鴨沢→雲取山→飛龍山→丹波
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- GPS
- 10:05
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,945m
- 下り
- 1,857m
コースタイム
天候 | 晴れのち少し曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
復路:丹波バス停から鴨沢バス停までバスで移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴨沢の駐車場は8時にもかかわらず1台だけスペースあり。奇跡的ですね、ただ今日はこんないい天気にもかかわらず登山者は少なく、静かな山行を楽しめました。 鴨沢〜雲取までの登山道は若干ぬかるみがあるもののまったく問題なしでした。気温もこの時期にしては低めで樹林帯の新鮮な空気を吸いながらの山歩きは最高です。 雲取〜飛龍山までの稜線もよく整備されており、前回撮れなかった山道の写真も今回はしっかり撮ってきました。 飛龍山への最終アプローチは昭文社の地図で破線になっている道を利用しました。主脈縦走路の山道脇に小さな標示(小さいため注意していないと見落とす可能性あり)がありそこから少し細めの山道を急登します。 ただこの道は破線でも踏跡はしっかりありますし、リボンによる目印が要所にありますので十分安心して登れます。むしろ権現からの登り(今回は下り)道の方が険しく、細い為危険箇所は多いと思います。 飛龍権現から前飛龍、熊倉山、サオラ峠までは少々荒れた箇所もありますが、所々にリボンや一部迷い安いところにロープで誘導しているので、道迷いはないかと思います。ただ、結構作業道などもありますので注意してしっかり山道を確かめながら行く必要はあります。また、ナイトハイクになるとまた難易度は一気に高まると感じました。なお、今日は登山者が少ない上に時間が遅かったせいもあって雲取から先丹波バス停近くまではまったく人に会えませんでした。人には会えないのに蛇には3回もご対面(時期的なものでしょうか?)、藪の向こうになにやら獣がうごめく音。。。夕方近くは危険がいっぱいですので早い時間の行動が必要だと改めて思いました。 |
写真
右に伸びている山並はそうすると、大菩薩嶺という事になりますかね、自信ないですが...(^^ゞ
(ブナ坂から奥多摩小屋までの稜線沿いで撮影)
昭文社の山と高原地図で破線ルート指定ですが。ここから少し急登にはなりますが、踏跡もしっかりあり、リボンもありますので思ったよりも明瞭で、山道の状態も良いです。
ちなみにここから南方面へ下りますが、こちらのほうが登ってきた道よりも険しく長く、危険箇所もたくさんあります。山道はリボンのおかげで明瞭ですので道迷いはないと思います。
この時既に18:05で先ほどのあと10分の標識から12分ほど経っています。
やはり、登山は余裕のある計画が必要ですね。反省!
ちなみにこのバス停の手前20mくらいのところにに滾々と大量の水が湧き出ている水場があり、とても冷たくて美味しかったです。水浴びできそうなくらいの水量でしたよ。。。
「20分発ですのでしばらくお待ち下さい。」という運転手さんのアナウンスに思わず「はい!」と答えてしまいました(^^ゞ
感想
今回は、先日衝動買いした靴のインソールの履き具合とダブルストックの試運転のため、少し長距離を計画。その割には朝の出発が遅すぎたため、結局鴨沢の駐車場に着いたが8時でした。にもかかわらず何と駐車スペースが1台空いているじゃないですが!?すかさず駐車させてもらい、準備体操もそこそこに8:05出発。当初小袖乗越の駐車スペースに停めるなら、雲取ピストンにしようと思っていましたが、鴨沢のPに停められたならと欲が出てて着ました。。。で、まぁ時間見合いだなとは思いながら飛龍山までいって前回撮れなかった写真を撮って、そのまま天平尾根を下って親川バス停から鴨沢まで歩くという今から思えば無謀な計画で登り始めました。雲取山頂で既に12時を超えてましたので、急いで昼食をしてすぐに奥秩父縦走路に出ました。北天のタルまですごく長く感じました。飛龍山到着が15時を過ぎてましたので、この時点で天平尾根から親川に降りると途中日没は避けられない事が判明。初めてのルートでしかも地図には廃屋付近で「迷」マークがある事から、ナイトハイクを慣行するのは危険と判断。急遽エスケープルートとして想定していたサオラ峠から丹波に降りるルートに変更しました。ただこちらもバスの最終が18:20なので、それまでに下山できなければ丹波から鴨沢まで車道を歩くことになり、なかなか厄介だなと思っていました。ともかくサオラ峠に何時に到着できるかが勝負だと思い、慎重の上にも迅速に下山し、なんとかサオラ峠に目標の17時までに到着できました。ここからの下山道は比較的整備されダブルストックの効果もあり滑るように降りる事ができたので、思った以上に時間を稼ぐ事が出来ました。それでも結局バス停に着いたのは出発時刻の10分前で、まぁぎりぎりと行ったところですよね(^^ゞ
今回は異常なほど登山者が少なく、雲取から丹波の里まではまったく人と出会えませんでした。その代わりといっては何ですが、藪の向こうに獣が動く音を聞いたり、蛇が山道を横切ったり、鳥が急降下してすぐ横をかすめたり、ドキっとする事が多く、とても不安でした。山はそもそもそこに住む動物の物であり、人間がたくさん入山している間は息を潜めていますが、いなくなるとまったく違った本来の環境になっていく事を感じました。
その意味でも山行計画はもっと余裕を持った計画にする必要がある事を改めて感じた山行となり、とても貴重な体験となりました。
なお、ダブルストックの効果は絶大で、膝を含む足全体の負担は大きく軽減された気がします。ただ、気付いたのはストックを突くタイミングに気をとられ過ぎると体のバランスが崩れるので、基本はストックなしのときと同じように重心を重力にあわせ、フラットフッティングを心がけながら補助的に自然にストックを前に繰り出す方が良いようです。
また、インソールですが、効果はあまりはっきり分かりませんでしたが、足の骨が徐々に矯正されていく感じはありました。ただ土踏まずや踵部分はかなりサポートされ、疲労軽減にはなっている感じでした。(詳しくは日記レビュー予定)
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