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記録ID: 123567
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無雪期ピークハント/縦走
近畿

三室山北東(C.1110m)〜赤西の頭〜波佐利山 天空回廊と峠道の宍粟市境界を歩く 第31回 (兵庫県宍粟市)

2011年07月23日(土) [日帰り]
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yamaya その他5人
GPS
08:10
距離
12.2km
登り
1,142m
下り
633m

コースタイム

8:20赤西河原キャンプ場⇒ 11:40開始点12:10⇒ 13:00赤西の頭⇒ 15:20波佐利山15:40⇒ 16:30音水林道終点

■市境間 歩行距離  4.7Km ・所要時間 3時間10分 ・総上昇量 402m
◆全行程 歩行距離 11.5Km ・所要時間 8時間10分 ・総上昇量 930m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
➊乗用車
 ・R29の波賀町原から、赤西川に沿って赤西林道を上がり、河原キャンプ場を目指す。(現在この先は、林道の法面土砂崩れで通行止め)
・帰路車は波賀町原の音水林道最奥広場に車をデポ。
★登山口駐車場
 ・赤西河原キャンプ場の通行止めゲート前の路肩に車を置き、入山。
コース状況/
危険箇所等
【索引】
 ・宍粟市境界の三室山北東(C.1110m)〜赤西の頭(あかさいのかしら)〜波佐利山(はさりやま)『天空回廊と交流の峠道』(第31回)を歩く。

【コース状況】
8:20【赤西河原キャンプ場】
 河原キャンプ場から渓谷の清流をお供に、緩やかな勾配の赤西林道を延々と辿る。
8:50【土砂崩れ現場】
 林道法面の土砂崩れ現場を急いで通過。
9:45【作業道分岐】
 源流道標のある橋を渡り、少し先の荒れた作業道の分岐を左に入る。
10:40【二俣取付】
 崩壊の激しい作業道を詰めると、沢の二俣に出る。
 真ん中の小尾根に取付き、少し籔っぽい尾根を外さないように方向を定め、獣道を追いながら急登に耐える。
11:40【開始点:c.1110m】
 秘境の主尾根に乗り、いとも簡単に前回のテープ地点(開始点)に着く。
大展望の広場に座り込み弁当を広げると、灌木の日陰に涼しい風が吹き抜けて大汗もすぐに引く。
簡単に尾根に着いたので、みんなの顔にも余裕が感じられる。
12:10【踏査開始】
 休憩を終え、枯れたネマガリタケをポキポキと手折りながら、赤西の頭に向かって尾根を辿る。
 幹の大きな割れ目に小型の黒いハチが飛び交って巣を作っていたが、巣の周囲に熊の爪跡が残り、思わずあたりを見渡す。
13:00【赤西の頭】
 獣道を追って枯れた笹を分け、尾根を登り切ると「赤西の頭」に着く。
 山頂の小広場には国有林標石と分水嶺踏査のプレートが残されていた。
14:10【1047mの乢】
 展望の良い境界尾根を気ままに辿り、1047mの乢に降りる。
 少し登り返すと「山上池」があったが、ケモノが泥浴びをした形跡は無かった。
15:00【ルート変化点〜峠】
 籔漕ぎもほとんどなく、ルートの変化点に着く。
 方向を変えて東の尾根を下ると、峠のような場所に出た。
 南に峠道の跡が残っているようだ。
15:20【波佐利山:終了点】
 尾根の切り開きを進み、終了点の宍粟50名山「波佐利山」に到着すると、山名標柱と三等三角点が埋まる。
15:40【下山開始】
 一息入れて、下山は一般道を下る。
16:20【管理路終点広場】
 音水林道の管理路終点広場に降りてデポ車に乗り込み、今回の踏査を無事に終える。

【トイレ・水場】
 ・道の駅「はが」が利用できます。
 ・赤西渓谷沿いの施設にトイレがあります。

【近隣観光スポット】
 ・旧トロッコ道の赤西林道(赤西風景林・国有林レクレーションの森)
 ・原不動滝・原観光リンゴ園
 ・音水渓谷(明神滝)・音水湖(引原ダム)

【温泉施設】
 ・波賀不動公園「楓香荘」天然温泉¥600

山行詳細図(クリック毎に拡大)
山行詳細図(クリック毎に拡大)
踏査進捗図
赤西林道の河原キャンプ地近くに車を置き、藪支度を整えて出発。
2011年07月23日 08:22撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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赤西林道の河原キャンプ地近くに車を置き、藪支度を整えて出発。
赤西林道の「営林研修所跡」
2011年07月23日 09:15撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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赤西林道の「営林研修所跡」
研修所の五衛門風呂と貯水漕跡
2011年07月23日 09:24撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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研修所の五衛門風呂と貯水漕跡
赤西林道奥の作業道分岐
2011年07月23日 09:49撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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赤西林道奥の作業道分岐
崩壊した作業道を辿る
2011年07月23日 10:17撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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崩壊した作業道を辿る
沢の二俣から小尾根に取り付く
2011年07月23日 20:36撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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沢の二俣から小尾根に取り付く
前回テーピングした「市境界踏査の開始点」に到着。
2011年07月23日 11:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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前回テーピングした「市境界踏査の開始点」に到着。
これから向かう「赤西の頭」が見えています。
2011年07月23日 11:56撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 11:56
これから向かう「赤西の頭」が見えています。
振り返ると、前回周回してきた「三室山」が見える。
2011年07月23日 12:13撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 12:13
振り返ると、前回周回してきた「三室山」が見える。
枯れたネマガリタケを分けて境界尾根を進みます。
2011年07月23日 12:23撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 12:23
枯れたネマガリタケを分けて境界尾根を進みます。
夏椿が、まだ咲いていました。
2011年07月23日 12:25撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 12:25
夏椿が、まだ咲いていました。
大木の幹にハチが巣を作っていた。
2011年07月23日 12:27撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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大木の幹にハチが巣を作っていた。
ブナやミズナラの美しい林を抜ける
2011年07月23日 12:36撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 12:36
ブナやミズナラの美しい林を抜ける
カエデの大木
2011年07月24日 09:06撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/24 9:06
カエデの大木
「赤西の頭」の国有林標石
2011年07月23日 13:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 13:01
「赤西の頭」の国有林標石
枯れたササ藪を分けて進みます。
2011年07月23日 13:16撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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枯れたササ藪を分けて進みます。
中央右の「波佐利山」に向かって、県境尾根を辿る
2011年07月23日 13:31撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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中央右の「波佐利山」に向かって、県境尾根を辿る
「1047m」の乢を上がると、ヌタ場の「山上池」がありました。
2011年07月23日 14:15撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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「1047m」の乢を上がると、ヌタ場の「山上池」がありました。
やがて勢いの無い緑の笹が現れる。
2011年07月23日 14:23撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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やがて勢いの無い緑の笹が現れる。
境界の90度変化点にも国有林標石がありました。
2011年07月23日 15:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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境界の90度変化点にも国有林標石がありました。
峠の痕跡
2011年07月23日 15:16撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 15:16
峠の痕跡
今回の踏査終了点の「波佐利山」三等三角点峰
2011年07月23日 15:24撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 15:24
今回の踏査終了点の「波佐利山」三等三角点峰
波佐利山の山頂からハイキングコースを下る。
2011年07月23日 15:45撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 15:45
波佐利山の山頂からハイキングコースを下る。
尾根の下山分岐から急な山腹を降りる。
2011年07月23日 16:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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尾根の下山分岐から急な山腹を降りる。
管理路の終点広場に降りて、デポ車に乗り込む。
2011年07月23日 16:30撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/23 16:30
管理路の終点広場に降りて、デポ車に乗り込む。
波佐利山登山口の終点広場
2011年07月23日 16:31撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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波佐利山登山口の終点広場
撮影機器:

感想

【感想・コメント】
 ・今回も激しい籔漕ぎ山行を覚悟していましたが、県境尾根のネマガリタケがほぼ全滅し、見晴らしの良い自由気ままな秘境の尾根歩きが満喫できました。
 ・藪に精通した方々には、赤西林道奥から「赤西の頭」〜「波佐利山」の秘境地巡りをお勧めします。

【見所】
 ・渓谷の清流・美林
 ・「赤西の頭」の美しい山容
 ・境界尾根からの大展望や、草原のようなシダの原。
 ・山中の巨木・ハチの巣

【ルートの特徴】
 〃銘美を満喫しながら林道を取付まで2時間半ほど延々と歩きます。
  作業道は崩壊して、滑落の危険個所もあります。
  前回、沢に積もった土砂を踏み抜き、危うく生き埋めになるところでした。
 沢の二俣中央の尾根を登りますが、藪は僅かです。
 3始点からの県境尾根は、ネマガリ竹が枯れて、藪も少なく快適に歩くことができます。
 そ了点からの下山は、一般登山道を降りますが、杉林では間伐作業中で足元が悪いのでテープ目印を忠実に追いました。

【植生・動物】
 ・熊や鹿の多い山域なので、鳴り物は必携です。

【山名:波佐利山】
 ・点名:波左利

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