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記録ID: 123765
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ハイキング
奥秩父

雪の天武将尾根から両神山 花粉の嵐、強風、凍結

2011年03月26日(土) [日帰り]
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GPS
09:06
距離
11.9km
登り
1,353m
下り
1,360m

コースタイム

2011年3月26日 日向大谷 八日見林道(7:06)→奈良尾峠からの合流(7:43)→天理岳(9:22)→前東岳(12:510→両神山頂(13:15)→清滝(2:26)→日向大谷(3:36)→八日見林道(4:15)
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回の装備、ピッケルも持っていてよかった。じじいにはハードすぎるコースだった。
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今回の装備、ピッケルも持っていてよかった。じじいにはハードすぎるコースだった。
天理尾根に続く手前の尾根も狭い
天理尾根に続く手前の尾根も狭い
天理尾根
ちょっとした岩の上から展望のある所があり、新緑や紅葉のときには誠に気持ちいい場所。武甲山の方向が煙っているのは、ほとんど花粉、夜明けから吹き始めた風で黄色い粉が舞い上がる。運転中も花粉がワイパーで振り払えるほどのピークだった。
ちょっとした岩の上から展望のある所があり、新緑や紅葉のときには誠に気持ちいい場所。武甲山の方向が煙っているのは、ほとんど花粉、夜明けから吹き始めた風で黄色い粉が舞い上がる。運転中も花粉がワイパーで振り払えるほどのピークだった。
天理岳直下にある唯一の鎖場
天理岳直下にある唯一の鎖場
天理岳山頂 祠が祀られている。この先にも祠らがあり、足下は切れ落ちていて注意が必要になるが、両神山の展望はそちらの方がある。
天理岳山頂 祠が祀られている。この先にも祠らがあり、足下は切れ落ちていて注意が必要になるが、両神山の展望はそちらの方がある。
地図上の距離とすると1/2だが、ここからが核心部。赤い線に示した所が天理尾根の辿るルート。時間的にはまだ2/3が残っていると考えた方がよい。天理岳からわかりにくいルートを辿りながら下り、このルートに入る。
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地図上の距離とすると1/2だが、ここからが核心部。赤い線に示した所が天理尾根の辿るルート。時間的にはまだ2/3が残っていると考えた方がよい。天理岳からわかりにくいルートを辿りながら下り、このルートに入る。
この雪の下には固い氷が隠されていた。お守り代わりに持ってきたピッケルがなければ越えられない場所が何カ所かあった。ここより手前積雪がなくても「金縮み」(女性にはわからないだろうが、怖い場所では、金が縮むんですよ)な場所が一カ所、そこは通過するまで写真を撮る余裕がなかった。
この雪の下には固い氷が隠されていた。お守り代わりに持ってきたピッケルがなければ越えられない場所が何カ所かあった。ここより手前積雪がなくても「金縮み」(女性にはわからないだろうが、怖い場所では、金が縮むんですよ)な場所が一カ所、そこは通過するまで写真を撮る余裕がなかった。
大キギ、小キギと呼ばれるトンガリ岩も間近に迫る。この岩場に動く姿、多分オオタカだろうと思う。彼ら食物連鎖の最上級が住む豊かな場所は、いつまでもこのままであってほしい。
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大キギ、小キギと呼ばれるトンガリ岩も間近に迫る。この岩場に動く姿、多分オオタカだろうと思う。彼ら食物連鎖の最上級が住む豊かな場所は、いつまでもこのままであってほしい。
山頂直下の鎖場。2カ所付いているが、股下まで雪があり、中央上わずかに見える鎖も凍り付いていて引きずり出せず、意外に時間がかかってしまった。
山頂直下の鎖場。2カ所付いているが、股下まで雪があり、中央上わずかに見える鎖も凍り付いていて引きずり出せず、意外に時間がかかってしまった。
山頂横の岩場から八丁尾根方向。前回こちらを歩き、東岳まで来るのがやっとだったが、今回も厳しかった。
山頂横の岩場から八丁尾根方向。前回こちらを歩き、東岳まで来るのがやっとだったが、今回も厳しかった。
両神山頂
山頂からはトレースもあり、積雪も多い所で20cmくらいなので特に問題はないだろうが、しばらくの間は簡易アイゼンくらいは持って行った方がいいですよという情報は記しておこう。清滝小屋からしばらく下るともう雪はほとんどない。アイゼンを外して軽快に歩いていると、かわいいカモシカ。どう見てもまだお母さんと一緒の大きさ。カメラを構えながら近づいても逃げようともしない。「お母さんはどうしたの?」と声をかけるとやっと斜面を駆け下りて行った。
山頂からはトレースもあり、積雪も多い所で20cmくらいなので特に問題はないだろうが、しばらくの間は簡易アイゼンくらいは持って行った方がいいですよという情報は記しておこう。清滝小屋からしばらく下るともう雪はほとんどない。アイゼンを外して軽快に歩いていると、かわいいカモシカ。どう見てもまだお母さんと一緒の大きさ。カメラを構えながら近づいても逃げようともしない。「お母さんはどうしたの?」と声をかけるとやっと斜面を駆け下りて行った。

感想

先月2月12日、この峰の右側から一番左切れてしまったが東岳まで、雪の中を難儀して歩いたのに、もっとハードなコースに来てしまった。
日向大谷の駐車場の1.2kmほど手前、納宮に抜ける工事中の林道の入口になんの注意書きもなかったので入ってみると、かつての表参道に行き当たった。納宮から奈良尾峠を越えて日向大谷に入り、今の一般的な登山道に入るのが、両神山への表参道だった。今は歩く人も数えるくらいなのだと思う。一昨年納宮から天理岳まで登ったとき、確かに途中を遮る林道があり、それがこんなに日向大谷側だったと気づかなかった。帰りのことも考えず、ここに車を置くと天理尾根に向かって歩き始めた。
「展望の開けた尾根筋の気持ちよい歩き」なんていう場所は、天理尾根にはほとんどない。木々があるから緊張感も薄らぐが、瘠せた尾根、両側の切れた岩場も何カ所かあり、緊張感を持って慎重に歩くので時間を稼ぐわけにもいかない。
ちょっとした岩の上から展望のある所があり、新緑や紅葉のときには誠に気持ちいい場所。武甲山の方向が煙っているのは、ほとんど花粉、夜明けから吹き始めた風で黄色い粉が舞い上がる。運転中も花粉がワイパーで振り払えるほどのピークだった。
雪がなくても、岩場や薮漕ぎの能力、ルートファインディングできる能力が求められるルート。特にトラバースなのか岩場の稜線伝いがよいのか迷う所はたくさんある。

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