横山岳 〜5年ぶりに単独で訪れ〜[滋賀県 長浜市 木之本町]


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 944m
- 下り
- 929m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:40
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白谷コースは下草が多く、湿度も高めだったのでダニも多かった。 五銚子ノ滝の高巻きは注意が必要。 |
写真
装備
備考 | 水だけでは脱水症になります。 スポーツドリンクは必ず持っていこう。 |
---|
感想
一週間前の土曜日の山行記録です。
この一週間は盆休み前の超繁忙期の為平日書けませんでした。
さて、この日は大変蒸し暑い日だが次の日は予定があるので何としてでも山に登る日だ。
仕事も忙しくなって疲れている身体なので軽い山に登ろうとも思ったけど、やはり低山だと暑いので、結局登りがいのある山ということで横山岳を選択。
駐車場には車3台と人気の山らしからぬ登山者の少なさ。
沢沿いを登るので暑さは軽減するだろという安易な考えと、3リットルの「水だけ」を持ち、登り始める。
林道を少し歩くとすぐに登山道に変わり、沢沿いを登っていく。
多忙で疲れがたまっている身体なのをしっかり自覚しているのでゆっくりとしたペースで登る。
草をかき分けながらなので当然ダニもまとわりついてくる。
汗のかく量がかなりの物だったのを自覚しながら水分補給をまめに行いながら歩く。
ダニは俺の顔まで登ってきたが、大量の汗をかいているせいか噛まれることはなく力いっぱい指ですり潰してピンっと何回か繰り返す。
林道に出て、また更に登る。
今度は滝を2つも拝められる。
っとその前に気持ち良さそうなので沢の流れに頭を突っ込む。
びしょびしょになったがどうせ汗でびしょびしょなので気にしないし、非常に気持ちよかった。
途中マムシが登山道にいて、ゆっくりと動くのでステッキで退かすと尻尾を立てながら沢へと入ってどっかいってしまった。
五銚子ノ滝の圧巻だ。
力をもらい、その滝を高巻きする。
結構な傾斜で片側切れ落ちているので注意が必要だ。
高巻きを終えると容赦ない直登へと変化する。
そこでお出迎えしてくれたのは黄色いアブだ。
そうコイツ、スズメバチに非常によく似ているので勘違いし、何とかやりくりしても必要に追いかけてくる。
きついアルバイトの最中なので無駄な体力を使ってしまい体が重く、一歩一歩がしんどい。
水分補給をしていても、しょせんただの水道水なのでミネラルと一緒に流れていくだけで、軽い脱水症になって頭がもうろうとするが高巻きもあり下ることも出来ないので頑張って登る。
スズメバチと勘違いしているのでアブの羽音に脅されながら大汗をかき直登を登る。
直登を終え、山頂にたどり着く。
当たり前だがそこには誰もおらず、虫の羽音が鳴り響いている空間だ。
昼飯におにぎり一個だけ食べている最中もアブは付きまとう。
ゆっくりすることさえ許さないアブに加え景色もないのでこの山頂に長居する理由はなく、さっさと尾根歩きを開始する。
そう、横山岳の登山はこの尾根歩きこそがハイライトになるのです。
仮に三高尾根で下っても、激下りなだけなのでもったいない。
途中は藪漕ぎとかあるけどやがて高山帯っぽく開ける。
風も抜けるので今までとは嘘のような爽快感に変わり、俺もどんどん元気になる。
天気は曇りなので東峰に着いても大した景色は見れないが、山頂広場にいるよりはずっといい。
時間的にあまりゆっくり出来ないので写真を撮ったら歩を進める。
お次は県内最大級の広大なブナ林だ。
どこまで歩いても途切れないブナ林歩きは非常に気持ちが良い。
山頂からだがまだエゾハルゼミが泣いている。
ヒグラシと一緒に泣いているが、もうこれで聞き納めかな。
やがて東尾根に分岐しどんどん下る。
そうこの東尾根、俺が5年前くらいの秋に熊に鉢会っているのですよ。
そんな中でも熊鈴をつけるつもりはありません。
リンリン、カランカランと永遠に鳴り響きながら歩くのは非常に煩わしいので熊に襲われても付けないでしょう。
途中立小便していると下からガサガサとゆっくりした音が聞こえる。
熊かもしれないので咳払いすると音が止まった。
そして俺は何事もなかったかのように立ち去る。
何者かは分からないがこんなやりかたで正直良いと思う。
そして急坂下りを終え林道へ。
2キロくらいテクテク歩き続けると駐車場にたどり着いた。
登山者の車は当然俺一台だけだが、もう一台キャンプに来ている車があった。
そのおっちゃんにコーヒーをもらい、しばらくお話して別れた。
今回の山行は反省点が多い内容だ。
3リットル水だけ、おにぎり一つで行動食、非常食共に0。
今思うと遭難しに行ったんかと自分を非難しました。
だが、やはり山に登ると必ず良いことが待っているのは間違いないので行けて良かったです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する