なめんなよ鳥海山
- GPS
- 05:51
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,170m
- 下り
- 1,167m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本日は入山者一人。朝早いから、後で誰かしら入ってくるかと思っていたが、天候も悪かったためか、下山しても駐車場は僕の車の一台だけだった。滝の小屋の上の雪渓は登る必要なく、左側の夏道を行けばよかったのに、どんどん雪渓を上り詰めてしまった。途中でおかしいと気づき、左側の藪道を急登し、正規の八丁坂にでた。このあたりで日の出。大雪渓はほぼ腐れ雪で、キックステップは効く。一部凍結している箇所もあり注意必要。問題は外輪山を越えた後の頂上直下の雪渓。角度も急傾斜でありどうしようかと思っていると、雪渓の下部にロープが張ってある。これをたよりに雪渓を西側に横断。その後岩場に続いたロープを頼って標高をあげていくが、途中で道をロスト。比較的安全と思われる岩場を上り詰めていくと、ガスの中、ようやく正規のルートが確認できた。胎内潜りのすぐ近くであった。頂上周囲は似たような奇岩が屹立し、どれが本当の頂上なのかよくわからないが、目を凝らしてみると、白いマーキングあり、それに沿って新山登頂。
下山後、駐車場でちょうど車からおりてきた一人の女性と会った。遠方から来られたようで、山の様子を聞きたかったらしい。「アイゼンは必要ですか?」「必要です」「私もってないんです」「それなら、この天候ですし、お1人での登山は危険だからやめた方がいいですよ」「ではアイゼンを買ってきます」といいながら数分ほどしたら、傘をさしながら駐車場からアイゼンなしで登山口に向かおうとしていた。
よく雪渓のある山で下山時にこれから登ってくる人に「アイゼン必要ですか」と聞かれることがある。必要もなにもそれは本人の技術と経験によるものであって、全く雪山を歩いたことがないのなら、使用するしないにかかわらずアイゼンは携行するべきである。雪上を歩いた経験があり、キックステップとストックで対応できる技術と、それなりの緩斜面で滑落する危険がなく、岩場にトラバースする自信があれば別だが。
今回の山旅で一番の難所がこの鳥海山であった。また、つくづく登山の危険性というものを考えさせられる山行であった。
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