平ヶ岳 (+玉子石 鷹ノ巣より往復)
- GPS
- 12:45
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,689m
- 下り
- 1,689m
コースタイム
06:35 下台倉山
07:35 台倉山
08:30 白沢清水
09:50 池ノ岳(姫池)
10:25 平ヶ岳頂上着 【登り 6:00】
11:10 同上発
11:45 玉子石
12:15 姫池
13:10 白沢清水 (雨になる)
14:15 台倉山
15:10 下台倉山 (雨あがる)
17:10 鷹ノ巣登山口着 【下り6:00】(行動時間 12:45)
天候 | 晴れ⇒時々曇り⇒雨⇒曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に残雪は無し。 登山口から台倉山までのヤセ尾根に注意。 危険は、体力の消耗が一番でしょう。 |
写真
感想
今回も「山はいいなぁ」と感じましたが、距離と天気にしごかれた山行でした。
山で会ったのは10組くらい、人数で十数名でしたが、これは過去の百名山山行
では最小の人数だと思います。それだけ、厳しい山だということでしょう。
体力のない人には時間的に相当大変な登山になると思います。
しかし、それだけ登るに値する山でもあると感じました。
04:25 鷹ノ巣登山口発
06:35 下台倉山
07:35 台倉山
08:30 白沢清水
09:50 池ノ岳(姫池)
10:25 平ヶ岳頂上着 【登り 6:00】
11:10 同上発
11:45 玉子石
12:15 姫池
13:10 白沢清水
14:15 台倉山
15:10 下台倉山
17:10 鷹ノ巣登山口着 【下り6:00】(行動時間 12:45)
S君に迎えに来てもらい、23時00分に出発。自宅から登山口までは約315km。
関越道を小出ICで降りて、一般道を奥只見シルバーライン経由で鷹ノ巣登山口
に向かう。3:40に登山口の駐車場に到着。まだ暗いので少々仮眠。明るくなって
きてから弁当を食べて4:25に出発。隣に停まっていた車の二人が先に出発してい
ったようだ。
天気は良さそうだが、天気予報では12時以降の降水確率は50%であったはず。
車が通れる道を10分ほど登ると沢を渡り、少し行って登山口の標識があるとこ
ろからが登山道になる。いきなり道は急になり、やせ尾根上の道を登る。
天気がいいのは良いのだけれど、風が無く 朝早いにも関わらず、暑くて額から
汗がしたたり落ちる。朝日に輝く燧ヶ岳が慰めてくれるが、写真を撮ろうとカメ
ラを歩きながら取り出そうとして、バランスを崩して転倒。左腕と右ひざを擦り
むく。それでもがんばって歩くのだ。
先行する二人連れが時々見えるが、距離は縮まらない。2時間10分で下台倉山に
到着。いいペースだが早すぎるか?
S君の調子が悪い。本社転勤後、忙しくてトレーニングもできないようだ。
下台倉山の標識を少し行ったことろで、平ヶ岳の頂上が見えた。ずいぶん遠く
に見えるが、これは覚悟のことである。
台倉山までは左側が切れ落ちたやせ尾根を歩く。気を抜いてはいけない道だ。
1時間ほどで台倉山の頂上に到着。先行していた年配の夫婦に追いつく。神奈川
から来られたそうだ。
奥さんが「百名山を登っているのですか?」
私「ええ、今日で81座目です」
「最後はどこを登るつもりなの?」
「光岳にしようかと思っています」
「そういえば、光岳で百名山達成した人の写真を撮ってあげたわ」
とのことで先に行ってしまった。なかなかのベテランのよう。
入れ替わりに40前半と思われる男性が到着。千葉県の市原から来られて、
昨夜はさきほどの夫婦と同様に駐車場で泊まったとのこと。
「暑いですねー。水を3リットルしか持ってこなかったので、足りるか心配です」
ちなみに私は2.5リットル持参。
台倉山から下ると、広い森の中を歩く道に変わる。先日、会津駒ヶ岳で会った
女性が登った2週間前には残雪があり、道を探すのが大変だったようだが、今日
は登山道には雪はまったく残っていない。しかし、全般的に道は荒れ気味で、
笹が登山道に覆いかぶさっていたり、倒木が道をふさいでいたりしている。
台倉清水を通過し、1時間ほどで白沢清水に到着。出発して既に4時間を経過し
て、疲れが出てくる。ここから徐々に登りになり、森林限界を超えて視界が開け
てくると、今度は池ノ岳に向けて急な登りになる。右の尾根の緑がきれいだ。
登山道脇に咲く、小さなイワカガミも応援してくれる。やがて平ヶ岳の頂上も見
え出し、池ノ岳への最後の登りになる。先行する夫婦に池ノ岳手前で追いつき追
い越す。
池ノ岳からすぐのところに姫池があり、ここで休息。とてもきれいな場所だ。
池塘と平ヶ岳の緑と残雪の白とのコントラストが美しい。
さあ、ここから頂上までは1キロ。30分で行けるだろう。咲き乱れるワタスゲ
やチングルマ、イワカガミなどの小さな高山植物を見ながら、木道を黙々と登り、
10:25に誰もいない頂上に到着する。ちょうど出発してから6時間が経過していた。
頂上で写真を撮って、先まで行ってみるが、途中で行き止まり(立入禁止)にな
っていた。ここにも池塘があり、かわいいハクサンコザクラが咲いていた。
頂上に戻って、木を敷き詰めた休憩場所で、靴を脱いでカップラーメンを食べる。
会津駒ヶ岳は雲の中だが、景色はすばらしい。もっとのんびりしていたかったが、
帰りも長丁場である。夫婦と後から来た単独の男性も出発していった。夫婦は玉
子石には寄らずに下山するとのこと。
11:10に下り始めると台倉山で会った男性他3組が登ってきた。
途中で水場経由で玉子石へ向かう近道?に入る。雪渓を登って、木道に出る。
中ノ岐川からの登山道の分岐を過ぎて、先に見えるコブの上に立つとすぐそこに
玉子石が見え、頂上で会った男性が先に来ていた。
私が「これはおもしろいですねー」思わず笑みがこぼれる。
「ここからのアングルが一番いいですよ」とのこと。
不思議だなー。それにしても思ったより大きいなぁ。景色もいいなー。遠くに見
えるのは巻機山だなぁ。池塘もきれいだなー。来てよかったなー。
写真も撮ったし帰ろうか。ということで引き返す。途中、雪渓を横断して木道に
戻ると、なぜか先に出た男性が後ろにいる。姫池で一緒になると「いやー、道を
間違えっちゃって…」どうやら中ノ岐川からの登山道のほうへ行ってしまったようだ。
姫池で休息して、12:15 いよいよ帰路につく。1時間で白沢清水に到着。
いいペースだ。ところが、少しして急に雨が降り出す。雨具を着用して進むが、
蒸れて汗で内側も濡れてしまう。道は川のようになり、木道はすべって歩きにくい。
下台倉山の手前で雨は止むが、道は濡れて滑りやすい。
急な下りをゆっくり歩いて、17:10、ようやく登山口に到着。最後に残った100cc
ほどのお茶を飲み干す。
12時間45分という行動時間であった。
荷物を整理していると、秋田から来たという男性が「何時間かかりましたか?」
と話しかけてくる。明日、平ヶ岳に登るそうだ。
泥だらけの靴を履きかえて、入浴のため銀山平の近くにある「白金の湯」に行く(650円)。
新しく、お風呂も大きくていい温泉だ。お腹が空いたが食事は出来ないので、途中
の塩沢石打PAで肉野菜炒め定食(うまかった)を食べて帰った。
関越道は空いていたが、眠い眠い。運転を交代しながら帰ったのでした。
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