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Yamareco

記録ID: 1219594
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

斜里岳

2017年07月07日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.3km
登り
988m
下り
986m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
1:20
合計
8:10
4:20
60
清岳荘
5:20
5:30
110
下二股
7:20
7:30
60
上二股
8:30
9:10
40
斜里岳山頂
9:50
10:00
90
上二股
11:30
11:40
50
下二股
12:30
清岳荘
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
中部国際空港〜新千歳空港(ジェットスター)
千歳からレンタカー利用。
7/2-4の幌尻岳登山、7/6の雌阿寒岳登山に続いて、斜里岳へ移動。
登山口の清岳荘駐車場に駐車。清岳荘までの山中の道はダート(ただし荒れてはおらず走りやすい道)
コース状況/
危険箇所等
清岳荘前の登山口に登山ポスト有。
下二股〜上二股の旧道コースは、ずっと沢筋沿いを行く登り専用ルート。無数の渡渉や滝の高巻、滝の水流脇の岩場登りなど、沢登り要素濃いルートで、それなりの気構え必要。ただ昔からよく歩かれている定番ルートということもあり、慎重に行けば特にやばいような箇所はなく、また、谷中でやや不明瞭な箇所にもピンク色テープ印などよくつけられていて迷う心配もなかった。下りには用いないよう呼びかけられているが、実際、滝の脇の岩場下りなど危なそうでとても下る気にはなれない。(下山時は新道ルートを用いる)
下二股、上二股にはそれとわかる標識あり。
7月7日時点、もう沢筋に特に残雪の姿はなかった。
その他周辺情報 前夜は山麓の道の駅「パパスランドさっつる」にて車中泊。温泉入浴施設あり(10-21時 390円) 登山口までは車で30-40分くらい。
清岳荘は夏山シーズンのみ営業の素泊まり利用のみの小屋。駐車場はそれなりに広い
下二股分岐。
沢の左岸。標識あり。
2017年07月07日 05:14撮影 by  Z00AD,
7/7 5:14
下二股分岐。
沢の左岸。標識あり。
旧道コース最初?の滝
2017年07月07日 05:31撮影 by  Z00AD,
7/7 5:31
旧道コース最初?の滝
羽衣の滝。しっかり滝名標識がある。右岸を登る
2017年07月07日 05:55撮影 by  Z00AD,
7/7 5:55
羽衣の滝。しっかり滝名標識がある。右岸を登る
万丈の滝、左岸を登る、けっこう岩岩で注意
2017年07月07日 06:27撮影 by  Z00AD,
7/7 6:27
万丈の滝、左岸を登る、けっこう岩岩で注意
同じく万丈の滝の左岸登るとこ、足元悪く要注意、しっかり三点支持で。ロープは気休め程度
2017年07月07日 06:28撮影 by  Z00AD,
7/7 6:28
同じく万丈の滝の左岸登るとこ、足元悪く要注意、しっかり三点支持で。ロープは気休め程度
朝日を浴び気持ちよい上流部。
2017年07月07日 06:36撮影 by  Z00AD,
7/7 6:36
朝日を浴び気持ちよい上流部。
2017年07月07日 06:47撮影 by  Z00AD,
7/7 6:47
2017年07月07日 06:48撮影 by  Z00AD,
7/7 6:48
ややひらけたナメ滝っぽいところ
2017年07月07日 06:52撮影 by  Z00AD,
7/7 6:52
ややひらけたナメ滝っぽいところ
上二股手前、源頭部
2017年07月07日 07:08撮影 by  Z00AD,
7/7 7:08
上二股手前、源頭部
馬の背(主稜線コル)手前の登り、展望開けてきて振り返る(右側小ピークは熊見峠)
2017年07月07日 07:44撮影 by  Z00AD,
7/7 7:44
馬の背(主稜線コル)手前の登り、展望開けてきて振り返る(右側小ピークは熊見峠)
馬の背から山頂部
2017年07月07日 08:01撮影 by  Z00AD,
7/7 8:01
馬の背から山頂部
チドリ
2017年07月07日 08:15撮影 by  Z00AD,
7/7 8:15
チドリ
山頂直前から山頂
2017年07月07日 08:16撮影 by  Z00AD,
7/7 8:16
山頂直前から山頂
2017年07月07日 08:25撮影 by  Z00AD,
7/7 8:25
登山口清岳荘方面見下ろす
2017年07月07日 08:47撮影 by  Z00AD,
7/7 8:47
登山口清岳荘方面見下ろす
山頂より南斜里岳・馬の背
2017年07月07日 09:07撮影 by  Z00AD,
7/7 9:07
山頂より南斜里岳・馬の背
オダマキ?
2017年07月07日 09:12撮影 by  Z00AD,
7/7 9:12
オダマキ?
ダイコンソウ?
2017年07月07日 09:16撮影 by  Z00AD,
7/7 9:16
ダイコンソウ?
チングルマ
2017年07月07日 09:22撮影 by  Z00AD,
7/7 9:22
チングルマ
キンバイ
2017年07月07日 09:35撮影 by  Z00AD,
7/7 9:35
キンバイ
上二股分岐
2017年07月07日 09:50撮影 by  Z00AD,
7/7 9:50
上二股分岐
熊見峠へ向かう稜線上のルート
2017年07月07日 10:22撮影 by  Z00AD,
7/7 10:22
熊見峠へ向かう稜線上のルート
熊見峠
2017年07月07日 10:38撮影 by  Z00AD,
7/7 10:38
熊見峠
熊見峠より山頂部をふりかえる。
好展望はここまで。
2017年07月07日 10:38撮影 by  Z00AD,
7/7 10:38
熊見峠より山頂部をふりかえる。
好展望はここまで。
清岳荘登山口、駐車場。
2017年07月07日 12:28撮影 by  Z00AD,
7/7 12:28
清岳荘登山口、駐車場。
山麓某所より斜里岳。
なんとか富士とよばれていてもよさそうな秀麗さ。
2017年07月07日 13:26撮影 by  Z00AD,
7/7 13:26
山麓某所より斜里岳。
なんとか富士とよばれていてもよさそうな秀麗さ。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ

感想

<全般、雑感>

知床半島の付け根にある秀麗な独立峰、北海道に来たからにはできうる限り登りたかった斜里岳へ無事登ってこれました。学生時代にワンゲル部夏合宿で大雪十勝・知床は登ったことはあるのですが、その後、同期の奴が個人的に斜里岳にも登ったとかで、すごかった・よかった・絶対登るべきとしきりに力説していた山・・・・・たくさんの滝をみながら登る沢登りのような面白いルートだと、当時の血気盛んな私はわくわくして話を聞いていたものですが、今この歳になっていざ登ろうとすると正直ちょっとビビり気味でした。

結果としては、天候にも恵まれ、前日まで幌尻岳・雌阿寒岳と登ってきた勢いもあり?、噂にきく沢筋の「旧道コース」はとても楽しく登れました。ほどほどの難易度というか、やばいほどではなく、かといって気はぬけない滝沿いの岩場ルートや、数々の渡渉(先日の幌尻岳の糠平川での渡渉経験があり、もう何も恐れはないどんとこい状態でした)があり、思ってたより閉鎖的ではなく明るい感じの沢で、数々の滝やほとばしる水流を堪能できるコースでした。特に、上二股手前の上流部では水流がちょうど前方からの朝日に照らされてきらめく中を登っていくような幻想風景。
やがて一旦なだらかになり上二股を経て樹林中の道から徐々に高山帯へ、主稜線へ上がると一気に展望が開け、山頂からの360°の展望は圧巻でした。
特にいかにも北海道らしいパッチワーク模様のひたすらのびやかな田園風景が印象的。もやががかり気味で、オホーツク海や知床連山の姿がはっきりしなかったのは残念。下りの「新道コース」も、熊見峠にいたるまでは思いのほか眺望のよい素敵な道だったり、山頂付近ではミヤマキンバイ・チングルマといった定番の高山植物もあちこち花をつけていたり、また、下山後も、山麓の畑の中の道から眺めるその山容が見事だったりと・・・・魅力満載の、はるばる来てよかったと思える、全般的に清々しい印象のお山でした。


<アプローチ、施設、水場、コース状況など>

清岳荘は6/下〜10/上のシーズンに営業の素泊まりのみの立派な小屋(今回利用してないので詳細不明)。水場・トイレ有り(協力金必要、100円?未確認)。
登山口は小屋のすぐ前にあり(登山届ポスト有)、駐車場は30-40台くらい?、夏山シーズン中の週末などはかなりすぐ一杯になってしまうようで、駐車位置のラインが敷かれていてちゃんと詰めて駐車するよう管理人さんから指示される。駐車協力金は100円で、登山口にある入金箱に入れる。

山麓から山中(森の中)に入って清岳荘までの道はダート、自分の軽自動車(レンタカー)でも問題なく走れる道だった。
自分は道の駅「パパスランドさっくる」にて前夜車中泊、そこから清岳荘登山口まで車で40分くらい。

清岳荘登山口からすぐに一旦林道に出る。しばらく林道を歩いて沢筋に合流するあたりで本格登山道開始。下二股分岐まで、ずっとなだらかな沢筋をいくルートで徒渉10回以上あり。
下二股分岐で新道コースを右手に分けて(標識あり)、本格的な沢沿いの登りが始まる。上二股まで、沢登り要素の強いコース。水流沿いをいく、滝のすぐ脇の岩盤をよじのぼったり、ちょっとした高巻きやへつりなどの危険個所が多数。ルート自体はしっかりしており、わかりづらそうな箇所にはピンクテープ印がついている、慎重にいけば普通に登山経験者なら特に問題なさそう。クサリなどが特に設置されている箇所はない。(特にクサリや補助ロープ等が欲しくなるような箇所は少なくとも登りでは無い)
下りに使うのは危ないルート(旧道コースは登り専用で、下りは新道コースを使うようアナウンスされている)。また、当然ながら雨天時・増水時はダメ。

徒渉は数は多いが普通に簡単に石伝いにわたれる所ばかりで水流の幅も大したことなく、何も難しい所は無し。特に沢登り用の備え等は不要で、普通の登山靴で問題なし。(ただし増水時はわかりません)

上二股には標識あり、まだわずかに水があるような沢の中。
主稜線コルまでやや急登がつづく、コル直前にはわずかだがザレた急な箇所あり注意。
山頂直前は短いが急な岩がちな箇所あり、転滑落や落石には注意。

上二股から新道ルート、トラバース気味に樹林中を行く、途中に竜神の池への分岐案内あり(立ち寄らず)。
1250小ピークまで少し登りかえし、ハイマツ中の展望よい気持ち良い稜線が熊見峠まで続く。熊見峠には標識あり。

熊見峠から下二股までは一気の急下降つづく。よく整備されていた。

山中に特に施設や水場なし。
旧道コース(下二股〜上二股)はずっと水流沿い。

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