南白山2168m (白山最難関）

2017年07月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 39.6km
• 登り: 1,748m
• 下り: 1,744m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:58
• 休憩: 0:42
• 合計: 13:40

1:00 平瀬ゲート
2:14 2:25 白水湖畔ロッジ
3:55 4:00 湯谷
6:57 7:00 別山谷二股
8:55 9:00 南白山
12:10 白水湖
13:52 14:10 白水湖畔ロッジ
14:40 平瀬ゲート

1.00 630m 平瀬ゲート発
2.14 1240m 白水湖岸駐車場　　ロード74分
3.55 1250m 白水湖末端
5.19 1320m 曲り谷出合
6.22 1470m 箱谷出合
6.57 1600m 別山谷二股
8.55 2186m 南白山
9,00 2186m 南白山発
10.30 1600m 別山谷二股
12.10 1250m 白水湖末端
13.52 1240m 白水湖岸駐車場
14.40 630m 平瀬ゲート

天候

曇り後小雨、土砂降り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

満水の白水湖ヘツリはとても難儀　渇水期の秋なら湖岸を歩きやすい
湯谷は広いが徐々に狭くなり別山谷へ続く、この時期雪渓も多いアイゼン必須

写真

7/23 3:12

大白川林道をチャリで1時間ちょい、白水湖駐車場にチャリデポして沢靴で満水の白水湖をへつる

7/23 4:38

難儀なヘツリとやぶ蚊の襲来、帰りもあると思うと暗い1時間半で白水湖末端湯谷に着いた。

7/23 11:25

湯谷は広くなんども渡渉して進む

どでかい木が湯谷のど真ん中に

7/23 5:34

湯谷は徐々に狭まり別山谷へと続く、小雨から次第に雨が強くなる。

7/23 5:54

別山谷に入ると傾斜も上がってくる。雨は小康状態になった。

7/23 6:00

進む先の谷は雲がかかり不気味

7/23 6:00

1400mでタロタキ谷

7/23 6:28

1450m別山谷で雪渓が出た。

7/23 6:31

沢靴アイゼンもあるから大丈夫。

7/23 6:32

ガシガシ登って行くと

7/23 6:49

雪が切れてしまう。

際どいヘツリも何度もあった。

7/23 6:59

今度はスノーブリッジ

7/23 6:59

危ないから端を通ろう

7/23 7:47

1600mで別山谷左股に入っていこう。ここはブリッジが落ちていた。

左股1740mで支流に入り山頂まで直に詰め上げる作戦

7/23 7:59

ここは狭くて急な支流でした

7/23 9:06

2100mで涸れ沢から藪になった

7/23 8:49

藪の稜線に出てウロウロしていると

7/23 8:46

キタ〜　三角点！　ようやく南白山です。

記念写真を撮ったらダッシュで帰ろう。

7/23 9:16

雨が強くなる前に、急がなければ増水してしまう。

7/23 10:01

雪渓も走っておりる。

7/23 10:02

まだ小雨だ。神様助けてください。

7/23 10:13

帰りのブリッジ、落ちないでください。

7/23 10:22

急ぐぜ、まったく休憩なしです。

7/23 10:26

箱谷出合、雨が少しずつ強くなる。

湯谷も水量が多くなって来た。

7/23 11:57

やった〜　白水湖が見えた

7/23 12:00

安堵です。　もう土砂降りです。

7/23 12:03

白水湖はさらに水は増えていた。腰や胸までつかりながら帰還

7/23 12:14

水量多くてへツレなければ藪漕ぎ

7/23 12:15

藪も濃い上にヤブ蚊もたまんない

7/23 12:51

たまらず白水湖をへつる

何度か湖にドボンした

7/23 13:18

もうちょいだ。なにわ君もがんば！

7/23 13:22

地獄谷も濁り増水していたが辛うじて渡れた。もう林道がすぐそこ　助かった。今日も神はお見捨てにならなかった。

7/23 13:59

どしょぶりの中ダウンヒル

7/23 14:00

ブレーキが効きにくくて疲れました。　14時間弱の完全燃焼でした。

撮影機器：

Canon PowerShot D30 Canon

感想

YSHR

南白山2168mと聞いてどこにあるかわかる人はよほどの通か物好きである。白山開山1300年の今年の目標は毎月奥社お参りと白山と名が付く山の中で最難関の南白山に登頂することだった。今日南白山に挑戦した。梅雨のこの時期何が待ち構えるかわからないので何が出ても対応できる装備で挑戦することにした。ただボッチで闇夜の白水湖のヘツリだけは避けたい、おまけに天気も悪い予報なので仲間が欲しい。白山の沢にも興味があると言っていた大阪の熱い男、なにわ君に声をかけたら是非と言うことで能登周回以来のコラボとなった。

寝不足には慣れているから問題ない、夜23時半に自宅を出た。深夜1時前に平瀬の道の駅に着くとなにわ君はもうスタンバイしていた。さあスタートです。平瀬林道は法面工事中だが日曜は休みなのでチャリで行こう。

スタートからなにわ君ハイペースで漕いで行く。路面状態は必ずしも良くないのでパンクは避けたい。慎重に漕いで行く。ガンガンペダルを回していく。法面工事はもう終了していたが傷んだ路肩の修理があり車の開通は8月以降にずれそうだ。蒸し暑い中重荷がマジ辛いが1時間10分ほどで白水湖岸駐車場に着いた。チャリをデポして沢靴で歩き出す。

白水湖は梅雨の時期満水でヘツリは難を極めた。場所によっては腰まで水に浸かりへつれなければ激藪漕ぎがまっている。藪の中はチクチク藪で辛い上にやぶ蚊の襲来、もう勘弁して欲しい。1時間半の難儀なヘツリでようやく白水湖末端の湯谷に着いた。しかしホッとしたのも束の間小雨が降り出した。やばい雨が強くなると増水して帰れなくなる。しばらくは小雨の中湯谷を遡行する。ここは広々としている。

しかし別山谷に入ると雨が強くなってきた。ヤバイんじゃないの引き返すかどうか迷った。安全第一だ。もうしばらく進んで強い雨が収まらなかったら引き返すことも考えていた。別山谷二股まで来てマジ悩んだ。帰るか進むか。大阪から遥々来たなにわ君にも悪いし、もう行くことにした。雨が強くなり戻れそうもなければ山頂から稜線を藪漕ぎして別山経由で戻ることにした。その時は徹夜で這ってでも引き返す。

別山谷左股を進むとやはり雪渓が出た。想定内で沢靴対応10本爪アイゼンを履いた。なにわ君にも指定のアイゼンを買ってもらっていたから大丈夫だ。ピッケルもあるからなんでもかかって来なさい。ガシガシアイゼンを利かして急登を登り上げて行く。2000mを過ぎると今度はチクチク藪漕ぎになるがこれも想定内。雨は小雨になって来た。神は今日もお見捨てにならなかった。

藪を漕ぎ分けて何とか稜線に出てうろうろすることにしばらくでついに南白山の三角点を見つけた。なにわ君と固い握手を交わした。さあ小雨のうちに下ろう。休憩もせずピンポンダッシュだ。雨が強まれば増水してしまう。藪の中ガンガン降る。ガラガラ沢を下り、雪渓を下り別山谷を駆け下りる。休まないで行くしかない。行動食を取る間もない。湯谷まで降りると雨が強くなって来た。ヤバし、でも白水湖が見えた。もうひと頑張りだ。帰りの白水湖もまた難儀だった。さらに水かさが増した湖はさらにヘツリが厳しい。何度も湖にドボンして全身ずぶ濡れだ。

寒し、最後の心配事は地獄谷の横断だ。ここが増水して渡れなければ白水湖を泳いで帰るしかない。予想通り強い雨で地獄谷はもう濁り水となっていたが辛うじて横断できて林道に這い上がれた。もう大丈夫だ。雨はさらに強くなるがもう安全圏内だ。白水湖駐車場に着いてチャリに跨がればもう大丈夫。雨のダウンヒルでかっ飛ばして平瀬ゲートに着いた。〆て14時間弱の完全燃焼であった。南白山は遠くて難儀でした。なにわ君本当にお疲れ様でした。