屑石」等とも言う。
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当日、私は後山と空山を訪れていました。アプローチ(クルマ)ですれ違っていたかもしれませんね。
私も時々想定外?で藪コキしますが、特にネマガリ竹は密生するので四苦八苦して心が折れてきます。yamayaさんの体力と精神力には頭が下がります。
あの日午後3時過ぎに、空山近くの県道で、リュックを背に自転車で急坂を上っておられた方を追い越しました。
我々は、車2台で三室高原から千種高原の峰越峠の車へ戻る途中でしたが、「この時間だと、空山を周回して登山口へ戻る途中かなあ・・」と噂をしていましたので、良く覚えております。
今回の根曲がり竹の境界尾根は、何とか踏破できましたが、次回の大通峠から三室山までは、さらに厳しい藪との格闘が待っているようです。
ではまた。
そ、それっ、間違いなく私です!
公民館までのほんの20分間のところを見られてしまいましたか。。。
ママチャリでヘロヘロになりながら登っていたので、お恥ずかしい次第です。
クルマ2台作戦、うらめしや〜っちゅう感じです。
次回の藪コキのご健闘とご無事を、陰ながら応援させてください。
レポート期待しております。
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