富士山(御殿場口-ブル道から剣ヶ峰)
- GPS
- 11:11
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,346m
- 下り
- 2,340m
コースタイム
05:16 大石茶屋
06:07 二合八勺 06:14
07:32 新六合目小屋(ブル道)
08:36 御中道分岐
08:52 七合目下・大砂走り分岐
09:18 七合目日の出館(軽食) 09:27
09:44 新(?)砂走館
10:33 赤岩八合館(小休止) 10:41
11:09 長田尾根記念碑
12:33 御殿場口頂上(銀明水)
12:38 頂上浅間大社奥宮(昼食) 13:00
13:22 剣ヶ峰
13:36 御殿場登山道下山口(長田尾根下山中止)
14:17 長田尾根記念碑
14:58 六合目御中道分岐(走り六合)
15:29 二合八勺
16:08 大石茶屋
16:16 御殿場五合目登山口
天候 | 晴れ、下山時ホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いままで軽いホワイトアウトは体験したことはありますが、今回体験したホワイトアウトは足元まで霞み、時間も長く強力なものでした。 目を開けているのに何も見えない、恐怖を感じました。 障害物がないところなので、じっとしているのが不安で、早く抜け出そうと真っ直ぐ下に下りたつもりが、とんでもない方向に行っていました。 ホワイトアウトが晴れるときも、周りの景色が不気味に見えて怖い体験でした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
我が家のベランダ(都内23区の東端)から見える富士山は頂上付近がだいぶ白くなってきました。
冬期のコース確認第3段は、御殿場登山口をスタートしてブル道の直登から大弛を登り、帰りは長田尾根を下る予定でした。
富士山スカイラインから太郎坊洞門の手前を御殿場登山口新五合目駐車場へ。
到着時間は3時頃、車は数台あるが、登山者らしき車はないようだ。
軽くビールを飲んで4時半まで仮眠のつもりが目が覚めたら5時前。
5時、暗い中ヘッドランプの明かりで登山口へ、ここも通行止めです。
自己責任で、柵を越えます。
大石茶屋を過ぎ、ひたすら真っ直ぐなブル道を歩きます。
中途半端な仮眠か、ビールが残っているのか、いまいちペースが上がりません。
二合八勺の小屋が見えるころ明るくなり始め、小屋に着いたときにちょうどご来光です。
後ろを振り返ると雲ひとつ無い、きれいな赤富士があります。
腕が悪いので、きれいな赤富士がカメラに収まりません。
しばし赤富士を堪能した後、誘導用標柱に沿ってブル道をひたすら登ります。
つづら折りの登山道と違い、直線で傾斜があるので足に堪えます。
六合目、御中道の分岐まで来て一休み、軽食を摂ります。
眼下に雲はなく、山中湖から丹沢方面がきれいに見えます。
七合半の砂走館まで来ました。新築工事は完成したようです。
今回も宝永山火口を覗きに行きます。
いつみても圧倒されます。
赤岩八合館から登山道に入り、八合目の廃屋横を通り長田尾根を眺めながら大弛に向かいます。
大弛の登り口には雪はありませんが、九合目辺りから雪が見えます。
頂上直下は積雪もあり、凍結箇所もあったので、アイゼンを装着、ストックをピッケルに変えました。
何とか御殿場口登山道最終の鳥居まで這い上がってきました。人影はありません。
ブル道は流石にきつかった。予定より1時間以上遅れ、7時間半も掛かってしまった。情けない。
12時半、この時間なら何とか剣ヶ峰の往復が可能な時間。
富士宮口に移動して、頂上浅間大社奥宮にお参りして、慌ただしく昼食を取り、剣ヶ峰へ向かいます。
富士宮口にも登山者は見えませんでした。
剣ヶ峰に向かう馬の背は、雪が締まっておりアイゼンが気持ちよく刺さります。
剣ヶ峰にも登山者は居らず、ここでも慌ただしく数枚写真を撮って御殿場口に戻ります。
ここから賽の河原に出て長田尾根を下る予定ですが、銀明水から東安河原に出たとき長田尾根に向かう登山者がいました。
しばらく見ていると、長田尾根を下り始めました。
このまま続いて下りていくと落石の危険があるので、銀明水に戻り大弛を下りることにしました。
急遽コース変更で、どこを下りるか迷いましたが、いままで御殿場の正式な登山道を歩いたことがない事を思い出し、忠実に登山道を辿ることにしました。
大弛を下っているとき、長田尾根を下っている登山者が見えます。
慎重に下りているようです。時間的には大弛が速いようです。
七合目の日の出館からは、大砂走りに行く下山道が一般的ですが、登ってくる登山者は見えないので、このまま登山道を下ります。
六合目付近の御中道の交差点に来たとき時計を見ると15時、あまりの遅さにチョット焦ってきます。
帰りの時間が心配なので、御中道を右に曲がり、登山道と大砂走りの間にある「走り六号」を駆け下ります。
ところが何と、15分も走らないうちにホワイトアウトに突っ込みます。
今まで経験をしたことがないほど強力(?)なホワイトアウト、目を大きく見開いても何も見えません。
暗闇では無く、何も見えない真っ白な世界は恐怖です。早く抜け出そうと手探りではなく足探りで下りていきます。
30分位白闇の世界にいたような気がしますが、実際には10分もいなかったようです。
真っ白の中から周囲の景色が現れ始めます。この瞬間が一番気持ちが悪かったりします。
走り六合からブル道を下りているつもりが、途中から大砂走りの方に走ったようです。
大砂走りを駆け下り、双子山と二合八勺の小屋が見えたときはホッとしました。
ここからは最短でブル道に戻り、大石茶屋から駐車場に戻ってきました。
今回予定していた長田尾根を下れなかったので、来週再挑戦します。
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