光岳〜イザルヶ岳から富士山とご来光を仰ぐ・・易老渡往復、光岳小屋泊

2017年07月08日(土) ~ 2017年07月09日(日)

• GPS: 17:59
• 距離: 29.1km
• 登り: 2,844m
• 下り: 2,803m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:51
• 休憩: 0:37
• 合計: 10:28

距離 13.8km 登り 2,358m 下り 555m

5:45 スタート地点
6:26 易老渡
8:14 面平
11:22 11:29 易老岳
12:47 12:48 三吉平
14:36 14:56 県営光岳小屋
15:13 光岳
15:25 15:33 光石
16:02 16:03 光岳
16:13 県営光岳小屋

2日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:23

距離 15.3km 登り 486m 下り 2,264m

3:56 県営光岳小屋
4:10 4:51 イザルヶ岳
5:11 5:15 県営光岳小屋
5:27 光岳
5:39 5:42 光石
5:51 光岳
6:04 6:47 県営光岳小屋
7:36 三吉平
8:36 易老岳
9:56 面平
10:56 11:02 易老渡
11:19 ゴール地点

天候

☆二日間ともに朝は快晴、午後曇り。やはり南アルプスは午後、ガスが出やすいのでしょうか。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆名古屋方面からは中央高速、飯田インター下車です。高速を降りてから現地まで道は大変わかりにくく、道迷いする人も多そう。
☆渋沢ゲートで一般車は通行止め、駐車場のキャパは約50台くらいかな。
☆他の方のレコ内、アクセス欄のグーグル・トランジットを利用されると正確に渋沢ゲートに行けます。
☆渋沢ゲートから易老渡（登山口）までは約5キロ、緩やかな登り勾配の林道です。自転車の利用を強くおススメします。

★★★易老渡までの林道は落石多数、噂通り荒れています。いつ何時崩れてもおかしくは無い酷林道、一旦崩壊すると数年単位で通行止めは避けられないかも★★★

★★★易老渡まで快適に自転車で走れますが、一ヶ所縦の溝があり車輪がはまってしまう部分があります。転倒に注意してください★★★

コース状況／危険箇所等

☆日帰りでピストンされる方が結構いらっしゃいますが、できれば光岳小屋で一泊してゆっくり歩く方がお似合いの山域ではないかと思います。私見ですが、日帰りだとただ疲労感だけしか残らないような気がします。

☆南アルプス深南部らしい深い樹林帯、お花の絨毯、そして山頂部の360度大絶景・・・じっくり見ていたら時間は全く足りません。

☆長い激坂で身体は水を欲します。途中、静高平（晴天時は涸れるそう）まで水場はありません。

その他周辺情報

☆おススメの日帰り温泉は・・・道の駅遠山郷にある『かぐらの湯』です。
全国でも珍しい42.5度の塩化物温泉は、ほんのり塩味がする不思議なお湯。
　http://tohyamago.com/osusume/kaguranoyu/

写真

7/8 5:37

渋沢ゲートから出発！！

7/8 5:38

既に30台位の車が。聖岳に向かう人や釣り人も。

7/8 5:54

易老渡登山口までの約5キロは是非、自転車でどうぞ。未舗装区間もあれば・・・

7/8 6:03

舗装区間もあります。緩やかな登り道、ここで頑張りすぎないように(笑)。

7/8 6:17

時々、自転車を降りてお花観賞。

7/8 6:24

易老渡到着、約35分でした。

7/8 6:25

歩いて5キロ、山登り前の老体にはキツイ。

7/8 6:32

自転車、明日まで無事でいてくれよ！

7/8 6:42

いきなり、助走無しで急登が始まります。斜面をジグザグに登っていきます。

7/8 6:43

取り敢えずの山頂、易老岳まで30目盛り。

7/8 7:02

やっと5目盛りだ。この後、山頂まで5目盛り毎に休憩を取りました。

7/8 7:59

面平、水平が嬉しかったです。

7/8 8:08

白い標識とは別にあります。それぞれ、参考になりました。

7/8 8:09

ちょっとした段差でもきついんですけども(笑)。

7/8 8:27

花の写真撮影タイム、隠れ休憩時間です。

7/8 8:29

やっと半分だ、ecopasoさんの表情がすべてを物語っています。

7/8 9:16

まだまだ続く・・・

7/8 9:33

光の芸術

7/8 9:47

渋沢ゲートの標高は約700Mなので、ここで既に1300M登ったことになります。

7/8 9:49

大木に圧倒されながら歩く。

7/8 10:14

易老岳までずーっと樹林帯ですが、数か所遠望がききます。これは聖岳かな。

7/8 10:16

ゴゼンタチバナ？花の名前には自信がありません。

7/8 10:17

白系の花が多いです。マイヅルソウ。

7/8 10:31

斜面の至る所で咲いていました。

7/8 10:38

関西の低山では4月頃に咲く花なんですが。

7/8 10:46

易老岳まであと1キロですが、急坂は続きます。

7/8 10:53

花々に癒されて。

7/8 10:54

イワウチワも幾つか種類があるそうですね。

7/8 10:57

山高地図で馬の背と記されているところでしょうか。

7/8 11:01

足に疲れがたまっています、慎重に。

7/8 11:21

やったぁ！易老岳です。易労渡6時30分スタート、4時間50分。コースタイムは5時間15分でした。あれだけ一生懸命歩いたのにほぼコースターム通りとは・・・とほほ。

7/8 11:38

易老岳からは斜度は緩くなりますが、今までの疲労で多少のアップダウンでも身体には堪えます。

7/8 11:54

易老岳までと風景は一変

7/8 11:56

視界が開けてきた！

7/8 11:58

疲れが吹っ飛びます。

7/8 12:02

三吉ガレと言うところ、

7/8 12:02

崩れています。

7/8 12:02

易老岳から光岳、稜線は続いていますが、尾根は通らずに斜面をトラバースしながら進みます。

7/8 12:05

山高地図ではぬかるみ

7/8 12:08

カラマツソウ？

7/8 12:09

ぬかるみ、と片付けてしまうには勿体ない程です。光が射しこむと周囲の木々が水面に映りこみます。

7/8 12:20

7/8 12:22

霧の南アルプスらしく、キノコ類も多い。

7/8 12:33

ツマトリソウ

7/8 12:41

三吉平、樹林帯

7/8 12:50

カタバミでしょうか。

7/8 12:57

光岳への登山道のハイライトの一つ、ゴーロ帯。延々と続きます。

7/8 13:04

7/8 13:17

7/8 13:28

ゴロゴロのゴーロ帯もやがてなだらかになり、緑が増してきます。

7/8 13:30

オオバキスミレ？スミレ系は間違いないようです(笑)。

7/8 13:35

いつしか花の絨毯が広がっていきます。

7/8 13:35

オウレン系とぼやかしておきましょう。

7/8 13:39

黄色も

7/8 13:45

この辺りから霧が出てきました。

7/8 13:45

7/8 13:46

同じ花でも薄系もあれば

7/8 13:47

濃い系も

7/8 13:49

この辺り、静高平

7/8 13:50

イワカガミの絨毯です。

7/8 13:50

環境が荒らされていないんでしょうね。

7/8 13:51

シナノキンバイ

7/8 13:52

7/8 13:52

7/8 13:52

静高平と言えば、小川ですよね。

7/8 13:53

流れていました。

7/8 13:54

晴れが続くと涸れるそうです。

7/8 14:02

光岳まであと20分程ですが、ここで水が補給できないと辛いです。この山では水はたっぷりと。

7/8 14:03

水が出ている場合は、光岳小屋では水は分けてくれないそうです。

7/8 14:05

疲れはホント取れました。

7/8 14:06

この先に富士山を眺望できる大絶景が広がっているとは、初めての者には想像すらできません。

7/8 14:10

イワカガミ、4月から7月まで4ヶ月も楽しませていただきました。

7/8 14:14

そしてセンジヶ原

7/8 14:18

ハクサンチドリだと思います。センジヶ原でも一ヶ所だけに見られました。

7/8 14:20

山上の楽園です。

7/8 14:20

その楽園の奥まったところに県営光岳小屋

7/8 14:23

小屋への道中、花が途切れません。

7/8 14:24

小屋下にはテン場、小規模。小屋の上にももう少し小振りのテン場がありました。

7/8 14:26

7/8 14:27

小屋にたどり着けな〜い(笑)。

7/8 14:29

小屋からの一枚、多分畑薙湖の方向だと。

7/8 14:29

小屋からの一枚、センジヶ原からイザルヶ岳です。

7/8 14:29

素敵な小屋

7/8 14:31

玄関入ったところから。

7/8 14:32

自炊用のテーブルです。火を使って床が焦げないように工夫されています。

7/8 14:53

二階からの一枚

7/8 15:06

さて、光岩へ行きましょう。ナナカマド

7/8 15:13

光岳

7/8 15:14

小屋からそれなりに歩きます。

7/8 15:16

光岩は山頂から更にそれなりに歩きます。

7/8 15:19

ミネサクラ

7/8 15:19

お花見気分

7/8 15:24

ちょっと急な下りの先には

7/8 15:24

石灰岩の光岩

7/8 15:33

ガスが湧いてきて遠景は望めず、明日、もう一度来ます。

7/8 15:44

光岩の上だけに咲く花

7/8 15:45

パチリ

7/8 15:49

7/8 16:07

7/8 19:07

小屋に戻ってきました。ガスが濃くなり、日の入りの絶景は無し。お休みなさい。

7/9 3:52

今日の日の出時刻は4時半、小屋の前から。

7/9 3:53

富士山がくっきり

7/9 3:53

もうこれだけで登った甲斐あり

7/9 3:54

聖岳などが見えているんだと思います。

7/9 4:08

イザルヶ岳でご来光を仰ごう、向かいます。

7/9 4:09

小屋から山頂まで20分もあれば充分

7/9 4:09

言葉は要りませんよね。

7/9 4:11

7/9 4:12

あぁ、日本人で生まれて良かった、と思ったとか思っていないとか(笑)。

by ecopasoさん

7/9 4:13

7/9 4:19

東の方向だけ快晴で西に目をやると雲がかかっていました。

7/9 4:20

あと10分！

7/9 4:24

7/9 4:26

7/9 4:27

イザルヶ岳から小屋、光岳方向です。月が沈みます。

7/9 4:38

7/9 4:41

7/9 4:41

いよいよ、日の出です。

7/9 4:42

7/9 4:42

ここまでのご来光は全く期待していませんでした。

7/9 4:43

7/9 4:44

力を貰いました。by ecopasoさん

7/9 4:47

八ヶ岳かな？北アルプススかな？by ecopasoさん

7/9 4:52

7/9 4:54

7/9 4:54

さぁ、小屋へ戻ります。

7/9 4:55

光岳のモルゲンロート

7/9 4:57

イザルヶ岳のトップは禿山で360度大展望ですが、少し下ったエリアはまるで日本庭園のようです。

7/9 5:03

センジヶ原にもご来光

7/9 5:06

7/9 5:10

小屋に戻ってきました。

7/9 5:10

テン場の様子

7/9 5:28

そのまま小屋に入らずに光岩へ向かいます。

7/9 5:28

途中の展望ポイントより

7/9 5:37

大井川の源流部

7/9 5:38

7/9 5:39

光岩より加加森山、池口岳方向

7/9 6:02

小屋に戻ってきました。

7/9 6:02

小屋からの一枚

7/9 6:03

何度見ても素晴らしい。

7/9 6:49

7/9 7:00

静高平まできました。

7/9 7:04

今日は南アルプスの山々がしっかり見えます。

7/9 7:05

静高平、水場は2か所あり、ここは上部。

7/9 7:09

再びお花撮影

7/9 7:11

7/9 7:15

何と！ニリンソウも咲いていましたよ。

7/9 7:32

7/9 8:03

山高地図ではぬかるみ、です。

7/9 8:35

7/9 8:42

易老岳から激下り、慌てると足を痛めます、ゆっくりと。

7/9 8:49

プチ岩場をクリアして

7/9 10:56

易老渡に戻ってきました。ここから5キロの林道は自転車で15分、ブレーキをかけ続けです。パンクには注意してください。

撮影機器：

SH-3 OLYMPUS CORPORATION

感想

ecopaso

　本当に会長と行くと晴れの確率が上がります。
行くまでは曇りでも光岳のピークを踏めれば十分と思っておりました。
二日間とも午前中は晴れ、この時期としては最高の山行が楽しめました。
改めていい山域です。易老岳までは地味な登りが続きますが、そこから
光岳までは濃い山歩きが楽しめました。
また、光小屋も無料開放の最終週末で、綺麗な小屋に泊まることができ
多くの方と山談義ができ大満足。
なんといっても、イザルガ岳からのご来光ショウが見られ幸せでした。当初日帰りも
考えていましたが、ここはゆっくり二日間をお勧めします。山の朝は格別なものがあります。感謝！！

コメント

うえはる

なつかしいなー
初めて行った南アが光岳でした！
雪渓歩き、光小屋の無料開放、クマとの出会い　いろんな思い出があります
それにしてもイザルガからのご来光ショーすてきですね
当方は真っ白でした
それにしてもyoshikun１さん晴れ確率すごっ
またご一緒してくださいね

よしくん

Re: なつかしいなー
ueharuさん、甲斐駒は残念でしたね。
あそこも泊まりでお酒と食材をいっぱい担ぎ上げたいですね。

光岳は地味ですけど、樹林帯をひたすら登り、長いゴーロ帯の先に広がる静高平の清水に喉を潤し、そしてその先には360度の大展望・・・南アルプスの魅力がぎゅっと詰まっている素敵な山域でした。もう一度訪れたいですが、ニ三年後にしておきます。

熊とライチョウに出逢えなかったことがちょっと心残りです。

kuyura

光岳
今年、7月10日すぎ 私どもチャレンジします、ヤマレコ参考にいたします

よしくん

Re: 光岳
kyuraさん、ありがとうございます。
今日明日中に写真のコメントを含め、もうちょっと情報を入れたいと思います。
参考になれば幸いです。
イザルヶ岳の大展望、晴れると良いですね。

tom32

南ア縦走の前哨戦
前哨戦とはいえ、全力投球の山行、また晴れ男がやってくれましたね。
夕日と朝日と両方Getなんて、やはりもってますね〜。
南アのお花畑、素敵すぎます。
こんなとこいったら、コースタイム維持するのがかなり難しいです 。

よしくん

Re: 南ア縦走の前哨戦
tom32さん、
比較的静かな南アルプスでも更に人がいない山域だと思います。
紅葉の季節も歩いてみたいです。
えっ、行きますか？

ここぺり

初めまして
こんばんは、小屋でご一緒したものです、快適な一晩でしたね。それと、お二人の夕飯は豪華でちょっと羨ましいかったですよ。また何処かでお会いしましょう。

よしくん

Re: 初めまして
こんばんはー
夏山シーズン開幕にしては、贅沢過ぎる山旅でしたね。今夏は南アルプスを更に歩こうかなと。お会いできると良いですね。
ところで、確か、ヘッデンは見つかりましたか？