暑寒別岳縦走
- GPS
- 16:10
- 距離
- 58.1km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,862m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:18
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
JR北海道での乗り鉄が目的だったが、折角北海道に行ったのだからと山に登る事にする(笑)
初日は札沼線。札幌近郊部は一時間に3本ぐらいはある電化された路線だが、終点の新十津川に行くのはなんと1日一本。新十津川の方が札幌に行こうとすると朝9時50分の列車に乗って帰りは翌日の9時30分となる。
何の為に走らせてあるのか?
兎も角、廃止は間違いないので、札幌から新十津川に列車に乗った。
因みに乗車率は高いが全員が鉄ちゃんだった(笑)
新十津川からはバスを乗り継ぎ雨竜に向かう。目指すは暑寒別岳。レンタカーを借りるのが王道だが、縦走したいので、今日は南暑寒荘まで歩く。25キロの歩きだがさほど苦にならない(笑)。唯、北海道特有の長い直線道路の箇所は少々辛かった。
夕方に到達。今日はキャンプではなく、南暑寒山荘泊。管理人のいる避難小屋みたいなところと思っていたが、電源があって、温水シャワーもある!これで千円は安いと思う。
翌日、朝4時前に歩き出す。最初の吊り橋を渡ると本格的な登山道。ヒグマが怖いので、ラジオをかけながら登る。どうやら天気は良いようだ。沢沿いの道を登りきると朝靄をかぶった雨竜沼湿原が目の前に広がった。
思わず、感嘆の声があがる。湿原の入口で休憩していると、抜かされた。やっぱり本調子ではないみたい。まあ、いいやと花の写真を撮りながら、のんびり歩く。唯、残念ながら、花のシーズンには少し遅かったようだ。
湿原を過ぎると南暑寒別岳へ登る。
程なく、すると山頂に到着。雨竜沼湿原が眼下に広がる。だが、それより、暑寒別岳への登りがきつそうだ。南暑寒別岳より鞍部に向かってガクンと下りそこから暑寒別岳に向かって登り直す。特に最後の登りがきつそうだ。
下りだして、直ぐに熊笹が深くなっていくのがわかった。歩きにくい感じだ。クマさんとはいきなり鉢合わせしそうな感じだ。
しかも登りなると熊笹が鬱陶しい。しかも斜度もなかなか。はあはあ、ゼイゼイ言って暑寒別岳に到着。
途中で抜かされた方たちが山頂にいたが、暑寒コースから来た方もいた。暑寒コースの様子が知りたくて、お話しさせてもらう。札幌から来た方だった。
自分が縦走コースでしかも暑寒山荘から旧増毛駅へ歩くと言うと驚いて車に乗って行けと言ってもらえる。
ありがたい。
でも、赤線つなぎの立場で、お断りするしかない。理由を説明してお先に失礼する。
暑寒別岳から旧増毛の暑寒山荘は意外にポピュラーなコースらしい。下から次々人が登ってくる。
道は全体に緩やかな感じ。特に後半はダラダラと尾根を下り、山荘に着いた。
山荘で一息つこうとしたが、強烈なあぶ攻撃。休むどころではない。
直ぐに出発したが、あぶがまとわりつく。途中から走り出すが、完全に振り切れない。
どうして、こんなにあぶに好かれるのだろう…。山荘から旧増毛の半分ぐらい過ぎたところに先ほどの札幌の方から声がかかる。増毛駅に向かって歩いてので気になって再び声を掛けてくれたのだろう。
ありがたい…
でも此処は頑張って増毛駅迄歩きたい!
其れにまだあぶがまとわりついていた(涙)
お断りして、頑張って増毛駅に向かった。
でも直ぐに後悔した。じつはこの日は凄く暑かった。
もう、いいんじゃない…
そんな悪魔の囁きが聞こえてくる。でも断ったのだから、後は駅迄歩くしかない(涙)
ところが、そんなにところに天使が降りた。
「何処まで行くのですか?」
当然、答えは駅迄。
「乗って行きませんか?」
もう駄目だった。はいと行ってしまい、車上に人となる。聞けば、増毛の山岳会の方で、歩いているのを見て、ああこれは駅迄歩きかと思ったらしい(笑)
因みの旧増毛駅迄送ってもらわず、近くのセブンイレブンに送ってもらった。降りた時さくらんぼをもらってしまう。
嬉しい。
ところで、セブンイレブンに行ったのはシュワシュワの為(笑)でもコンビニでシュワシュワなんか買っていたので、バスを一本乗り過ごし、旧増毛駅で約2時待ちとなってしまった(涙)。タコザンギなるもののを買って、コンビニで買ったショワショワをのんびり飲みながら、バスを待ち続けた。
コメント
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気が付いたら北海道。
十津川水害で村長ごと移住した新十津川。
今時、車に乗せたくなるような、さくらんぼをあげたくなるような、ジュース代をあげたくなるような中年のおじさんはどんな人なのでしょうか。(笑)
素晴らしい。
borav64mさん、いつもコメントありがとうございます。
新土津川おっしゃるとおりです。
唯、町自体は意外と活気がありました。滝川市へのアクセスバスが一時間に一本あるので一日一本のJRなんて誰も相手にしないのでしょう
ところで、どんなおじさんかと言われても、虻に好かれる単なる中年おっさんです
でも、地方の方は優しい方多いですよね。ありがたいです
momohiro先輩、遅レス失礼します。
これまた先輩らしく、ほぼ駅から駅のロング歩きですね
ただでさえ長い縦走ルートなうえ、初日の25kmは素晴らし過ぎです、なかなか思いつきさえしないと思います
天気にも恵まれ、
アブに好かれたのは大変でしたが、
達成感のある歩きだったことと思います。
最後駅までの神は、先輩の日頃の行いの良さ?
が出たのですよ、きっと
次の天塩岳含め、大縦走完遂お疲れ様でした
コメントありがとうございます
いえ、初日は交通手段がないのとどうせ1日目はアプローチだけだからと思ってのアプローチです。
それに登山靴ではなく、トレランシューズだったので足へのダメージもさほどありませんでした
アブは昨年の白山縦走以来、すっかりお友達になってなってしまった
若い頃はあまり虫に好かれた記憶がないので、非常に困ってます
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