古祖母
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- GPS
- 09:14
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,026m
- 下り
- 1,031m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ガス、雨、と天候にはそっぽ向かれてしまいましたが、
祖母傾山系の稜線散歩は、とっても充実でした。
山の日だ。どこいこか?
隊長とリーダーと私の三人で相談。やっぱり涼しいとこがいいよね。
だったら祖母山系がいいね。混むのもいやだから、古祖母がいいかもね。
そんな会話から、古祖母、障子岳を歩く事とあいなりました。
朝五時に集合して、高千穂方面へと北進。二時間半で尾平越のトンネルに到着。
うーん。誰もいねえ。
混むのもいやだけど、さみしいのもいやだな…。やや複雑な心境で
いざスタートです。
取り付きから稜線までは、植林の中をジグザグにあがっていきます。
ガスで真っ白。湿度もりもり。汗がダラダラ。
スローペースでゆっくりと上がります。
稜線からは景色をみながら進めるとおもいきや、
やはりガスは晴れず。テンションけっこう下がりつつも、
尾平越からは、なだらかな道を会話を楽しみつつ歩きます。
徐々に斜度があがると、会話も途切れがちになり、
荒い息にかわってきます。
後ろから女性二人と男性一人のグループが追い付いてきました。
大分からの皆さんでした。山の日だけに少しは人がいないと、ねえ。
そしてあっというまに我々ヘロヘロ三人は抜かされていくのでした。
岩峰がふえてくると、少しテンションもあがります。
ヨイショヨイショとロープをつかみ、
よしきたハシゴだ。うーん長い。
ファイトファイト、三点確保。と声をかけあい
おっかなびっくりでこえていきます。
分岐を左にとり(右はちょっとばかしスリリングでした。)
合流するともうすぐ山頂。
古祖母の頂を踏み、冷えたアイスコーヒーでしばし休憩。
うーん、甘さが沁みまする。
どうする?まだ行く?戻る?
「行こうや」のリーダーの一声で、
ハエとアブとトンボだらけの山頂を後にします。
ゆるやかに下り、しばらくは楽に歩いていけます。
鞍部を越えると、また傾斜が増えてきます。
前方から三人グループが。さきほどのみなさんとは違う人たちです。
四季見原から歩いてきたとの事。古祖母まで行くそうです。
これでこの山域には9人。やあ山の日らしくなってきた。
展望所の矢印をスルーして(帰りに寄りました)
ずんずんと進んでいくと、ガスの中から障子岳の山頂のシルエットが。
さあ、あとひとふんばり。ターボをかけますよ。
岩をこえて、ロープをつかんで慎重にすすんでいくと
見えた。鹿よけのステンレスの柵だ。
もう大丈夫。ここからは記憶もよみがえります。
黒岳、親父、障子から祖母へと歩いた数年前の記憶だ。
柵をあけられなくて、ずいぶんと苦労した記憶があります。
二つの柵をこえて山頂へ。やた。
先行の三人組がのんびりと休憩中でした。
とはいえ、景色はまったく見えない。
真っ白い世界なのです。
痛! 背中と首筋をアブにやられました。ちくしょうめ。
もうお腹ペコペコです。
餅入りチキンラーメンを掻き込んで、そうそうに退散です。
下山しましょう。安全に。
しばらく下ると、単独の若い男性が登ってきました。
荷物から見てあきらかに縦走装備。
グっと応援のガッツポーズを送り、声をかけます。
九十九越小屋からとの事でした。このペースならたぶん
十五時前には祖母9合目小屋につけるでしょう。
みるからの健脚がたのもしく、うらやましい限りです。
すれ違った後、しばし祖母傾完全縦走について、ヘロヘロ三人組の
体力と実力の検討会をしつつ歩きます。まだまだ鍛えないとだめですね。
ようやくガスが晴れはじめ、祖母の稜線が見えてきました。
天狗岩もくっきりと見えます。
展望所で大休止しつつ、しばし景色を楽しみます。
この景色が見れないままでは、祖母に来た甲斐もないというもの。
十分に体力を回復させて、スタコラサッサと下山です。
この日、水分は二リットルを消費しました。
やはりこの時期の山は、汗を沢山かいてしまうものですね。
疲労が重なり、無口になった三人は、ほうほうのていで
何度もこけながら下ります。
ようやく駐車場が見えた時は、うれしかったなあ。
頭の中は、もう温泉につかっている状態でした。
なにより無事に山を楽しめて、感謝の一言です。
山に、仲間に、ありがとう。
さあ高千穂温泉へレッツゴーだ。
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