雨飾山
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- GPS
- 09:44
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,013m
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山の名前はステキなものが多いですが、この山の名前のステキさは日本一ではないでしょうか。
「雨飾山(あまかざりやま)」
深田久弥氏の日本百名山に選ばれた山ですが、最近までこの山のことを知りませんでした。
その名前のすばらしさに惹かれ、位置を探してみると、長野県と新潟県の県境。
関東からだと北アルプスに行くよりも遠い!
行くのは大変だなぁと思っていたら、Twitterのフォロワーさんから雨飾山登山のお誘いがあり、そのお誘いにのりました。
前日は麓のキャンプ場でテント泊して、朝早く登りはじめる予定。
移動が大変なので、金曜日はお休みをいただき、昼ごろ出発。
中央道経由で、豊科ICで下りて白馬方面へ。白馬を過ぎて小谷温泉方面へ向かい、さらに先へ進むと、雨飾高原
キャンプ場に着きます。
家を11時半に出発して、途中ご飯を食べて16時半ごろ到着。5時間なので、それほど遠くはないか…
キャンプ場でフォロワーさん2名と合流し、テントを張って、温泉へ。
キャンプ場から少し下ったところの雨飾荘の近くにステキな露天風呂があります。
料金は心づけ。ちょっと熱い。平日なので貸し切り状態。
紅葉があるので、秋はきれいだろうなぁ。お酒を持ち込んでのんびり楽しみたいお風呂です。
温泉のあとはキャンプ場に戻って、ご飯とお酒。
ちょっと小雨が降ってきたけれど、まぁ問題なし。
キャンプ場はなかなか快適です。トイレもきれいだし。
1年ぶりのテント泊でしたが、ぐっすり朝まで眠れました。それほど寒くはなかったです。
朝は4時半に起きて、朝ご飯を食べて、他のフォロワーさん2名と合流。
今回は5人での登山です。晴れているのだけれど、山頂は雲に覆われてます。
朝、6時半出発!
最初は平坦な湿原をのんびりと。
今回通る雨飾山の長野県側のルートですが、道標がしっっかりしています。
1/11、2/11、…という具合に、進捗が分かるようになっています。
ただ、この進捗度合いですが、どうも距離で表されている様子。
なので、6/11を通過するときに、「よし!これで半分だ〜」と喜んではいけません。
2/11を過ぎると、登りが始まります。
ブナ林の新緑の中の快適な登り。
でも、今回は5人なので、息が上がらない程度にのんびりと。
花や景色を楽しむには、これぐらいゆっくりなほうが楽しい。
6/11ぐらいまで来たところで、雪渓が現れます。
この雪渓がなかなか雄大。山頂方面を見上げると、岸壁がそびえていて、かっこいい!
実は今回、ほとんど下調べをしてこなかったので、雪渓が現れたのを見て、ちょっと驚き。
「これはアイゼンなしでは登れないぞ」と思いましたが、登山道は雪渓を登るわけではありません。
ちょっと横切るだけなので、アイゼンは必要ないです。
でも、もう少し時期が早かったら、雪ももっと深いだろうし、アイゼンが必要だろうなぁ。
そして、この雪渓を越えてから、激しい急登が始まります。
最初は樹林帯の中。
昨夜までの雨で地面がぬかるんでいるので、滑りやすい。
登りながら下りのことを心配してました。
でも、花がきれいで癒されます。
イワカガミが存在感を出していましたね。
樹林帯を抜けると、今度は激しい岩場です。
体が火照ってきますが、ちょうど霧の中に入ったのでひんやりして気持ちいい。
がんばって登り切ると、長野県と新潟県の稜線に出て、そこが笹平。
ここまで来れば山頂まであと少し。
お天気良ければ、ここの景色はとてもきれいなんでしょうけれど、あいにく真っ白。
ときおり、霧が晴れるので、そのときにちょっと景色が楽しめます。
そして、足元にはかわいい花がいっぱい。
なだらかな稜線を進み、最後、また急な登りを登りきれば、そこが山頂です。
到着は11時10分。登りはじめからおよそ4時間半。かなりゆったりペースでした。
山頂は360度の展望で、北側には日本海が臨める!はずが、真っ白です。
何も見えません。
まぁ、梅雨の時期に展望を期待するのは無理がありますよね。
「心の目」で日本海を眺めました。
霧に覆われていますが、風はなく、それほど寒くないです。
ものすごいお腹が減っていたので、すぐにカップラーメンを。
雨飾山は双耳峰で、もう一つの山頂は石の祠が祭られています。
1時間ほど山頂でのんびりして、同じルートを12時ごろ下り始め。
想像していた通り、下りもなかなかしんどい。
登山口に到着したのが16時15分。4時間強。
下りも登りと同じくらいかかりました。
まぁ、そんな感じでゆっくり下りたので、ひざに衝撃は少なく、自分としてはまだまだ体力を温存している感じ。
下りきった後は、みんなでサイダーやノンアルコールビールでかんぱ〜い。
大勢で登山すると、こうして苦しみや楽しみを共有できるからいいね。
雨飾山ですが、想像以上にステキな山でした。
景色は楽しめなかったけれど、花がすごいですね。
ちょっと標高が低いので、真夏は暑さに苦しめられそう。
今回も水を1.5リットル消費しました。
真夏はもっと飲みそう。
今度は紅葉の時期に行こう。
もちろんテント持って。
山を下りた後はフォロワーさんが懇意にしている渋・安代温泉の温泉宿へ。
温泉に入って体をほぐしながらごくらく、ごくらく。
でも、朝が早かったので、晩ご飯をお腹いっぱい食べたらすぐに眠ってしまいました。
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