大山(骨折した登山者を救出)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
天候 | 晴れ。ただし弥山にのみガスが・・、さらに強風が吹いていましたが、風自体は暖かく、ユートピアで10分以上風に吹かれても体温が下がり寒いと感じることはありませんでした。暑さに弱い私は体感温度が下がることを望んでいたのですが。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ユートピアから野田ヶ山の間は、道も狭くかなりのヤブコギを強いられます。野田ヶ山から大休み峠は、昨年と違い手入れがされていました。 昨年、ユートピアから野田ヶ山の間は、ここまでひどくは無かったのに、上着が枝の引っかきでボロボロ。 おまけに、足元が見えないので転倒やスリップでスピードが上がりません。 この様な状況なので、遭遇した登山者も足を骨折されたのでしょう。やはり自然を相手にしていることから改めて慎重に行動することを肝に銘じました。 追加:梅雨明け宣言の翌日でしたが、6:30ころには南光原駐車場は満車状態でした。 |
写真
感想
スキー場からユートピア〜川床へ歩いてみました。昨年は、逆コースで歩き途中阿弥陀滝に下り大変な目にあったので今回はオーソドックスに行きました。がっ・・、ユートピアから野田ヶ山の間は大変なヤブコギ!おまけに親指ピークの手前で登山者が居たので、いつもの「こんにちは・・・」、???狭いヤブコギの登山道に座っている?? 私〜「どうかされたのですか?」 相手〜「足首を骨折したようです」 私〜「・・・・?????こんな背丈ほどあるヤブコギで、しかも、道は急でめちゃめちゃ狭い。このコースは登山者がまばら。(すれ違ったのは二人、同じ方向へは確認できただけでも遭難者を含め5人)知らない振りは出来ないし、背負って下ろす?・・・。こんな状態では、私には無理・・。救急へ連絡はしたの?」相手〜「大丈夫ですヘリが来るそうです」 私〜「ヘリ?」(この方法しかないが、木で完全に上まで覆われており、ヘリからは姿が絶対に見えない。おまけにここでは、木が多すぎて絶対に吊り上げること出来ない)私〜(☆!少し手前に開けたところを思い出し、一旦戻って場所を確認、ここなら何とかなるだろうと判断し、怪我をした登山者に、「少し先に上が開けたところがあるので、あそこまで行きましょう」と言うことで肩を貸し、上空が開けたところまで何とか移動。ザックも運んだし、(しかし重いザックだな・・大きな三脚があるから一眼レフ等があるな?と想像する)とかなんとかしていたところ、やっとヘリ到着!めでたしめでたし・・・。ところが、ヘリ乗務員〜「ザックは運べないので持って下りてください」私〜「え〜〜〜〜、私単なる通りすがりの者ですが・・」、ヘリ乗務員〜「近くの山小屋にでも預けてください」、私〜「あぜん!」(心の中で〜このヤロー、大山のどこに山小屋があるんだよ、一旦下山して弥山まで行けと言ってるのかよ(怒)、怪我をされた方は、「そこに置いて行ってください」と言ったけど、とりあえず、水、食料品を捨てて(山の神様ごめんなさい)、私と同じくたまたま通りすがりの方と持って下りることに・・・・でも、この方は大休峠から矢筈へ帰られた。大休峠からは一人で運ぶことに。(え〜い決めたことだ!頑張ってやる!!)
しかし、携帯電話の通じる場所で、しかも近くに開けた場所がたまたまあったので、この方はラッキーでした。単独行は気をつけなければと改めて思いました。
追伸:怪我をされた方へ、病院の診察の結果が、本当に足首の骨折とは・・・ザックは無事大山駐在所に届けました。救出場所までの移動、途中腰位の高さのヤブコギが続くところを四つんばいで通過するなどし痛かったでしょう。良くがんばりましたね。順調な回復をお祈りします。
追伸その2:大山駐在所の、斎木巡査さん、ザックを預けに行った時、事情をすぐさま理解しコーヒーと茶菓子を出して労をねぎらってくれてありがとう。同じ公務員でもヘリの乗務員のように「ザックは運べません」と簡単に言われた後なので非常に気持ちよかったです。
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