甲武信ヶ岳/毛木平から周回(甲武信小屋泊)
- GPS
- 27:58
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:43
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 8:11
2日目:(03:50甲武信山頂往復5:00)-甲武信小屋06:00-06:30甲武信山頂06:40-07:15三宝岩7:35-7:45三宝山-8:40尻岩8:50-10:00武信白岩10:15-10:55大山11:10-11:40十文字峠(カモシカ展望台往復)12:25-14:20毛木平駐車場
天候 | 7/16:晴れ 7/17:晴れ(9時くらいまで快晴) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場にトイレ、東屋あり。登山届けポストはあるが用紙は切れていた。 危険箇所は無い。武信白岩の東峰は進入禁止。大山や武信白岩に鎖場があるがとくに問題となるほどではない。 下山後は増富ラジウム鉱泉へ寄ったが、低温の湯にじっくり浸かる温泉のためか、客の回転が悪く湯船が混んでいた。瑞垣山の登山者が多数立ち寄る模様。 水場は甲武信小屋(1L50円)。十文字小屋。十文字小屋と毛木平の間にありました。 |
写真
感想
元々は3連休は混みそうなので特に予定はしていなかったが、折角なので山頂付近に泊まりで行ける比較的空いていそうな山、というテーマで甲武信ヶ岳を選択(石楠花の時期をずらせば比較的のんびり出来るんじゃないかなー、という理由で決定)
6時に埼玉を出発して9時には登山口を出発・・・のつもりが何故か既に10:30。となりの県なのに遠い・・・。沢沿いの登山道をてくてくと歩いていきます。コースタイムからするとお昼頃に滑滝に到着する予定。そこで昼飯としましょう。
しかし滑滝に到着せず・・・。あれ?おかしいな。さっきのしょぼい段差がひょっとして滑滝だったのか?GPSを見ると地図上の滑滝のを位置も標高も既に通り過ぎています。仕方ないな、適当に広い場所で昼飯に・・・と思っているとようやく滑滝に到着。GPSと標高で130mも違ってました。地図の方が間違っていると思います(昭文社地図及び地形図)。
涼しげな沢沿いにどんどん進んでいくと、いくつもの支流に別れていき千曲川水源に到達します。
その後稜線までは急な登りですが、きちんと道が作られており特に難しくはありません。稜線に出て甲武信方面へ左折して30分ほどで甲武信山頂に出ます。山頂まではほとんど眺望はありませんでしたのでテンション上がります。ややガスが出ていたのと早く小屋へ行かないと、と言うことで小屋へ向かいます。
甲武信小屋で受付を済ませると、地図に300mと書かれた水場へ行って見ます。点とサイトから少し下っていくと・・・しかし着きません(笑)。相当下っていくと荒川の水源の道標に到着。そういえば小屋前の道標には水場、ではなく、水源と表記されていたのが思い起こされます。そういう訳で1日で千曲川と荒川の水源を制覇しました。水はとても冷たく、顔を洗うと気持ちよかったです。しかし小屋まで30分ほど登るハメニなりました。小屋に着くと、晩飯できた、とのこと。小屋到着後の暇つぶし用に持ってきた本3冊は単にトレーニング用のウェイトだったようです・・・。
晩飯はカレーライス。お変わり自由でした。デザートにナタデココヨーグルトが付いていました。晩飯後は小屋の主人の取った映像集を上映。どうも甲武信ヶ岳は6月と8月に花が豊富なようです。7月は・・・ありませんでした。7月は空いていそう、という直感は当たり過ぎだったかもしれません。少し残念です。しかし布団は1人1枚でゆとりの登山です。
さて、日の落ちる前に夕日を見に行きます。山頂まで。今回2回目の山頂です。小屋からは標高差100m、約20分の道のりです。晩飯前に飲んだビール(大変おいしかった)が効いていて息が切れ、頭の血管がドクドクいっています。山頂に付くとさっきは見えなかった富士山が雲海の上にそのシルエットを浮かび上がらせていました。金峰山のあたりに夕日が落ちていきますが、雲の後ろのようです。7時過ぎまで景色を眺めた後、小屋へと戻ります。山頂はまだ明るかったのですが、樹林帯は真っ暗でヘッドランプの明かりを頼りに歩きます。小屋へ戻ると程なく8時となり消灯です。今日は飯以外はひたすら行動という慌しい1日でした。
山小屋ではあまり眠れず、8時から10時までは全く眠れず、その後も11時、12時、2時半と時計を見た記憶があります。
3時50分。特に目覚ましもかけずに起床。物音は気になりませんでしたが既に出発した人も多い模様。窓の外を見ると空が白み始めています。同行の2名を見ると起きる気配はありませんので一人で仕度して出発します。
ヘッドランプの明かりを頼りに山頂へ到着(3回目・・・)。富士山が青く浮き上がっています。大菩薩、金峰山、八ヶ岳等が雲海の上に浮かび上がっています。
甲武信山頂から日の出る東の方向は、樹林がありあまり見晴らしが良くないので別の方向を見ていると、大学生の一団が「日の出来た!」と騒がしくなりました。樹林の切れた箇所から覗いて見ると雲の上に半分出てきた太陽が見えました。富士山も日の出に照らされています。あちらでも御来光を見ている人が沢山居るのでしょう。大学生グループが口々に「日の出ヤバイ!」「富士山ヤバイ!」と言っています。そのヤバイというのは何なんだと注意したくなりますが、言いたい事は解ります。確かにヤバい・・・いやいやそんなにヤバくはない筈だけど微妙に言葉に出来ない感動がある・・・って言うことはヤバいのか?最近の言葉は私にはヤバ過ぎる・・・
小屋に戻って、同行メンバーと朝食を取り、水を汲んだりして6時には出発です。さて、甲武信山頂を通過するコースと、山頂は巻いて三宝山へ向かうコースがありますが、皆さんどちらで行きますかね?山頂経由ですか、そうですか、まあそうでしょうね。自分の疲労度を抜きにすれば私もそちらをお勧めする。
と言う訳で4回目の山頂へ(笑)。物凄く脚が重いです。しかし山頂からの景色はまたしても素晴らしかったです。快晴の青空の中、遠くは御嶽山や北アルプスお槍ヶ岳まで見えます。これはヤバい・・・(私の脚も駄目な意味でヤバい・・・)。
三宝山の手前には左に折れる道があり、三宝岩へと登れます。こちらも素晴らしい眺望。三宝山山頂は樹林の中で眺望はなし。
十文字峠までは、基本的に樹林帯の稜線を行くので眺望はありませんが、武信白岩や大山の頂上では良い眺望が得られます。振り返ると、緑で大きくてゆったりとした三宝山が目を引きます。深田久弥も甲武信ヶ岳よりも三宝山の方が山容が良く標高も高いと言っています。・・・では何故甲武信の方が百名山になったのか?。それは信州・武州・甲州の境に位置する地理的に重要な山だから、と言うわけではなく、名前がヤバい(格好良かった)から、との事・・・
武信白岩や大山は山頂が岩稜になっていて、多少鎖場や梯子となっています。高度感はありませんが慎重に。大山の山頂にはシャクナゲが少し残っていました。
十文字峠に到着。小屋でジュースを買いました。小屋の女主人は客と話し込んでいました。話し好きの人のようです。
十文字峠からはカモシカ展望台、と言うところへ行けるようですのでザックを降ろして行ってみます。距離は500mとのこと。・・・思うに山の中で500mと言われたら、通常の感覚的には2倍くらいにして1km先位の感じでしょうか?かなり疲れましたが展望は良かったです。途中はシャクナゲの木だらけになっていて、さぞかし花の季節は凄いのではないでしょうか。そのうち再訪してみたいです。
十文字峠からは樹林の中を下って2時間足らずで毛木平駐車場へ到着。
増富ラジウム鉱泉に寄って帰りました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する