やめときゃよかった?ペテガリ岳
- GPS
- 47:16
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 4,394m
- 下り
- 4,384m
コースタイム
- 山行
- 12:06
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 12:42
天候 | 3日間曇り、時々雨 7/18午後は雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
峠までの沢道は、登りの時は赤布を探して慎重に登られた方が良いと思います。ペテガリの道は迷うことのない一本道です。1050のコブの後半の藪漕ぎと、頂上直下の這松こぎがあります。 |
写真
感想
体力は若い頃の2/3、登山技術も初心者のままどころか、バランス感覚が悪くなりよく転倒するようになりました。
そんな私が、ペテガリに登ろうと思ったのは、昨年、暑寒別岳に登った後、ある宿で、北海道中の山を1、2ヶ月かけて登ろうと思っているという、私と年恰好がよく似た人の話を聞いてからでした。
一人では無理と躊躇していましたが、これ以上歳を重ねたら絶対無理と頑張ってみることにしました。
連休中は天候が心配でしたが、案の定、出発時はどんよりとした曇り、別の山に変更しようかと、一応、林道の状況だけでも見ておこうと、神威山荘近くの元浦川林道終点まで行きました。
雨は降っていなく、それでは、ペテガリ山荘だけでも行ってみようかという気になり、初めて渓流シューズを履き、峠に登り、中札内線の林道に出たところで雨。当日はペテガリ山荘に泊まりました。
当日にペテガリを登ろうとされていたグループの方は、やはり雨で途中で全員撤退されたようでした。
ところが、午後3、4時ごろ雨が止み日差しが・・・。ラジオを持っている方が、日高地方は、翌日午前中は曇り、午後雷雨と・・・。
天気予報を信じ、途中で雨が降れば撤退と決めて、翌朝、先に進んでみることにしました。当日、登る人は私以外は一人。それも20歳近く若い方でした。
聞いていた通り、1050のコブまでの後半は笹薮がひどく、先を思いやられました。ただ、右手は中ノ岳でしょうか望め、雲海が綺麗で癒されました。
幸いなことに、1301のコブまで雨に降られず、それならと、そこで初めて、頂上に登ると意を強くしました。
直下1時間前くらいからでしょうか、急に雨が降り出してきて、本格的になりました。
最初は笹薮が、そのうち醜いハイマツの藪漕ぎとなり、夢中で格闘しているうちに頂上に立てました。
こんな天気に、私のようなものでも頂上に立てるのだと感動ひとしおでした。
寒いので小休憩して退却しましたが、小一時間してからでしょうか、雨がものすごくなり雷が鳴り出しました。近くで雷が落ちる度に、怖くて、金属の熊よけ鈴をストックにつけていたので、手放したりしました。足が思うようには動かず、と言って、無理して捻挫でもしようものなら、山中に取り残されますので、心で急いで下山しました。
途中、”やはりやめておきゃよかった”と何回も思いました。親父さん(熊)のことなんかすっかり忘れていました。1293のコブあたりから雨も小降りになり、雷もやみほっとしました。無事、山荘まで降りて確認したのですが、ダニも付いていませんでした。
水が不足したというレコを読んで、水3.5L持って行ったのですが、数日来の高温が嘘のように気温が低く、山荘から頂上往復に使った水はスポーツドリンクも含め1.6Lでした。
翌日も雨で、今度は峠道の沢筋と、最初の渡渉点の水位が心配でした。幸いなことに、増水は大したことはなく杞憂に終わりました。
今回の山行は、林道修理のため、7/18に入札があり、業者が決まり次第、林道閉鎖になると聞いていたので、そのことが頭の片隅から離れず、少々無理をしたようです。
雷が怖くて、あれだけ、途中”やめておきゃよかった”とつぶやいていましたが、無事帰還すると”やはり、登ってよかった”と思いました。現金なものです。でも、無理は禁物です。つくづく思いました。
ペテガリ山荘は立派な良い山小屋でした。
道道静内中札内線の林道は車が通れないので、元浦川林道経由で峠道を開拓された方に感謝です。
fenix5Xによりgpsログを記録しましたが、ペテガリ山荘周辺をうろうろしたログが含まれているためか、距離が異常に長くなっています。おそらく10km以上長くなっていると思われます。
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