黒岩山(富山百山 73座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.itoigawa-kanko.net/wp-content/uploads/2015/05/nakamata_panf.pdf 糸魚川方面からだと国道148号を南下します。 根知谷を過ぎると洞門がいくつかありますが大前洞門を過ぎたら右折して姫川を渡ります。道路標識に従いとにかくヒスイ峡(その後は明星山登山口)を目指します(高浪の池経由でも行けますが遠回りです)。明星山登山口を通過したらそのまま林道を滝上発電所前のゲートまで行きます。 発電所前に数台の駐車スペースあります。満杯の場合は少し戻って広場に車を停めます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山行当日の状況です。自分のコースタイムはガイドブックと同じぐらいです。 ゲートをくぐるなり横から抜けるなりして突破し、林道を歩きます。20分ほどで橋を渡り左岸から右岸へ林道が変わります。さらに20分ほどすると林道が崩壊していて沢を渡渉します。さらに20分ほどでヨシオ滝を右に見ます。さらに30分ほど歩くと橋があり、林道は左岸に移動します。そこからさらに100mほど林道を行けば右手に登山道の標柱があり、そこが山道スタート地点です。 急登の山道がスタートしますがいきなり道が沢に消えます。そのまま沢を上ると左にロープが垂れていてルートがあります。すぐ上の平坦地に中俣小屋があります。 小屋の水場を通過すると、ロープや鎖が設置されている急登地帯に入ります。今年の刈払いがまだ行われていないようで折れた枝などがあったり、少し藪になっていたりします。大きな倒木が2つあるところは1つ目をクリアした後数mほど右にトラバースします(わかりにくいかも)。 ロープ地帯が終わっても急登はしばらく続きますが標高750〜800mぐらいで少しマシになります。道なりに行って大岩を経て中俣山に至ります(明確なピークという感じではありません)。 ミズバショウやオオバギボシが登山道脇(時には登山道に)に生えているところが散見されます。 標高1100mぐらいに沢状地形を登るところがあります(青崩というらしい)。 登るにつれて樹高が低くなっていき、見通しが良くなります。草原状のところを通過する割合が多くなていき、階段前の分岐に至ります。階段を上って少し行けばすぐに黒岩山のピークに至ります。 分岐を左に行けばお花畑です。ミズバショウをまだ見ることができます。植生に立ち入るのはご法度ですが今は雪渓があるので雪上を回り込んでかなり近づくことができます。 下山は来た道をそのまま帰ります。青崩の途中にある大岩付近と、標高750m〜800mの斜度が切り替わる直前あたりに帰路を間違いやすいポイントがあるので要注意です。 |
写真
装備
備考 | 飲料水は真水2.5l。スポーツドリンク800mlほど消費しました。 担ぎあげた飲料水は真水3l、スポーツドリンク1lだったのですが中俣小屋の水場やミズバショウ群生地上部の雪渓雪解け水が使えることを考えるともっと軽量化できたかもしれません。 行動食はおにぎり4個、カントリーマアム4つ、フルーツグラノーラ50gほどで持ちました。もっと消費するかと思いましたがスポーツドリンクでかなりカロリーを補給していたようです。 ストックは持っていきませんでしたが足に負担が来ていたので持っていくと楽になっていたかもしれません。 |
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感想
今回の連休、天気が良ければ雲ノ平から水晶岳、赤牛岳へ行くルートを狙っていましたが連休後半の予報が良くないので土曜日の日帰り一本にしました。
称名滝の遊歩道が通行可能になるので、ほんの一瞬、大日岳という選択肢も浮かびましたが以前から情報収集して予習していた黒岩山にしました。
当日は予定より1時間前に起きてしまい、二度寝もできそうにないので思い切って出かけることにしました。暑いコンディションだったので結果的に良かったと思います。
中俣新道のコースタイムなのですが最初にリンクした糸魚川市ルートガイドではゲートから登山口まで(A区間とします)1時間30分、登山口から黒岩山まで(B区間とします)2時間45分となっています(ルートガイドの内容から逆算)。
富山百山のガイドブックではA区間1時間30分、B区間4時間30分。
ヤマケイでは、A区間不明(ゲート個所で区切っていない)、B区間5時間になっています。
糸魚川市のルートガイド、登り4時間15分の記載はゲートからではなく登山口からの時間だと思われます(一般登山者を想定しているのなら)。
今回の中俣新道、ゲート前からの徒歩は最初のうちは渓谷美に目が行くのですが似たような景色が続くので飽きてしまいます。自分とほぼ同時にゲート前に車で来た方は自転車を利用していましたが、林道崩壊地を担いでクリアできるなら断然それが良いと思いました。
登山口からはいきなりの急登と沢道にびっくりしました。中俣小屋以降もロープや鎖が垂れているところが連続するので「こんなのが続くのか!」と不安になりましたがこれほどきついのは序盤だけだったので助かりました。
今回の山行、頂上付近の草原やミズバショウ群生地のお花畑が良かったのですがそこに至るまでの歩き(下山ではそこから樹林帯へ突っ込んで以降の降り)に関しては「修行」のようでした。
・暑かった。ゲート前の標高は270m、夏に行く山?
・単調で長い林道歩き(登山靴ではつらい)、しかも往復(帰りは泣きが入りそうに)。
・樹林帯で眺望良くない、ただ黙々と登る(降りる)のみ。
・跨ぐ、くぐる、よける、が多い。
・青崩は苔むした大石がごろごろ、特に下山時は神経使う。
上記のような感じです。富山百山のガイドブックには「人と出会わずに静かな山旅を楽しむことができるコース」と書いてありますが、これだけ精神的に疲れるようなコースだと普通の登山者からは避けられそうで「さもありなん」です。出会った人は、自転車利用の単独登山者。登山口付近で追いついた釣り人、帰りに黒岩山で見かけた、犬ヶ岳方向からこちらに移動中の(多分)3人パーティです。確かに少ないです。
また同じコースで登りたいとは思いませんが林道突破用の自転車を持っていたら話は別になるかもしれません。
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